いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

未だに続く「MSA協定」による米軍の日本支配構造

2015年09月08日 21時06分49秒 | 外交問題
自衛隊ができる時、大問題になったのがこのMSA協定というものであった。

>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%96%93%E3%81%AE%E7%9B%B8%E4%BA%92%E9%98%B2%E8%A1%9B%E6%8F%B4%E5%8A%A9%E5%8D%94%E5%AE%9A


当時、主権回復を果たした日本は、事実上の米軍の占領統治下にあるも同然であった。朝鮮戦争の停戦後だったが、軍備増強の必要性を迫られ、保安隊が自衛隊へと改組となった。旧安保条約と共に、MSA協定により米国側の武器供与などの他、様々な面で資金・役務・技術等の協力を強いられることとなった。米軍の戦争に必要な調達関連でも何でも、協力せざるを得なかったんだ。


この協定は、新安保条約締結後であっても、生きている協定なんだよ。
まさしく、戦後支配の亡霊のようなものだが、この協定の存在によって米軍側からの日本支配体制が現在でも維持されている、というようなものなのだ。安全保障に必要だ、と屁理屈をつけられれば、重要機密だの技術情報だのであっても、全部盗み取られてしまうようなものだ。


法令検索では廃止法が見つけられなかったので、有効な協定だ。

関連法規は、次のようなものがあった。割と近時での改正が見られる。
代表例として第一条をそれぞれ挙げてみる。


>http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S29/S29HO112.html

日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定の実施に伴う関税法等の臨時特例に関する法律
(昭和二十九年五月十八日法律第百十二号)
最終改正:平成二三年一二月二日法律第一一四号

○第一条  
この法律は、日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定(以下「協定」という。)を実施するため、関税法 (昭和二十九年法律第六十一号)、関税定率法 (明治四十三年法律第五十四号)、消費税法 (昭和六十三年法律第百八号)、揮発油税法 (昭和三十二年法律第五十五号)及び地方揮発油税法 (昭和三十年法律第百四号)、石油ガス税法 (昭和四十年法律第百五十六号)並びに石油石炭税法 (昭和五十三年法律第二十五号)の特例を設けることを目的とする。



>http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S29/S29HO166.html

日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法
(昭和二十九年六月九日法律第百六十六号)
最終改正:平成一三年一一月二日法律第一一五号

○第一条  
この法律において「日米相互防衛援助協定等」とは、日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定、日本国とアメリカ合衆国との間の船舶貸借協定及び日本国に対する合衆国艦艇の貸与に関する協定をいう。
2  この法律において「装備品等」とは、船舶、航空機、武器、弾薬その他の装備品及び資材をいう。
3  この法律において「特別防衛秘密」とは、左に掲げる事項及びこれらの事項に係る文書、図画又は物件で、公になつていないものをいう。
一  日米相互防衛援助協定等に基き、アメリカ合衆国政府から供与された装備品等について左に掲げる事項
イ 構造又は性能
ロ 製作、保管又は修理に関する技術
ハ 使用の方法
ニ 品目及び数量
二  日米相互防衛援助協定等に基き、アメリカ合衆国政府から供与された情報で、装備品等に関する前号イからハまでに掲げる事項に関するもの



こうした米国との協定の存在は、勿論イージス艦に関するものもあれば、F-35についてのものもある。

外務省のHPで条約検索では出てこなかった。検索の意味がないわな。それとも、読めない設定にされてるのは、俺だけか?


外務省告示の過去のものすら、官報に掲載されたのなら表示できるだろうに。それさえも秘匿されなければならない、ってどういうことだ?


日本の戦後支配なんて、終わってなんかいない、ってことだよ。
未だに日本は連合国軍の占領統治下に置かれているのと同じである、ということ。自立した国家の体をなしていない。

日米安保が改定されようとも、軍事的従属関係からは決して逃れられないのだということ。この禁を破ろうとする者が政治家に登場すると、必ず排除されてきたのだ。アメリカでは、既に相互安全保障庁の存在すら消滅しているというのに、日本では現在でも有効なんだぞ。


日本は独立国家などではない。
ただの奴隷国に過ぎない。

この状況を打破するには、大勢の日本人が自ら気付き選択し行動する、自立した国になる必要がある。

いつまで米軍の占領政策を続けるつもりなのか。
こんな国は、世界中のどこにもない。ただの家畜だ。


続・安倍政権の経済政策失敗は想定通り

2015年09月07日 18時28分22秒 | 経済関連
日銀の物価目標が達成できないことについて、文句を言うべきではないですかね(笑)。
異次元緩和策が効果が乏しくなってきているのは、政府・財務省の無能のせいである、と指摘してあげたら?

