De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

教科書の始末5

2008-10-18 21:43:57 | 生活情報
性懲りもなく物理本の始末
もう見ることもない昔々の教科書を資源ごみとして出してしまう前にちょっと記録に残しておこうと始めたのがこのカテゴリーシリーズ。量子力学系の教科書は、学んだ記憶だけの記録。しかし、固体物理関係の本を開いてみるとそこには思い出深い数式や図が・・・。もう少しページを丁寧にめくりながら眺めてみる時間がほしくなりました。
結局最後には磁性体物理に進んだのですが、もともとあんまりこの学問をやりたかったというわけではなかった。大学を選ぶ頃、実は本当は物理学ってどんな分野があるのかあまりよくわからなかった。一つはっきりしていることは、郷里から茅誠司という人が生まれ、ちょうど私が高校生の頃東大総長をやっていた。その人の専門が磁性体物理であり、そのことが頭にあっただけといえるかもしれない。また、私のいた大学では先生方の多くが茅誠司の弟子だった。それに、卒論コースの選択の幅が少ない2期校でほかのどのコースよりもそのころ高度成長の先駆けで企業でほしがっていた分野に直接つながっていた。それに、私には量子論は学問のイメージがつかめなくて悩んだが、個体論ははるかにイメージ的にも受け入れられたと思ったからである。


Dekker翻訳本の中身。原書と翻訳本を並べて自習したもの。原書はアジア版で当時1300円ぐらい。翻訳本はもっと安かった。

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