半夏生(はんげしょう)
遠くの知り合いが亡くなった。
一年前まではオシャレなお店を繁盛させて、若々しく活発で美しかった人。
体の一部にあるシコリに気がついていたが、仕事の忙しさのまま放置していた。
特に体調が悪かったわけではない。とても元気で何の問題もなかったのだが、親族に強く叱られて、病院の門を渋々くぐった。
検査につぐ検査。様々な試行錯誤の治療の数々。病名不明。そして都会の有名大病院へ転院。
高額治療を受け続けていた。しかし、最後まで原因・病名不明。病気については驚くほど、何ひとつとしてハッキリしたことは分からなかった、らしい。
彼女にあの溢れるほどあった、気合いと気力がなくなった。自信をなくして、見る間に弱ってしまった。ただ無気力に、入退院の繰り返しをするだけ。
そして、とうとう亡くなってしまったのだ。彼女の苦しんだこの一年は、一体何だったのだろうか、と思ってしまう。
私たちは「生老病死」から逃れることはできない。確かに、死ぬことは怖い。だが、「死」は自然に還ることでもある。決して、「敗北」だとは思いたくない。いや、「敗北」なんかであるはずがない。
せめて今は、静かに彼女の冥福を祈って黙祷するくらいしか、私にできることはないのだが・・。
「敗北」ではないと思いながら、気持ちの沈んでいってしまうのは、どうすることもできないでいる。
(星野富弘さんの詩より)
なにもしたくない
誰にも会いたくない
しゃべりたくもない
野に咲く花のように
静かに一人でいたい
しかし腹がへった
残念だが
腹がへってしまった
昼顔(ひるがお)
人気ブログランキング 今日は何位?
遠くの知り合いが亡くなった。
一年前まではオシャレなお店を繁盛させて、若々しく活発で美しかった人。
体の一部にあるシコリに気がついていたが、仕事の忙しさのまま放置していた。
特に体調が悪かったわけではない。とても元気で何の問題もなかったのだが、親族に強く叱られて、病院の門を渋々くぐった。
検査につぐ検査。様々な試行錯誤の治療の数々。病名不明。そして都会の有名大病院へ転院。
高額治療を受け続けていた。しかし、最後まで原因・病名不明。病気については驚くほど、何ひとつとしてハッキリしたことは分からなかった、らしい。
彼女にあの溢れるほどあった、気合いと気力がなくなった。自信をなくして、見る間に弱ってしまった。ただ無気力に、入退院の繰り返しをするだけ。
そして、とうとう亡くなってしまったのだ。彼女の苦しんだこの一年は、一体何だったのだろうか、と思ってしまう。
私たちは「生老病死」から逃れることはできない。確かに、死ぬことは怖い。だが、「死」は自然に還ることでもある。決して、「敗北」だとは思いたくない。いや、「敗北」なんかであるはずがない。
せめて今は、静かに彼女の冥福を祈って黙祷するくらいしか、私にできることはないのだが・・。
「敗北」ではないと思いながら、気持ちの沈んでいってしまうのは、どうすることもできないでいる。
(星野富弘さんの詩より)
なにもしたくない
誰にも会いたくない
しゃべりたくもない
野に咲く花のように
静かに一人でいたい
しかし腹がへった
残念だが
腹がへってしまった
昼顔(ひるがお)
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僕の希望としてはピンピンしててころっと逝く
のがいいです。
事故死は嫌ですけど。
あ、ホントですね。私もハゲシク同感です^^
きつい不整脈が急に起こったりすると、あぁ、私ももうこの辺で終わるかな?なんて思いますけど・・けっこう死なないものですね。。。
まぁ、いいか~とか思ったりして^^;結局は無駄に長く苦しみたくないのが本音でしょうね
読んで頂いているのが分かって、嬉しいです。コメントをありがとうございました
この方の治療は、きっと痛い検査もあったと思います。
そうかといっても、家族は、希望がそこにあると思います。
あとで、考えると自然なままでと思いますが、それがわかったらいいなぁといつも思ってます。
人の死の予定日が、わかったら、いやわからない方が、楽しく過ごせますね。
最大の難問です。
人間、いつ死ぬのかがわからないから、生きていられるんですってね。まぁ、そうでしょうが・・^^
ハハ(姑)は、ペースメーカーを埋めている身でありながら、自覚しつつ最期までハードな日々を送った人でした。
突然具合が悪くなって、かかりつけ医に自分で電話しながら意識を無くし、一晩だけ病院にお世話になってそのまま身罷りました。
自分が(密かに)望んだとおりに、亡くなったような感じでした。私も、ハハは見事だったと思っています。私はどうなるでしょう・・見習えるかな~?(笑)
コメント☆、ありがとうございました
私は生まれ変わりを多少は信じています。
「そんなの、あってもいいなあ」という程度です。
「生まれ変わり」、私も何となく信じることがあります。
俳人の富田木歩が亡くなったのが、1923年。花田春兆さんは1925年生まれ。・・つい何となく、考えてしまいましたネ^^
スミマセン、思考が大正時代に飛んでいます。コメント、ありがとうございました
ちょっと具合が悪くなると医師に飛んで行き、
薬が少なくなったといっては貰いに行く私です。
アハハ!気持ちウラハラです!
私のような者はきっと、グダグダと何時までも生きているんでしょうね。困ったものです!
あはは、みーーんな同じですよ!
いつ死んでもいいようなことを言いながら、私もマジメに医者に通って、薬を飲んでいます(笑)
昔、40までは生きない気がする・・、などと思っていましたが・・、未だに生きていますしね~~
今日はウォーキングを少なめにしたのですが、体に熱がこもってしまって、エライコッチャでした。あはっ!濡れタオルで頭を冷やしていました
かずこさんは、元気で長生きしてくださいね。コメントと☆、いつもありがとうございます
「男の一分」の黒猫ですが、中島公園に行って、身元調べ
してきました。
「ボスグロ」のクーちゃん。雄、凶暴性あり。但し、雄猫にたいして。
白猫を徹底的にやっつけた過去を持つ。中島公園の黒っぽい子猫は
ほとんど、彼の血をひく。
以上でした。
病気で日に日に弱っていく姿には何と声を掛けたらよいのか?
また、なぜこんな話を私に聞かせるの?
と思った後に訃報が届いたり・・・
彼らの辛さを受け止められなかった・・・・
一時は自己嫌悪に陥りました。
仕事を早期退職に向けさせてくれた力だと思っています。
なぜか7月末になるとこのことが頭から離れません。
わけ解らないことを・・ご免なさい。