日銀が必死で頑張ってきたのに、政府と財務省がバカなので、効果が減殺され、むしろ副作用の悪い症状ばかりが目立っているんだ、と。

薬物の有効血中濃度みたいなもので、有効量に到達するまでには「投与量依存的」に効果が観察されるかもしれないが、有効濃度に達してしまうと、そこからいくら増量したって効果発現には殆ど意味がなく、逆に中毒量水準が問題となろう。


だから導入当初の効果は、割と目に見えて観察されたかもしれないが、今となってはそこからのジャンプは皆無に等しいということだわな。



前の記事でいくつか過去の記事を挙げたが、また追加しておきたい。

13年10月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/92f8a97c06d005fa4924735969e0c51d

14年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/6ab1b1e727774614fb0d417e7ff3cef2



足元では、どう見ても足を引っ張っているのが、個人消費と輸出である、というのは、大体共通の理解ということで宜しいか?
な?
だから、言った通りだったでしょう?
輸出企業がそんなに稼げてるわけじゃないんだ、だから輸出系大企業ばかりを優遇したって日本経済全体が上向くわけじゃないんだ、って。


なのに、警告を無視するし、経済の解説をやってるような連中さえもが、皆、堕落か頽廃かというくらいに、役立たずなわけだよ。

そうして、日本経済は、ドツボに嵌るというわけだね。
少し考えれば、分かりそうなことが、エリートさんたちが集まるとみんなでバカになっていき、何一つうまくできないってことなんだろうね。それをエリートと呼ぶのかね?ただの、無能の役立たず、って言うんじゃないの?




安倍政権の経済政策失敗は想定通り

2015年09月04日 21時42分38秒 | 経済関連
まず、安倍政権誕生後の日本経済の成長率が低迷していることを認識すべきである。大失敗をしたってことである。
最近は「アベノミクス」という語を自民党から発することすら、なくなってしまったんじゃないないですか?また、バカの一つ覚えみたいに、経済界や経済関連(エコノミストだとか学者とか)の人々からも、「成長戦略」とか「第3の矢」とかって話も出なくなったんじゃないですかね(笑)。
気付くのが、あまりに遅すぎやしませんかね。どうして簡単に騙されるんでしょうか。



かつて、安倍政権登場後に、あれほどアベノミクスを称揚してきた連中は、現状分析についてきちんと総括すべきなのではありませんか?


今年1月にも取り上げたが、要するに経済音痴の無能ども、バカな政策担当者たちが揃っている限り、日本経済は改善してはいかない、ってこと。


15年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/6623d942d90a44b57a1f15371224d474
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e4f41351585479925c2673d9c33b682b


どうして、ここまで無能が揃うのだろうね。政治家ばかりでなく、上の方に素人以下のバカしかいないというのは、何故なんだろうね。警告していても、無駄なんだよ、こういう連中には。


13年2月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/210998cac3fd3cdddb949bf7aeb96088

当時、アベノミクスでお調子に乗り、はしゃいでいた愚か者たちに、失敗するぞって警告しておいたろう?そして、その通りになってきたんじゃないですか?


円安になれば、国内産業は勿論、中小零細にしわ寄せが多くでるぞ、大企業だけがいい思いをして移転所得を手に入れるだけに終わるぞ、って言っただろう?

