ブログ版 清見糺の歌 8(修二会) 鎌倉なぎさの会
69 堂ぬちに紙のつらつら椿いま七分咲きなり燭の火にゆれ
「かりん」95年7月号
邪気を払う為の椿だが、この時期本物がないので、京都伏見の紅花を染めた和紙で練行衆が造花の椿を作って使うそうだ。「つらつら椿」は万葉集の歌にもよくみられるが数が多い意で、お水取りには四〇〇個の造花を作って飾るという。紅白の色がついているようだが、堂に飾られた和紙の椿が燭の火にゆれているところが幻想的である。しかしこの歌に清潔感がただようのは七分咲きのういういしさのゆえであろう。 (鹿取)
69 堂ぬちに紙のつらつら椿いま七分咲きなり燭の火にゆれ
「かりん」95年7月号
邪気を払う為の椿だが、この時期本物がないので、京都伏見の紅花を染めた和紙で練行衆が造花の椿を作って使うそうだ。「つらつら椿」は万葉集の歌にもよくみられるが数が多い意で、お水取りには四〇〇個の造花を作って飾るという。紅白の色がついているようだが、堂に飾られた和紙の椿が燭の火にゆれているところが幻想的である。しかしこの歌に清潔感がただようのは七分咲きのういういしさのゆえであろう。 (鹿取)
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