一点を突く
知的財産権がらみの「知的創造物」を最先端に置く。
最後尾は受託ビジネスの構成。
全体は3階建て。
まさに槍のように突き出た先端と安定収入を持つ最後尾のビジネス形態を持つこと、がSOHO・個人事業家にはふさわしい。
先端から最後尾まで、最小経営資源で、ベクトルを合わせ、一点に向かうのが最も強く、深く掘れるからだ。
そのような構造をどのように組み立てるかのアイディアを他人から与えられることはない。
まさに自分で作り出すことが求められる。
これに至るには気の遠くなるような「努力」と「忍耐」を求められることはすでに述べたとおりで、一足飛びにそこにはいきつけないのが現実である。
こんな困難なことを行う人は1,000人に3人くらいだろう。
まさにセンミツの世界だが、これらのチャレンジャーが順次出てこないことには面白くはならない。
郊外都市から新しいビジネスを生むとはこういうことで、センミツの世界にどれだけ挑戦する人が出るか確率の問題になる。
それもメトロポリタン東京とは違うパラダイムで。
この時必要なのは
・ 挑戦する本人の事業計画とその心構え
・ 挑戦への理解者と仲間の存在
・ 土台を支える支援、心理的応援者の存在
の3段構えが必要で、そういう環境のところから必ず出てくる。
次の10年、頭一つ抜け出すのはそういうところだ。
もっとも、いずれこういう人が出てくるだろう、と10年ほど前にある学会で言ったら
「SOHOには無理だろう!」
と某私立大学の教授に面と向かって言われた。
常識からいえばもっともな意見ではあるが、いまひとつ踏み込んで考えてほしい思ったことも確かである。
未来ビジネスの経営資源とは何か。
これを本気で考えれば、その答えにはならないからだ。
ともかく一点を突く体制を整えた人の存在がキーである。
もっとも可能性が小さな確率レベルの段階に入ったので、結果が出るにはあと10年必要だと読んでいる。
そのころにはSOHO CITY みたかも「オールド」から「ビンテージ」になり輝きを増しているだろう。
やるべきことはやってきた。
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