愛川町に活動をシフト
最近の私の活動地域はもっぱら愛川町に移ってきた。
大都市では一人の声は通りにくく、コミュニティは形成しにくい。
愛川も、今年度から地方交付税交付団体に陥ってしまった。
これからは、県の財政状況と合わせて住民が期待する行政サービスは細って来る。
一方で、コミュニティの中で助け合う習慣は強く残っている。
それが閉鎖性につながる面もある。
また、一方では現在の日本の課題である高齢化、耕作放棄地、自然環境の劣化、雇用問題などがより濃く出てくる。結局、大都市よりもより自分たちのことは自分たちで解決していかなければという想いも覚悟もできている。
思いは強い公益住民活動~パートナーシップ協働
しかしながら、市民活動や、パートナーシップ協働という点では、行政や議会に想いはあってもまだ仕組みが完全ではない。でも、こういう仕組みを構築して、住民の力に期待し、育て上げなければ行政サービスが行き渡らないことも分かっている。9月・12月と町議会を傍聴してみると、協働ないし公益住民活動の発展を期待する一般質問は数多い。相模原市という大都市議会でほとんど遭遇しないのと比べると大きな差を感じる。地方自治体のサイズは巨大化させるのではなくある程度に分割するべきという意見もあるが納得できる。
議員と住民との距離も近い。住民が議員を育てている(と感じる)。私は町外住民であるが、コミュニティの絆のための公益住民活動を議員とも協力して参加している。政令市と違って、小さな自治体は県の力を借りなければならない場面も多い。そこには行政との距離がより遠いという問題に突き当たる場面もあるが。
愛川町で生まれ、18歳で出て行ってからリタイヤするまで疎遠であった。兄弟親戚もほとんどいなくなった地であるが、まだ墓地やわずかな所有地が残っており、あるべき姿になってほしいという想いもあってしばらくは見守りながらわずかな協力をしていこうと思っている。