我が家の秋は落ち葉で埋もれた庭とほんの少しの紅葉。そんな中に季節外れの花がところどころで孤独に咲いている。
残念ながら、私には風情をうまく表現する能力を持たない。この自然を切り取って17文字に収められる人がうらやましい。
私の俳句嫌いは、実は子供のころの父嫌いが原因かもしれない。親父のやっていることはことごとくやらないと決めていた。
坂の上の雲第2部は欠かさず見ている。正岡子規の句にはひきこまれる。彼が心のフィルムに収めた画像である。撮ったままで修正を加えていない。
俳人の周りにはいつも軍人がいるのだろうか。支え合うものとしても、対立する相手としても・・・。
親父は剣道家で軍人などとの付き合いもあったが、じつは俳句を通じての付き合いの方が本物だったようだし・・・。
余計な話だった。俳句どころかデジカメ写真も、知性を感じない。
ミモザは着実に開花の工程をこなしている。