寂聴文学塾第八回は漱石と並ぶ明治の文豪、森鴎外です。
イギリス文学者であった文系の漱石と異なり、鴎外は医師で軍医の最高位まで上り詰めたガチガチの理系です。
幼い頃から秀才ぶりを発揮し、13歳の時に古今集の和歌を漢訳したそうです。
しかし寂聴さんは別の面を見ていて「鴎外は女性と別れると冷たい、そっけない」と言います。
ドイツ留学の時に知り合った女性(後に小説「舞姫」となります)も、結婚した妻と離縁するときも・・・。
後年、40歳の鴎外は22歳の志げ(18歳年下!)と再婚します。その際に友人に自慢した言葉は、「少々美術品のような妻をもらった」などとつぶやいています。
寂聴さんは鴎外の娘の森茉莉さんと親交があり、その話で盛り上がっていました。
茉莉さんは厳格なイメージの鴎外と違って天真爛漫・破天荒で「こどもがそのまま大きくなったような人」と言われたそうです。
鴎外の「雁」を取り上げて解説していました。
高利貸しに囲われて東大近くに住んでいた妾と学生との恋(一歩手前)の物語。
寂聴さんが語るとあまり面白そうな小説に聞こえてきません(^^;)。
たぶん、ストーリーよりもその表現や心理描写が優れているのでしょう。
イギリス文学者であった文系の漱石と異なり、鴎外は医師で軍医の最高位まで上り詰めたガチガチの理系です。
幼い頃から秀才ぶりを発揮し、13歳の時に古今集の和歌を漢訳したそうです。
しかし寂聴さんは別の面を見ていて「鴎外は女性と別れると冷たい、そっけない」と言います。
ドイツ留学の時に知り合った女性(後に小説「舞姫」となります)も、結婚した妻と離縁するときも・・・。
後年、40歳の鴎外は22歳の志げ(18歳年下!)と再婚します。その際に友人に自慢した言葉は、「少々美術品のような妻をもらった」などとつぶやいています。
寂聴さんは鴎外の娘の森茉莉さんと親交があり、その話で盛り上がっていました。
茉莉さんは厳格なイメージの鴎外と違って天真爛漫・破天荒で「こどもがそのまま大きくなったような人」と言われたそうです。
鴎外の「雁」を取り上げて解説していました。
高利貸しに囲われて東大近くに住んでいた妾と学生との恋(一歩手前)の物語。
寂聴さんが語るとあまり面白そうな小説に聞こえてきません(^^;)。
たぶん、ストーリーよりもその表現や心理描写が優れているのでしょう。