色んな「断筆宣言」

傍から見てると、うまく時流に乗ってゆくのも商才と言いますか、才能なのでございます。
これを意図的に抑制するとなれば、それはそれで「もったいない」ということにはなりますけれども、粗製乱造とか言われたら、確かに書く側としては辛いわな。


＞はてなブックマーク - 小谷野敦と山形浩生が同じ点で内田樹にツッコミ - YAMDAS現更新履歴


どんなに素晴らしい内容を書いていたとしても、誰も読むことのできないような―例えば滝壺の中に置いた板とか―所にあるなら、意味がないのだ。
逆に、内容的に厳しい評価を受けるようなものであろうとも、それに需要があるなら「そちらの方がたくさん売れる」ということになるわけで、それは音楽なんかでも同じだろうと思うのですよ。


ま、これはおいといて、内田氏が過去に断筆宣言をしていたなんて、今回はじめて知ったですよ。そうだったんですか。だけど、「書かない」というのはカラ手形、ということなんでしょう、きっと。

今回のは、一気に仕上げるんじゃなくて、完成を遅らせる、ということだったから、断筆とは違うみたいですし。


ま、世の中には、色んな断筆というものがあるようで。