13年3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f29f95d2e29a5efefa5de93a65b88ae3

13年10月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f85561cf30aca58da732150d38c02358


賃金上昇が大事だぞ、って何遍も言ってきただろ?
なのに、バカどもは気付けないんだわ。その結果が、今年の経済状況なんでしょう?
本物のバカだ。


失敗の原因は、名目GDP成長率が助走期間で勢いをつける必要があったにも関わらず、増税を先走ったことだって言ったでしょう?
しかも、円安効果は更なる重税化をもたらしたんだよ、ボケどもが。

やるべきだったのは、大企業優遇の法人税減税なんかじゃなかったんだ。ロクに税金を納めてもこなかった大企業だけにいい思いをさせただけだろ。
規模の小さい、中小零細企業にこそ、消費税増税の緩和策が必要だったんだ。輸入物価上昇で打撃を受けた上に、増税がのしかかった。
かてて加えて、CPI上昇のインフレが自動的にインフレ税を個人所得に課すこととなり、実質賃金低下=消費低迷を招いたんだ。


インフレ率が上昇する局面では、賃金上昇が追い付かないと逆に課税と同じような効果を持つことは、経済学の初歩的知識だろうに。その上に消費税増税を課したんだぞ、経済音痴の安倍自民は。


なるべくして起こった、失敗ってことだ。
原発事故と何ら変わらない。回避できることでも、無能が揃えば失敗にしかならないってことだ。いくら警告しても、バカだから失敗するまで理解できないのだ。


しかも、税収が増加したのを、国民還元するのが当然であるはずなのに(社会保障に使うって約束だったろ?)、無能政権と霞が関が使った先は、米軍とか諸外国にばら撒くことだけだったんだよ。あるいは、F35購入代金とかオスプレイ購入代金のような、国民経済の成長には役立たない部分にだけ、財政出動したんだぞ。一部国内防衛企業にも潤ったのかもしれないが、そんなのは微々たるものだろう。


復興需要でもなけりゃ、国民生活に役立つ部分でもない、国外の、それも軍事的な資金提供に過ぎないものとかに、多額の資金が流し込まれてしまったんだよ。

だから、国が使った1兆円があっても、国内の経済成長に繋がる部分でなく、役立たない防衛省や外務省のクズどもに使ってるから、経済発展になんかなるわけがないってことだ。当然の帰結なのさ。


税収は増えても、大企業が円安と減税で恩恵を受け、国も無駄な経費を浪費するが、まじめに納税してる中小零細企業とか国内企業とか、個人や年金生活者たちは大幅なマイナスになった、というわけだ。バカのやることって、こういう結果を生むんだよ。

それに、原発企業にも無駄金が流された。税と同等の電気料金を国民から巻き上げて、それがクソの役にも経たない原発の改修工事なんかの費用に回されたが、経済成長のドライブになるわけもなく、浪費に終わった。これが再生エネルギー産業に同等の費用が流れていれば、雇用も経済成長にも繋がるものなのに、死に損ないのゾンビ企業に流し込まれてしまったようなものだ。


こうして、マイナス成長の大失敗の図が出来上がったというわけだな。
いくら日銀が緩和策だ、買入だとやってみたって、基本がなっていないから、ダメに決まっているんだよ。金融政策は万能ではない、ってことさ。


それから、インタゲすればいいんだ、って言ってた「りふれは」のおバカたちも同罪なんじゃないですかねえ。
特に、目標が達成できない場合には、「総裁の首を刎ねる」ことにするのがインタゲだ、って息巻いてた(田中秀臣の一派ではなかったか?)のを忘れたか?


それを岩田副総裁はかなり意識していたはずですね。

13年3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/36cd62a872d26763faeeaf7f37bd65a2


目標に到達しなければ辞任だ、と。「りふれは」どもも、それがインタゲなんだと豪語しておったではなかったか?
拙ブログでは、そういう人事権依存型は現在では違うでしょう、もっとフレキシブル型(by白川方明、も言ってたよと)な政策でしょう、って言ったでしょ?


おバカなのは、「りふれは」も同じようなもんじゃないですか、ってことだよ。増税バカの財務官僚とか、無駄金食いの防衛や外務官僚ばかりではないってことだ。


それから、池田信夫みたいなのも、大差ないわな。
インフレ率が1%で銀行倒産が相次ぐって、豪語していたでしょう?忘れたのか?

>http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/t_ishin/status/193397056310747136
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/2da62acf38ce536db7fb4594aff66113


それとも、ハイパーインフレになる、って大騒ぎしてた連中とかも大勢いたよな?

そういうのも、揃って同じように無能でバカってことなんだろうねって話さ。残念だが、日本の状況というのは、愚か者たちによって支配され運営されているから、どうしようもできないってことだ。大学教授の肩書を持っていたって、所詮は無能な連中と大差ないってこと。