混沌なるおもちゃ箱

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求められているのは、巨大な実需による実体経済なのだ

2016-03-29 21:45:35 | 世相色々
このあたり、金融市場でどれだけ利益を上げたとしても、そこに実需がつながっていなければ問題解消にはならないのです。


ポール・グルーグマン教授が公開した国際金融経済分析会合議事録翻訳@ニコニコブロマガ
http://ch.nicovideo.jp/niconicoffee/blomaga/ar997582


人口が減りつつある社会に於いて、いかに実体経済を回して行くか、労働人口を拡大させてゆくかという事。
それらを動員して実体経済の拡大を図らねばならず、将来的な財政規律(野放図はいかんが)を元にした緊縮策を主張することが如何に間違っているか(労働人口の減少に拍車を掛ける行為に他ならず、将来のパイも萎む)ということ。

つまるところ、デフレ退治でありデフレマインドからの離脱なんですなぁ……といって、金融政策だけでは1ヶ所が強くなっても余所が弱ければ平均化されて効果が弱い訳です(下げても円が上がった例)
ユーロ圏なんかは、ドイツが大好きな財政均衡政策のドグマにはまり込んで有効な手が打てない(ドイツって、今の内に手を付けないと10年後にゃ致命傷になるぞ……と、実のところ余地も大きいから積極策に転じるべきなのだがどーなのやら)
フランスが独自通貨だったら、まぁ……普通に常識的な財政出動の理論で動き回れるので、そうした意味でもEUの構造は問題だらけと。

しかし、経済学者の視点からすれば難民問題なんぞ金銭的には大した問題では無いのですね。
最終的な社会問題他を変数に入れたモデルが出来たとすれば、その辺りの帳尻はどうなるのかなぁ?


PS.
難民問題って、つまるところ国民国家の形成にまで至っている人々か否かじゃ無かろうかと思うわけですが。
割りと面白いので、やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです@泳ぐやる夫シアターなんかを読むと面白いかも?

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