日々の出来事を写真と共に

身近に起こる出来事、感想を写真と共に綴ります・・・

全ての人に…

2022-08-10 | 読書
【2022.08.10(wed)】        
それぞれの青春がある。

・著名な歌人である、永田和宏氏が綴られた手記です。

・2010年に亡くなられた妻・裕子さんとの出会いから結婚されるまでの道のりを、
二人が交わした手紙、裕子さんの日記、加えてそれぞれが詠まれた歌を軸として描かれた作品。

・始めの数章には裕子さんと出会う前の永田氏の生い立ちが綴られており、他では知る機会が無く新鮮な気持ちで読んだ。 
それは裕子さんが家族に言い残した「お父さんはさびしい人なのだから」の言葉に繋がっている。




・それぞれが結婚を決めた以降に自死を試みていたことまで明かされている。
青春の時を振り返ると、こんな危うい側面があるだろうと多くの人が共感するのではないだろうか。 

・序文の中に “「何ゆゑにここまで書くか」は、稿を進めつつ往々にしてとらわれた思いであったが、河野の日記や手紙をそのまま出す以上、少しでも脚色があってはならないし、伏せる部分があってはならないと、それは河野への責任の取り方でもあると思ってきた” と記されている。

・感情をむきだしにしてひたむきに綴られた文章は強く心を捉える。
日記や手紙といった私的な文書を公開して、包み隠さず真摯に語られたことにとても驚いた。 

・著されている他の関連書籍(参考)
「歌に私は泣くだらう ~妻・河野裕子 闘病の十年~」
「家族の歌 河野裕子の死を見つめて」

TVドラマ化もされている。
歌人に理系の方が多いのに納得しました。

I.O.
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久方振りの…

2022-08-01 | イベント
【2022.08.01(mon)】        
新作が公開された。

・鳥取市福部町湯山の<砂の美術館>で約2年振りの新作となる第14期の展示<砂で世界旅行・エジプト編>がスタート。 
今年はエジプトの独立100年と、ツタンカーメンの墓が発掘されてから100年の節目の年になることからテーマをエジプトに選定されたようだ。

【会期:2022.7.30(sat)~-2024.1.3(wed) 20231.10~2月末はメンテナンス休館】
以下は展示作品の一部 

<ルクソール神殿>

<アブ・シンベル大神殿>

・凝固剤を使用せず、砂と水だけが使用されている。

<カイロのバザールの風景>

<ナイル川>

<カディシュの戦い>

<ツタンカーメン王の発掘>

<アクエンアテン王とその家族>

<イスラムの時代>

<クレオパトラ~アブ・シンベル大神殿>
14期全てに参加されているレオナルド・ウゴリニ氏は正面奥の<ギザのピラミッドと大スフィンクス>を制作されていた。

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・今回は世界11ヵ国から女性7名を含む20名のSAND SCULPTORSが参加し制作をされたそう。

・一年以上の長い期間に渡って展示されるが、その後は新しい制作にかかる為に崩されることに…。 
毎回とても勿体なく感じています。

I.O.
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