2019年10月、台風19号が襲来し、北関東の我が家も床下浸水の被害に遭いました。
とともに、車も約50cm水没してマフラーから泥水が入り込んだため、レッカー車でディーラーまで運んでもらい、現在修理待ち状態です。
また、トヨタの修理技術者さんに聞くと
「シートまで水につかったら、廃車になる可能性大」
と聞きました。
私の車は、車内はかろうじて無事だったので、修理可能かな?
しかし妻の車はエンジンがかかりませんでした。ハイブリッド車なので事情が違うのかもしれません。
この辺の解説記事を見つけました。
「補機バッテリー」という装置があるのですね。初耳です。
「クルマの室内が水没してエンジンがかからない状態の場合、修理費は100万円を超える」ですかあ・・・確か車両保険には入っていたはず・・・。
■ 台風でクルマが水没したらどうする? 3つの疑問に答える
(2019年10月18日:日経ビジネス)より抜粋
Q1:クルマが水没したらまず何をする? 逆にしてはいけないことは?
A:クルマの水没とは、一般的にマフラーより上まで水位が上がって車内が浸水することを指す。浸水すると、エンジンや電気系統に支障が出る恐れが高い。まず気を付けなければならないのは、絶対にエンジンをかけないことだ。トヨタ自動車によれば、浸水したクルマにエンジンをかけると、感電事故や電気系統のショートなどで車両火災が発生する恐れがある。
まず、クルマの販売店や損害保険会社に連絡し、専門家にクルマの状態を確認してもらう必要がある。ハイブリッド車や電気自動車は高電圧のバッテリーを搭載しているので、電気系統には極力触らないのが望ましい。
トヨタによれば、発火を防ぐために以下の処置をすべきだという。まず、ライトなどに使用している補機バッテリーを探す。ガソリン車の場合はボンネットを開けたエンジンルームの内部にある。ハイブリッド車では補機バッテリーの位置が異なるため、各社のウェブサイトなどで確認したい(トヨタ自動車の補機バッテリーの位置)。
バッテリーにはプラス極とマイナス極がある。そのうち、マイナス極の端子を取り外し、金属との接触を防ぐためにマイナス極と端子のそれぞれに粘着テープなどを巻きつけて絶縁する。
Q2:水没しても損害保険は適用される?
A:台風による水害は自損事故(単独事故)扱いなので、自損事故の損害を補償する任意保険に加入していれば、保険金を受け取ることができる。
例えば、保険金額が200万円、免責金額(自己負担額)が10万円の車両保険に入っていたと仮定しよう。修理費が100万円の場合は、免責金額を差し引いた90万円の保険金が支払われる。修理費が300万円の場合は全損扱いとなり、免責金額は差し引かれず保険金額200万円全額が保険金として支払われる。
水害を受けて保険を使うと等級が下がるため、次回の契約更新時に保険料が値上がりすることになる。
台風19号の甚大な被害を受けて、損保各社はよりスピーディーな保険金支払いに向けて様々な手を打っている。例えば損保ジャパン日本興亜は10月16日、水没による被害に特化した専用アプリの提供を開始した。スマートフォン用のアプリ「Quick CAM」は、クルマのどの部分をどのように撮影すればいいかをガイドする機能を持ち、ガイド通りに写真を撮ってアプリから損保ジャパンに写真を送付できる。送信後48時間以内に見積もりが送られてくるので、金額を確認して支払い手続きに進むことができる。
請求から支払いまでは通常1週間かかるが、このアプリを使えば即日(最短は3時間)の支払いが可能だ。
各社はLINEなどを使って被害状況を受け付け始めている。「コールセンターも増強しているが、今はLINEなどを使ったほうが待ち時間は短い」(損保ジャパン広報)という状況だ。
Q3:水没したら廃車? 中古車として売却できない?
A:車両保険に入っていない場合、修理費は全額自己負担となる。一般的に、クルマの室内が水没してエンジンがかからない状態の場合、修理費は100万円を超える。販売店では下取り価格がゼロ円になるケースが多く、一般の中古車買取会社は水没車の買い取りをしない場合がある。ここで「廃車」が現実味を帯びる。
一方、国内には「事故車・水害車専門」の中古車買取会社が存在する。
損害を受けたクルマの買取シェア国内1位のタウ(さいたま市)は、台風19号による水害車両を10万台と推定し、うち1万5000台の買い取りを見込む。下限金額を設定して、全ての水害車を買い取る方針だ。去年7月の西日本豪雨や去年8月の台風21号でも、同様の方針で計8900台を買い取った実績がある。
タウは台風19号による被害を「最大レベル」と位置付け、買取体制を大幅に強化。全国に8カ所ある、買い取ったクルマを駐車するモータープールを一時的に倍増させたほか、被災地に約100人の社員を派遣し、迅速な買い取りを目指す。
過去には、ナンバープレートまで水没し、車内に浸水したトヨタ「クラウンハイブリッド」(年式:2013年)を110万円で買い取った実績がある。修理に出した場合の見積もりは150万円だった。
「電話でもLINEでも受け付けており、即日対応でクルマの査定に伺う。ウェブサイト上のシミュレーターで買取価格の見積もりを出すことも可能だ」(タウ広報)
同社は買い取った水没車や事故車を、独自に構築したウェブオークションシステムで主に企業向けに売却している。オークションは会員制で、10月時点で約12万社が登録している。うち6割が海外の自動車修理工場や中古車販売店だ。1996年の創業以来、119カ国に向けて売却した実績がある。これまでの累計取扱台数は78万台だ。
今回はディーラーの修理工場も浸水被害に遭い、修理点検が進まない状況です。
いったいいつになったら、元の生活に戻れるやら。
とともに、車も約50cm水没してマフラーから泥水が入り込んだため、レッカー車でディーラーまで運んでもらい、現在修理待ち状態です。
また、トヨタの修理技術者さんに聞くと
「シートまで水につかったら、廃車になる可能性大」
と聞きました。
私の車は、車内はかろうじて無事だったので、修理可能かな?
