De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

教科書の始末3

2008-10-13 20:12:46 | 生活情報
ポーリング一般化学
終末の始末として自分にしか価値のないものを片つけ始めました。
引き続き大学教科書の始末です。
私の入った大学はいわゆる2期校で、旧制高等学校4校が基になってできました。だからまさにたこ足大学と呼ばれ、年次ごとに違う校舎に移動しなければなりません。それは学生にとっては大変な負担でした。早い話、その年次で落としてしまう学科があると、次の年次の校舎で取得できるとは限りません。朝1時限が終わったら電車と市電を乗り継いで午後の3時限目に出なければならないという現象が起こります。そんなわけで1年次は74単位を履修しなければならず、遊ぶ暇もアルバイトの暇もありませんでした。
1年次、自然科学だけで4科目16単位を履修しました。物理学概論、無機化学概論、生物学概論、地学概論。物理学概論の教科書は前出の「教養物理学」。地学と生物学の教科書はすぐ捨ててしまったようです。4科目必須のためと、時間割作りの上でほかに方法がなく、面白くもない地学と生物学を履修したのです。
今日はその化学の教科書。これは翻訳本ですがポーリングの「一般化学」。この教科書に出てくるイラストは全部ポーリング自身のフリーハンドの絵で、とても楽しみながら勉強できた記憶があります。




教科書の始末2

2008-10-12 21:43:56 | 生活情報
Introduction to Theoretical Physics
生まれて初めて手にしたアメリカ版物理の教科書です。2年次になると上級生が教科書の注文を取りに来ます。もうとっくに時効ですからばらします。海賊版の注文です。教官がどういう指示をしたか忘れましたが、教科書なしでも受けられる講義内容にするということだったと思います。しかし、試験は各章の終わりにあるPrpblemsから出されるのでないわけににはいきませんでした。これを手にした時初めて、あぁ、大学生になったんだなあという実感がしました。が、英語に弱い私は人一倍余計な努力が必要になるという不安もありました。益川さんも英語に弱かったと聞いて安心しました。でもどうやって切り抜けてきたのかなあ。
Introduction to Theoretical Physics by John C. Slater,Ph.D. and Nathanel H. Frank,Sc. D.


教科書の始末

2008-10-11 17:09:30 | 生活情報
引き続き物理の教科書の記録と廃棄
昨日のShiffの海賊版教科書の後ろのほうがきれいだったという話、整理を続けていると日本語訳(井上健訳)の下巻が出ていました。1958年の初版発行となっていますから、後半はこの訳本を使って勉強していたことがわかります。教室に持ち込む本は英語でも日本語でもかまわなかったので、英語に弱い私は訳本を無理して購入して臨んだことがわかります。このころから急速に訳本が出てきたこと、同じ英語版でも海賊版を買わなくともAsian editionというのが発行されるようになりました。あの頃、外国の本はとても高価で、訳本やAdian editionは買いやすい値段でした。
 今日はもう一冊、山内恭彦の「一般力学」です。この教科書も物理を専攻した人は皆おなじみではないでしょうか。
 ニュートン力学や電磁気学は2年次に学び、量子力学は3年次、そのころ将来実験物理か理論物理のいずれに進むか結論を出さなければいけませんでした。数学理論に弱い私は楽な実験物理を選ぼうと、あんまり量子力学には力を入れなかったような気がします。今ページを開いてみても記憶がよみがえりません。一般力学はさすがにある程度追っていけるのですが・・・。まあ、今になってはどうでもよい事で、これを最後にサヨナラするのですが・・・。





終末整理

2008-10-10 11:44:06 | 生活情報
物理の教科書
 残しておいても意味のないものを着実に処分して身軽にすることにしました。過去の執着や、も一度役に立てるなどという発想はもはや不要なものであることが次第に認識させられます。そこで、ブログに写真を含めた記録を残しておけば、執着やためらいも和らぐであろうことに思いつきました。

 以前、自治体やコレクターには役立つであろうと思われるものは引き渡したことがありますが、自分にしか価値のないものがまだたくさん狭い家の場所を占めています。屋根裏部屋の書庫が魔物のすみかですので、記録に残しながらも一つずつ消していきます。

 まずは大学の教科書です。ノーベル物理学賞の話題が上がり、あの人たちの昔の教科書などは大変な資産になりますが、同じものでも私の持っているものではリサイクル資源に出すしかありません。一応、一冊ずつページをめくってみて、さよならします。

