混沌なるおもちゃ箱

PCネタ時々家電、時折オカルトオーディオ批判?……最近は何でもあり。

清谷さんの強みって、海外の展示会にフットワーク軽く出向いてコマーシャルペーパーをすぐに上げてくる事であって

2018-08-11 00:51:19 | 日々の戯れ言
正直、純軍事的な意味でも議論他諸々については、日本財団の研究支援プログラムから呆れられて外される&軍事研究畑の人たちを連爆で巻き込み、その筋から恨み骨髄ってレベルの毒電波源なんだよなぁ。

そのくせ、声だけは大きくまっとうな批判であっても聞く耳持たなかったりブロックしたりなので@アゴラ
http://agora-web.jp/archives/2034115.html


常識的に考えて聞く必要ないですねぇ……毒電波だもん。
旧式を称えてみたり、南アフリカのオリファント(第二次世界大戦に間に合わず、戦闘を経験しなかったセンチュリオン……朝鮮戦争以降で活躍)を例に出してみたりとか、周りが似たり寄ったりの旧式戦車だらけ&古いだけに余裕のある(無駄の多いとも)センチュリオンと一緒にしちゃ駄目でしょう。
だだっ広い平地で、開発当時でも旧式な代わりに外装式で内部容積を食わず丈夫で整備性優先の足回りと旧来の重戦車的な腰を据えた殴り合い前提の車両と、我が国の装備する戦車の設計思想って根底から異なります(戦闘中は、基本全力稼働の躍進射撃を繰り返し、撃破粉砕する高機動高火力指向とは、根っこから違うのだ)

加えて言うなら、74式のフレームそのものも相当にくたびれていて、油圧式の足回りですからコンポーネント入れ替えなんてするくらいなら新造した方が良いし、それこそ機動戦闘車と併せて10式の大量生産をした方がおそらく安いし維持費もかかりません。
忘れちゃいけない話ですが、1974年採用で2024年には半世紀を経た骨董品、旧車なんかをご存じの方はおられると思うが、あれは趣味として非常に手間暇コストがかかる趣味で、全備重量40tのデカブツなのだから、時代相応に手間を食うのです。
重機工場設備を流用し、それらの設備の余力でもって軍事用兵器の量産を行っている本邦としては、このような旧式をいじくり回すより新規のコンポーネントに適合したものを新造する方が安いし手間がかからないのですな(このあたり、重機メーカーが戦闘車両を作っている我が国と、軍需専業の海外メーカーの違うところ)

また、この人の悪いところとして……兵器って言い値の世界であって、定価なんて存在しない(あえて言うなら、自国で開発生産したときしか通じない)ということ。
相手が作る能力も技術も無いなら、そら高くふっかけていやなら買うなって世界。
以前、小松の装輪装甲車 (改)が開発中止になったとき、「(MAVと値段も条件も変わらない)海外車両なんぞ導入するくらいなら、機動戦闘車ベースのMAVを元にして(機動戦闘車との共通部品が増えれば、コストが下げられる)トータルでの運用コストを下げるとともに、運用に関して法制から運用から変えて国内に金を回せ」と書きましたねぇ。
仮に、海外車種を導入するなりライセンス生産となると、MAVが無かったら確実に海外勢は吹っ掛けてくるしメチャクチャな条件を付けてくるでしょう(軍需産業ってのは、まさしくヤクザな商売ですから)

正直もうしまして、元がフットワーク軽いのがウリなのだし、ロシアの軍事パレードの取材からこっち、ロシア式の装備開発計画と対比させた提案とか……丁度全部をひっくるめた軍備更新計画を走らせている対象がいるのですから、それらの分析と突っ突け合わせた問題提議なんかしてくれれば、論評に値する建設的な提案ができると思うんですが。
現状、キヨタニさんはキヨタニさんというカテゴリー分けで考えざる終えないから、海外レポート以外タワゴトしか言わない人で終わっているところをどーにか……出来るようならもっとマトモな文章書いているかな(ニガワラ

PS.
ちな、ピラーニャIベースのLAV-25やストライカー(ピラーニャIII)も、すでに旧式化が著しく……30mmチェーンガン搭載の重RWSを乗せる実験をしていたりします。
もうね、ロシアの新装甲車両シリーズに対抗するには、近代化改修して当面を稼ぎつつ新型に入れ替えるしかないのですよ。
そういう意味で考えると、ロシアの新装甲車シリーズってのは非常に参考になるし、戦車を含めた砲塔の重RWS複合兵装化といった先進的な事をしていて、現状後追いの形で今後どうなるのか……さらに推し進めて、40mm級CAT砲+ミサイル搭載の重RWS化砲塔搭載なんて方向も見えているんですよね。
こんなのが揃った日には、旧式戦車なんて幾ら近代化改修しても棺桶にしかならない罠。
コメント
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