しかし妻の車はエンジンがかかりませんでした。ハイブリッド車なので事情が違うのかもしれません。
この辺の解説記事を見つけました。
「補機バッテリー」という装置があるのですね。初耳です。
「クルマの室内が水没してエンジンがかからない状態の場合、修理費は100万円を超える」ですかあ・・・確か車両保険には入っていたはず・・・。
■ 台風でクルマが水没したらどうする? 3つの疑問に答える
(2019年10月18日:日経ビジネス)より抜粋
Q1:クルマが水没したらまず何をする? 逆にしてはいけないことは?
A:クルマの水没とは、一般的にマフラーより上まで水位が上がって車内が浸水することを指す。浸水すると、エンジンや電気系統に支障が出る恐れが高い。まず気を付けなければならないのは、絶対にエンジンをかけないことだ。トヨタ自動車によれば、浸水したクルマにエンジンをかけると、感電事故や電気系統のショートなどで車両火災が発生する恐れがある。
まず、クルマの販売店や損害保険会社に連絡し、専門家にクルマの状態を確認してもらう必要がある。ハイブリッド車や電気自動車は高電圧のバッテリーを搭載しているので、電気系統には極力触らないのが望ましい。
トヨタによれば、発火を防ぐために以下の処置をすべきだという。まず、ライトなどに使用している補機バッテリーを探す。ガソリン車の場合はボンネットを開けたエンジンルームの内部にある。ハイブリッド車では補機バッテリーの位置が異なるため、各社のウェブサイトなどで確認したい(トヨタ自動車の補機バッテリーの位置)。
バッテリーにはプラス極とマイナス極がある。そのうち、マイナス極の端子を取り外し、金属との接触を防ぐためにマイナス極と端子のそれぞれに粘着テープなどを巻きつけて絶縁する。
Q2:水没しても損害保険は適用される?
A:台風による水害は自損事故(単独事故)扱いなので、自損事故の損害を補償する任意保険に加入していれば、保険金を受け取ることができる。
例えば、保険金額が200万円、免責金額(自己負担額)が10万円の車両保険に入っていたと仮定しよう。修理費が100万円の場合は、免責金額を差し引いた90万円の保険金が支払われる。修理費が300万円の場合は全損扱いとなり、免責金額は差し引かれず保険金額200万円全額が保険金として支払われる。
水害を受けて保険を使うと等級が下がるため、次回の契約更新時に保険料が値上がりすることになる。
台風19号の甚大な被害を受けて、損保各社はよりスピーディーな保険金支払いに向けて様々な手を打っている。例えば損保ジャパン日本興亜は10月16日、水没による被害に特化した専用アプリの提供を開始した。スマートフォン用のアプリ「Quick CAM」は、クルマのどの部分をどのように撮影すればいいかをガイドする機能を持ち、ガイド通りに写真を撮ってアプリから損保ジャパンに写真を送付できる。送信後48時間以内に見積もりが送られてくるので、金額を確認して支払い手続きに進むことができる。
請求から支払いまでは通常1週間かかるが、このアプリを使えば即日(最短は3時間)の支払いが可能だ。
各社はLINEなどを使って被害状況を受け付け始めている。「コールセンターも増強しているが、今はLINEなどを使ったほうが待ち時間は短い」(損保ジャパン広報)という状況だ。
Q3:水没したら廃車? 中古車として売却できない?
A:車両保険に入っていない場合、修理費は全額自己負担となる。一般的に、クルマの室内が水没してエンジンがかからない状態の場合、修理費は100万円を超える。販売店では下取り価格がゼロ円になるケースが多く、一般の中古車買取会社は水没車の買い取りをしない場合がある。ここで「廃車」が現実味を帯びる。
一方、国内には「事故車・水害車専門」の中古車買取会社が存在する。
損害を受けたクルマの買取シェア国内1位のタウ(さいたま市)は、台風19号による水害車両を10万台と推定し、うち1万5000台の買い取りを見込む。下限金額を設定して、全ての水害車を買い取る方針だ。去年7月の西日本豪雨や去年8月の台風21号でも、同様の方針で計8900台を買い取った実績がある。
タウは台風19号による被害を「最大レベル」と位置付け、買取体制を大幅に強化。全国に8カ所ある、買い取ったクルマを駐車するモータープールを一時的に倍増させたほか、被災地に約100人の社員を派遣し、迅速な買い取りを目指す。
過去には、ナンバープレートまで水没し、車内に浸水したトヨタ「クラウンハイブリッド」(年式:2013年)を110万円で買い取った実績がある。修理に出した場合の見積もりは150万円だった。
「電話でもLINEでも受け付けており、即日対応でクルマの査定に伺う。ウェブサイト上のシミュレーターで買取価格の見積もりを出すことも可能だ」(タウ広報)
同社は買い取った水没車や事故車を、独自に構築したウェブオークションシステムで主に企業向けに売却している。オークションは会員制で、10月時点で約12万社が登録している。うち6割が海外の自動車修理工場や中古車販売店だ。1996年の創業以来、119カ国に向けて売却した実績がある。これまでの累計取扱台数は78万台だ。
今回はディーラーの修理工場も浸水被害に遭い、修理点検が進まない状況です。
いったいいつになったら、元の生活に戻れるやら。