De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

秋の庭

2008-10-16 22:09:50 | ガーデニング
ハニーサックルなど
庭が秋らしくなり、きんもくせいが香り、そして音を立てて散りました。いたるところ蜘蛛が巣を張り虫の捕獲を試みています。意外と収穫がなく、かかるのは人間ばかりのようです。


教科書の始末5

2008-10-16 00:36:52 | 生活情報
ANALYTICAL DYNAMICS
今日は4冊ほど始末記です。E.T.Whittaker "A TREATISE ON THE ANALYTICAL DYNAMICS OF PARTICLES AND RIGID BODIES"
2年次の講座。講座名は「数理物理学」だったかな。この講座の試験はどんな本を持ち込んでもよかった。この教科書には設問と、問題を解く手順が事細かく解説されており、すごく難しい講座だったが、試験は近い例題を見つけるとほとんど写し書きで満点が取りやすかった覚えがある。トイレに立つこともある長丁場試験で、友達と相談も可能だったが、答えの場所はなかなか教えあわなかった。常日頃この本をよく眺めておくことが大切だった。


力学演習・粟野満(東京工業大学助教授)
これが教科書だったか、自分の学習用だったか記憶にはない。演習問題がたくさんあるので、試験対策だったかとも思う。このころ、教科書といっても学内の書店があったかどうかも忘れたが、神田に買いに行かなければ手に入らないものもあった。そういう本はカバーの裏などに本屋のシールが貼ってあったりする。

物性論概説・原島鮮(あきら)
4年次では磁性物理に進んで行ったので、その過程で物性論を選択していったものと思う。キッテルを購読したのもそうだが、英語の原文を理解するために並行して日本の先生が書いた本も読んでいたと思う。

もう、いい加減に教科書執着談義は終えて楽しい話題にしたいのだが、まだ半分も終わっていない。今同じ教科書が使われているだろうかとネットサイトを探してみると、Kittleのintroduction to solid state physicsでさえマスターコース用となっている。小学校から始まって学習内容がどんどん先送りになって、われわれの学部で学んだことはほとんどマスターコースに譲られているのだろうか。確かにこれだけのことを4年でやってきたということはきつかったはずである。というか、身になっていなかったかもしれない。