生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

湧き出す感情を無視すると、どうなるか?

2012年05月20日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
折角、湧き出した感情を倫理道徳で抑圧する人がいますが、本当に残念な事です。精神病棟を担当していた若い頃、殆どの患者さんは能面のような感じで、喜怒哀楽を表情に出しませんでした。薬害のせいもあるのですが、人はどんな感情が湧き出しても、それを抑圧する恐ろしさを知らないようです。法治国家で生きる人類は法律は厳守する必要がありますし自分の家でのんびりと生活する事以外は、我慢、忍耐の生活が人間の常かもしれません。問題は湧き出した感情を、どう応用展開させるか、その手法さえ知覚していれば、自分の感情を恐れて、逃避する必要はありません。湧き出す感情を抑圧することなく、どう昇華させるか、その手法は生育史により違いますが、この湧き出すエネルギーを抑圧すると人はほとんどの場合、心を病んでいきます。抑圧せず昇華する楽しい方法を努力して学習していただくと晩年の痴呆、大脳の病気もある程度予防出来る、と言われています。:<心の世界を飛び回る:44>:

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