長女が、家を出た。
今年24になる歳なんだから、一人暮らししたくなって、親元を離れるなんて当たり前なのだが、決めてから出ていくまでが急過ぎて、私が面食らう。
あっという間に住む場所を探して、荷物も少なく、まるでふらっと旅に出かけるように、
「また来るね」と。
いちど、家を出てしまったら、なかなか実家には帰ってこないことは、一足早く家を出た次女の時に思い知った。
そうなんだよなぁ。
極端に言えば、もう二度と一緒に暮らすことはないのです。。
それもわかっていたから、意外にも2人の不在は大きく、私の中にぽっかりと穴が開いたのです。
なので、いなくなってすぐは、何か手持ち無沙汰な感じ。
朝、仕事に出かけたら、帰ってくるのは夜遅くだし、居なくなってもあまり毎日は変わらないと思っていたが、
毎日じゃなくても暮らしていればやっぱり、
おかえりって言ったり、
たわいもない話をしたりするわけで、
それが忽然と消えて、 しばし、途方にくれた10月だった。
今は、少し慣れた。
(それもまた悲しい。けど、人って順応するよね、、)
次女が18歳の時に家を出たときに、
私は子育ては半分終わったと思って悲しかった。
けれど、それにもちゃんと慣れたし
長女と三女、どちらかがまた家を出ても
そんなに寂しくはならないんだろうと思っていたけど、そんなことなくて、ほらね、
やっぱり寂しいんじゃんか、
と、時々ふと思ってしまって、
そんな自分を持て余してる11月だ。