1)教養物理学・東工大・原島鮮著・・これは理学を専攻した私らの時代の人は大勢お世話になった大学1年生の時の一般教養課程教科書です。子供たち相手に理科の勉強をする時に、知識を思い出すためには役立ちそうですがそれを言い出すときりがありません。

2)QUANTUM MECHANICS Leonard I. schiff・Stanford University・・素粒子論の話題が華やかなのでその入門講座で学んだ教科書を開いてみました。あの時代、日本語訳の教科書がまだ出ていなくてアメリカの大学で使っているものの海賊版で勉強していたのです。英語の教科書なのに、教授は日本語で読み上げていました。輪講でも学生は日本語にして読み上げるのが習慣でした。順番が来るときは準備が大変でした。教科書の前のほうは鉛筆での書き込みがあって汚いのですが後半はピカピカ。途中までしか進まなかったのかどうか忘れました。



栗ひろい

2008-10-09 18:30:38 | 中津川
フィールドに植えた栗が豊富な収穫
中湯川フィールドの駐車場の端に栗の木の小さな苗を植えたのは5、6年ほど前だったでしょうか、今年は結構大量に収穫できました。この栗は、ここに遊びに、いや遊び場作りに来る人が自由に楽しく採っていってもらうために植えましたが、誰も採りに来ません。短いタイミングしかありません。虫が入ってしまってはもったいないので私が収穫してきました。栗ごはんにでもして食べます。
この竹林から尺八が生まれそうな話も持ち上がっています。山野草が楽しめる季節になりました。河原に降りると踏みつけて転びそうになるほどクルミの実が落ちています。

住民投票条例

2008-10-07 12:05:46 | パートナーシップ協働・行政
政令市への移行問題
政令市移行のタウンミーティングも終わりましたが、そこに集まる市民は利害にかかわる人ばかりで、本当に市民に理解されているか心配です。しかし、県との合意データを細かく見た人は、相模原市にとってこんなに大きな負担をなぜ背負い込む必要があるのかと真剣に心配しています。
政令市になること自体、相模原市の格が上がるということから望ましいことでしょう。しかし体力は伴っていません。県からは移行を認める条件として多額の借金(県債)の肩代わりを要求されました。市は、収支のバランスは取れているので住民サービスが悪くなることはないと説明していますが、それには相当の無理があり、都市開発などの夢の実現は市が言うように簡単なものではなくなってしまうことも自明です。
何はともあれ、市民も一緒になってこのことの決断をすべきです。住民投票はそぐわないと、市長は反対していますが、私どもも政令市に格上げされることに反対しているのでなく、もっと戦略的に、借金の肩代わりなどを少しでも少なくするタイミングを選ぶべきだと言っているのです。合併特例法で70万人口で政令市になれる期限が平成22年4月までと決められているのでともかく移行しようということですが、政令市要件は緩和され、あわてなくとも体力をつけてから十分移行申請はできるのではないでしょうか。
このビラは11日に市民会館で開かれる緊急勉強会の誘いです。その場で住民投票条例制定要求が決まれば、署名活動がスタートするでしょう。これは単なる反対署名でなく、相模原市の将来に大きな影響を与える決断なので、立ち止まって考えようという要求です。
ここにきてアメリカ発の世界同時恐慌が来る恐れさえ出てきました。予定している税収増も見込めなくなるかもしれません。結果として財政破たん状況にある自治体の市民サービス低下現象が相模原市にも起こってくるというということになりかねません。

やれ鈴虫が鳴き出した・・・

2008-10-06 17:20:26 | 犬・動物
締め切った家の中で、どこかで虫の声が聞こえる
消え入るような音色ですが明らかに家の中。しかしどうしても姿が見えない。ヴォイスレコーダーを通して方向を特定して探し出す。なんと見落としていた小さな虫。ハエほどの大きさもない。これは何でしょう。鈴虫の声も正しく知りませんが、甲高いきれいな声を発しています。何とすぐそばにもう一匹。植木鉢の出し入れの時についてきたのでしょうが全長1cmに満たない虫です。写真はどうやらメス。じっとしてほとんど動かない。そばで一回りさらに小さいのがうろうろ動きながら鳴いている。これが雄でしょう。