「平家公達の歌」:雅な武士たちの滅びの美学:双葉新書:西村誠著:¥800:散歩の途中に見つけたこの本を読みつつ、平家に対する私の歴史解釈が変わりました。大河ドラマ「平清盛」が益々楽しくなりそうです。この本の解釈が何故か、心に深く染み渡ります。平家が滅亡し源頼朝が天下を取りますが、今までの私の解釈は滅びゆく平氏に批判的でした。この本を読む程に滅びゆく平氏に拍手を送り出している自分に驚いています。この本の冒頭を飾る平氏の歌として薩摩守平忠度の歌「ささなみや志賀の都はあれにしを、昔ながらの山桜かな」に始まり、最後は建礼門院の「いざさらば涙くらべむほととぎす、我も浮き世に音をのみぞなく」で終結しています。平家物語には100首の歌が掲載されているようですが滅びゆく武士公達の哀しさ喜びが満載されていて、この本にめぐり逢えて私の視野が大きくかわりました。体験の解釈が私の世界を変えたようです。:<心の世界を飛び回る:52>
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