いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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misogamistへの道

2009年05月25日 17時30分53秒 | 俺のそれ
あまりに深刻な感じで書いているので、笑えた。記者氏の個人的実感がこもりすぎているのも、仕事を忘れているのではないかと思わせるが、いかがだろうか。

ブーケトスは人権侵害だAERA - Yahooニュース


冗談はさておき、世の「適齢期越え」女性たちの恨み節が少し判ったように思う。一方では、結婚できない男性が大勢いるのに、どうしてこうもうまく行かないのかな、と思ったりもする。こう言っては失礼だが、双方で「余った者同士」という中からカップルでも作ってみればいいのにね、なんていい加減なことを考えてしまう。結婚しない、したくない、できない、のにはきっと理由があるからで、安易に「余りの中でくっつけ」とか言われたら、もっとご立腹になってしまうよね。ごめん、ごめん、別に女性を責めてるわけじゃありませんから。


記事を読んで思ったことは、友人の結婚は祝福したい、でも、ブーケは許せない、ということの裏側にある心理というか気持ちを推測してみた。

自分が結婚したいと心の中では願っているのに、

・自分ができず友人ができたことのギャップに苦しむ
・(適齢期過ぎて)結婚できてない自分への罪悪感や後ろめたさのような感情
・ブーケはそれらの象徴のようなもの

というようなことでは。
例えば、少年サッカーのチームで、試合に出る選手全員が「新しいシューズ」を持っているのに、自分だけ持ってない時の少年の抱く後ろめたさのような複雑な心境のようなものかな。「シューズ」自体にはそんなに意味はないし、それそのものへの悪感情やこだわりもないのに、何故か「新しいシューズ」が小憎らしくなり嫌悪感を抱くというようなこと。

なので、ブーケは結婚の象徴であり、「次は(いよいよ)自分」というような強迫観をもたらすようなものなのでは。しかも、結婚式の新婦というのは、これまでの人生でほぼ絶頂にいることが多い(調べてないけど、普通はそういう気分なのでは?)ので、片や有頂天の人、片や「未だ『ラブの芽』さえも芽生えてない肩身の狭い人」ということになってしまい、余計に自分の「悲惨さ」や「不幸せ度」が大幅にアップ(こういうのは、あくまで相対的な評価であることが多いと思うので)して、「式にも出たくないわ」といった気分にさせることになるのでは。

これが、非常にゴールイン確率の高い彼氏を有する女性の場合であると、ブーケをキャッチした瞬間に「やっぱりね、次は私の番だわ!」と、これまた「幸せ満載山車」到来の予感があるので、「オーホッホッホ」と白鳥麗子笑い(喪黒さんじゃないよ)が出そうになるだろう。ブーケをキャッチしたことで、ある種の勝ち誇り感が訪れることになるんじゃないだろうか、と。何かのスポーツとか競技とかに勝利した自分、みたいなもんかな。そうすると、彼氏がいる女性たちにとっては、ブーケは嫌悪すべき象徴ということにはならないだろう。やはり、「誰もお相手のいない女性」にとって、辛く苦しいものなのだということかな。「めばえ」くらいあれば、まだ許せるのかもしれないけれどね。



心底結婚を拒否したい人は少ないだろうと思うので、厳密に言えば「Misogamist」というのは正しくないかもしれない。けれど、年齢が上がってゆくに従い、結婚式に出る時に感じる後ろめたさや肩身の狭さがアップしてゆくので(これもある臨界点を超えると一切感じなくなるかもしれない―そうだな、閉経した後くらい?の年齢だろうか…)、「ブーケ?ハア?人権蹂躙とちゃう?」とかになっていきそう(笑)。

ブーケ憎い、ブーケトス反対、ブーケ点呼すんな、ブーケヒモ引き反対(ヒモなんか引かせるなボケ)、みたいな、複雑な感情や腹黒い嫉妬などが渦巻いて、おっと失礼、間違えました。複雑な心境が影響して、結婚式には行きたくないわね、とか、結婚原理主義ってイヤよね、とか、そういう方向に行くと、遂には「misogamist」に行く着くのでは、などと思えたりするのです。



話は飛ぶけれど、この前、日ハムの試合観戦で「婚カツシート」が販売されたそうだ。このシートは発売当日に女性分が売り切れとなったらしいが、男性陣が足りなかったらしい。オイオイ、男どもは一体何をやっているんだ!、野球観戦なんてそもそも男の定番だったじゃないか、と思ったりして、私は男性が足りないということに恥を感じたのだった。故に、「何なら、オレが行こうか?数合わせの一人として」みたいに思ったわけだ。既婚者なのに。冗談なんだけど。
これを妻に言ったら、「どうせ誰も相手にはしてくれないわよ(笑)」などと言い、これは販売に問題があるわね、と意見していたのだった。その中身を大雑把にいうと、次のようなことだ。こういう「婚カツシート」なるものに参加するのは、女性の場合なら「自分だけで一人で参加」というような女性は滅多におらず極めて少ないから、当然「ペアで参加」ということになるのだ。女性の特性、と言ってもいいね(女子はトイレに行くのも、コンビで行ったりするのが普通だからね)。けれど、男性はどうかといえば、「オイ、今度婚カツシートに一緒に座りにいかね?」なんて言うことは少ないんじゃなかろうか、と。だから、男の応募者数が足りないことになってしまうんではないか、と。

男性ならば、「日ハムファン」(or ただの野球ファン?)という共通項があるだけで、その場で適当に組を作ったとしても何ら問題なくできそうだけどね。ま、自分以外の男性が死神のような、大ハズシのブサメンだとちょっとキツイかもしれんが。当日、一人モンの男性を集めて「適当に組を作りますけどどうですか」とか、その場で「組になりたい人は組んで下さい」とか、割と自由でもいいと思うけど。そうすれば男性の参加障壁は引き下げられ、数がもうちょっと集まるようになるのでは。だって、いちいち「男同士でつるむペア」を作って行かないと参加できないとすれば、面倒くさがって「面倒だからいいよ」ってなりそうだもん。

いや、勘違いしないでね。ち、違うから。べ、別に、これは「私が一人で行っても参加できるもんね」などという、悪巧みを持っているから、とかいうことではありませんので。そんな気はこれっぽっちもありませんので(笑)。


味噌がミスト、ってのも困りますが(オヤジで失礼)、叶えられない願望が次第に嫌悪感を増幅する一因になってしまったりするのではないかと、心配しております。気楽に考えて、結婚したけりゃすればいい、ということで。