小妻容子氏のSMの刺青女の解釈
小妻容子氏の美しいSM絵画集、「刺艶恋縄」(マイエェイ出版)が出たのは、SMファンには非常に嬉しいところである。私は5冊買った。氏の描く女は刺青をした女侠客であるが、顔が女侠客にしては、しとやか過ぎてて、矛盾している、というような批評を何度か読んだ。私はこれを読んだ時、ああ、世間の人はそう見ているのか、と気づかされた思いがした。私は、そんな違和感は全然、感じていなかった。私は絵画の女は、ヤクザにつかまってしまって、刺青を彫られてしまった、かわいそうな女という設定だとずっと思っていたからである。
これは谷崎潤一郎の小説「刺青」が強く頭にあることも影響していることもあるかもしれない。
同じく小妻氏の「刺青美浪漫」(マイウェイ出版)が平成17年に出ていたことを知り3冊買った。
SM秘小説の表紙も、小妻容子氏の刺青をした女の絵だが、あの表紙の絵では、女は縛られてもおらず、確かに、ほんの少しは、そういう違和感を感じた事はある。
さてエロティックさにおいて、絵画が勝つか、写真が勝つか、であるが。
私にとっては、写真の方が勝つ事の方が多いが、絵画が勝つ事の方も多いのである。
それは小妻氏の絵の美しさが、やはり大きいが、絵画自体にエロティックなストーリーを感じてしまうからである。もちろん、画家はそれを表現するために描いているのだから、当然といえば当然ではあるが。そして、さらに私は、そういうものを表現しようとした画家の意図、精神にエロティックさを感じるのである。
知ってる人なら知ってるが、小妻氏の初期の緊縛絵画は、女は痩せており、絵もあまり巧くない。それに較べると、後の絵では、信じられないくらい巧くなっている。絵画の全てか巧くなっているが、女の体が適度に脂肪がのっている点がエロティックである。
小妻容子氏の美しいSM絵画集、「刺艶恋縄」(マイエェイ出版)が出たのは、SMファンには非常に嬉しいところである。私は5冊買った。氏の描く女は刺青をした女侠客であるが、顔が女侠客にしては、しとやか過ぎてて、矛盾している、というような批評を何度か読んだ。私はこれを読んだ時、ああ、世間の人はそう見ているのか、と気づかされた思いがした。私は、そんな違和感は全然、感じていなかった。私は絵画の女は、ヤクザにつかまってしまって、刺青を彫られてしまった、かわいそうな女という設定だとずっと思っていたからである。
これは谷崎潤一郎の小説「刺青」が強く頭にあることも影響していることもあるかもしれない。
同じく小妻氏の「刺青美浪漫」(マイウェイ出版)が平成17年に出ていたことを知り3冊買った。
SM秘小説の表紙も、小妻容子氏の刺青をした女の絵だが、あの表紙の絵では、女は縛られてもおらず、確かに、ほんの少しは、そういう違和感を感じた事はある。
さてエロティックさにおいて、絵画が勝つか、写真が勝つか、であるが。
私にとっては、写真の方が勝つ事の方が多いが、絵画が勝つ事の方も多いのである。
それは小妻氏の絵の美しさが、やはり大きいが、絵画自体にエロティックなストーリーを感じてしまうからである。もちろん、画家はそれを表現するために描いているのだから、当然といえば当然ではあるが。そして、さらに私は、そういうものを表現しようとした画家の意図、精神にエロティックさを感じるのである。
知ってる人なら知ってるが、小妻氏の初期の緊縛絵画は、女は痩せており、絵もあまり巧くない。それに較べると、後の絵では、信じられないくらい巧くなっている。絵画の全てか巧くなっているが、女の体が適度に脂肪がのっている点がエロティックである。