こんなにしてやったのに、なんて言わないで

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こんなにしてやったのに…、と詠嘆する人、居りますね。

もしや、こんなにしてやったのだから…、何かそれ相応の、現実的な見返りがあるはず、とでも思っていたのでしょうか。

笑止千万～～！だと思う、空見ろトーコです。皆さまご機嫌いかがですか～こんばんは

たとえば、「目玉焼きを二つ焼いたら、どっちか一つを、誰かにあげたい～♪」と、森山直太朗さんも歌っているように、誰かに何かをしてあげて、感謝されたり喜ばれたら、こちらも、とっても良い気分になると思います。

その良い気分、お金なんかじゃぜったい買えないもの、もう、貰っているじゃないですか。それ以上、何が欲しいのでしょうねぇ。あはは。

午前中は、けっこうな突風の中、ウォーキングに行ってきました。今日見たのは、ひとつがいの鴨さん。

お互いに、至近距離で向かい合って、ペコペコペコと、ず～っとお辞儀をし合っています。初めて見ました、この様子。おそらく、何かの示威行為だと思いますが、ついつい擬人化して見てしまい、もう可笑しくて可笑しくて。思わず、吹き出しました（笑）

おぅ！これだけ謝ってるんだからもういいだろ！（ペコペコペコ）

あらっ、ワタクシだって同じ回数謝ってるのよ！（ペコペコペコ）

いつまで続けりゃ気が済むんだい、首が痛いよ！（ペコペコペコ）

冗談じゃないわ。ワタクシだって、止めたいわ！（ペコペコペコ）

なーんて？しばらく二羽で謝り続けていましたが、フトしたら急にやめて、まったく何事もなかったかのように、岸辺に泳いでゆきましたとさ。

自転車の後ろの荷台に、スコップをくくりつけた小父さんが、ニコニコ笑顔で、向こうからやって来た。

日陰で雪が残り、凍り付いているアスファルトの道の氷を、皆が通りやすいように、スコップで砕いてくれようとしているのだった。

私は、小父さんの善意に感謝して、褒め称えた。「ありがとうございます。おかげさまで通りやすくなります～」と。

それを聞いて、小父さんの氷掻きのスコップの音が、とたんに力強くなる。熱心に真剣に、終わりまで道をつけてくださった。

先日も、ウォーキングの常連さんが、ここで転んだと言っていた。腕と膝を打ったらしい。痣になったとか。

ここでは、誰かしらが、誰かのために、自分にできることを、ほんの少ししている。散歩のついでに、スーパーのビニール袋を持って、ゴミを拾って歩いている人もいる。

私は、いつも、お礼を言うだけだが、どなたも、パ～ッと明るい笑顔を見せてくれて、逆に私に、元気と勇気を与えてくれている。これが、私のエネルギー源だと思う。

「誰かのために、何かをしたいと思えるのが、愛ということを知った～♪」と、中島美嘉さんも歌っていましたっけ。