日々の出来事を写真と共に

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エネルギー救世主が未来を変える??

2012-11-19 | 時の話題
【2012.11.19】
シェールガス革命

・先日の投資セミナーの話題で、シェールガス革命に湧く”米国”のことが取り上げられていました。
日本に比べて元々エネルギーコストの安い米国ですが、現状は電気で3分の1、エネルギー全体での比較では6分の1のコスト差であるとか。こんなんじゃ何かと勝てないですよねー

・シェールガスの現状と将来的な見通しについて論じた本が出版されています。ちなみにシェールガスの定義は、地下にある頁岩(けつがん=シェール)の間に滞留しているメタン含有90%以上の天然ガスのことを言うようです。

【シェールガス革命とは何か】
<伊原賢著><東洋経済新報社><2012年7月31日発行>



・シェールガスの存在は古くから知られていたようですが、採掘コストの関係で実用になっていなかったのが、2000年代に入り新たな技術の開発によりコストに見合う採掘が可能になったようです。

・可採埋蔵量が多く、埋蔵が確認されている地域も北米~南米~アフリカ~アジア(主に中国)と、地域的な偏りなく世界各地に散在しているので、石油のような供給リスクが少ない。
じゃあ日本はと言うと、今のところ埋蔵は期待出来ないとのこと。資源小国の日本、とことんついていません。神様は本当に不公平です。
領土問題のない小笠原諸島辺りの海底から出てこないもんでしょうかねー。

・環境に与える影響では、単位熱量あたりのCO2排出量が、石油に比べ68%位と低い。
その一方で発熱量は13,043kcal/kgと、石油の10,611kcal/kgや、石炭の6,139kcal/kgに比べて高カロリーを得ることができる。

・米国では自国で産出するのでコスト面で圧倒的に有利であり、普及が加速しているようです。2008年にはシェールガスを含む非在来型天然ガスが全体の50%を超え、天然ガス総量でロシアを上回り世界一に。

・今後は日本のエネルギー政策にも大きな影響を与えると思いますが、日本にシェールガスが輸入出来るのは早くて2017年以降と言われています。
全面的に輸入に頼るので、ここでもコストが重くのしかかります。うまくいけば発電への利用、車の燃料としての置き換えも進むかもしれません。

・著者の伊原賢氏が書かれた報告書<シェールガス革命で進む米国の自動車燃料のガスシフト- 日本へも普及するのか ->を目にしました。

・この本ですが、”シェールガス”について専門外の方が読んでも、理解し易い著書でした。

ところでマイルチャンピョンシップ>2年振りの武豊の勝利でしたが、でしたか?

では又

I.O


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