文豪が愛した「食」をドラマ仕立てで探訪する番組(BSジャパン)。
本人が作品に残した食に関する記述、あるいは周囲の人により記録に残った情報を集め、文豪の「食」をあぶり出します。
取りあげられたのは太宰治と永井荷風。
太宰はあまり味に関してはこだわりがなかった様子。
作品中の食べ物に関する記述も一貫性がない。
彼にとっては「美食」=「大食い」という論理だったようです。
酒さえ飲めればよかった、その酒もやるせない気持ちを紛らわせるために飲む“美味しくない酒”だった、という悲しい事実が浮かび上がりました。
彼が入水自殺した玉川上水は、三鷹の近く。
現在大学生の長男が住んでいる近くなので、一度寄ってみようかな。
永井荷風はいくつか通ったお店があり、そこで同じメニューを同じ席に座って食べる傾向がありました。
当時つるんでいた若い女性達(ロック座のダンサー)と一緒にわいわいがやがや楽しんでいたようです。
どの食事処も彼の著作の中に記述があります。
実際にそこへ行って食べてみると・・・けっこう重い内容が多いことに気づかされたのでした。
「これを毎日のように食べるのはきついんじゃないか?」
と、素朴な疑問が浮かび上がります。
しかし、著作の中で取りあげられない食事処もありました。
そこは一人でひっそり食事をする場所で、メニューはあっさり系。
ふと、気づかされるのでした。
女性の前で“ええかっこしい”をする”ハレ”の食事と、
一人で食べる”ケ”の食事があったのではないか、と。
なるほど、と何回も頷きながら拝見しました。
本人が作品に残した食に関する記述、あるいは周囲の人により記録に残った情報を集め、文豪の「食」をあぶり出します。
取りあげられたのは太宰治と永井荷風。
太宰はあまり味に関してはこだわりがなかった様子。
作品中の食べ物に関する記述も一貫性がない。
彼にとっては「美食」=「大食い」という論理だったようです。
酒さえ飲めればよかった、その酒もやるせない気持ちを紛らわせるために飲む“美味しくない酒”だった、という悲しい事実が浮かび上がりました。
彼が入水自殺した玉川上水は、三鷹の近く。
現在大学生の長男が住んでいる近くなので、一度寄ってみようかな。
永井荷風はいくつか通ったお店があり、そこで同じメニューを同じ席に座って食べる傾向がありました。
当時つるんでいた若い女性達(ロック座のダンサー)と一緒にわいわいがやがや楽しんでいたようです。
どの食事処も彼の著作の中に記述があります。
実際にそこへ行って食べてみると・・・けっこう重い内容が多いことに気づかされたのでした。
「これを毎日のように食べるのはきついんじゃないか?」
と、素朴な疑問が浮かび上がります。
しかし、著作の中で取りあげられない食事処もありました。
そこは一人でひっそり食事をする場所で、メニューはあっさり系。
ふと、気づかされるのでした。
女性の前で“ええかっこしい”をする”ハレ”の食事と、
一人で食べる”ケ”の食事があったのではないか、と。
なるほど、と何回も頷きながら拝見しました。