河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-769

2022年03月11日 | Weblog

どうすりゃいいのさ、この私

つまり、まとめると起業してから経営の最大注意点は収益が上がらない、つまり売上げ不振である。
これをどうすればいいのですか、と聞いても満足な返事は得られないと思う。
なぜならこの点こそ社長が考え実行しなければならない最大のポイントだからだ。

相談しても、本を読んでも、断片的なアイディアと情報は得られる。
しかし経営を総合してどうするか、未来への物語は社長が描き出さなければならない。

これが事業における本当のクリエイティビティビティで、日本語で言えば経営デザインの本質である。

そこで上の図に示したのが、SOHO身の丈事業家の収入モデル図だ。

・グラフ左の緑の年収は100万円で低いが、副業を本業が補うので合計では満足収入である。
・その右の”赤の点線”で囲った2-300万円の収入が伸び悩み、こんなはずではなかったと嘆く人。
 「一番避けるべきポジショニング」で、どうすればよいかわからないパターン。
・それから右側以降の橙色~赤のグラフはそれぞれの収入である。

”赤の点線”の伸び悩み組がどの程度いるのかわからない。
しかし体感では3-4割の個人事業者があてはまるのではないか。
自転車操業=収入はすべてハンド トゥ マウス。

こうして起業して初めて顧客のありがたさを知るのは悪いことではない。
一番ダメなのは解決への手が打てなくなる事である。
未来のことは誰にもわからないが、未来の仮説を描くことなら誰にでもできる。

その仮説を社長が全身全霊を込めて文字と数字に表わしたものが事業計画書である。
「おまえ、よーく考えろよ」
という意味は、きちんとこの数字を組み立てろよ、実行せよということだ。

だから事業計画書が書けなければ社長ではない。
だから「どうすりゃいいのさ、この私」と嘆く前に精一杯努力して書くことだ。