口開く寒鵜を見つつ大あくび
週末のオープンギャラリー春隣
一斉に飛び立つあはれ寒雀
人老いて若き狼絶滅す
春近しビーナスに似た楊貴妃像
老爺らの密談暴走寒参
赤と黒水に浮かべて寒落暉
寒月の落ちさうになり蹴りもどす
なだれ打つ老化現象寒波来る
口笛を吹くほかはなき寒晴に
寒鯉の色を残して尾のひらり
寒鯉の尾の一振りに残る色
雪華降り止まず百代の闇夜かな
大寒やおとろへ映すガラス窓
寒泳の遠まきに見てもおそろしき
冬の浜もののみごとに誰もいない
売られゆく赤蕪ほのとお目出度き
出稼ぎの飯場にも出る雪女
雪女郎雪深ければ長く哭(な)き
女正月婆さんと酌(く)む二人酒
蕎麦打ちのために寒九の水を汲む
混沌の朝に生まれし寒卵
雪野原浄身しづるエルドラド
読初のミステリ足かけ三日間
初御空二十六夜の願いごと
人といて一人の思惟初句会
人日の夜更けて口の中さびし
大気圏抜けて荒野へ寒の入
酔い醒ますための若水汲みにゆく
注連を綯う高倉健に似た漢(おとこ)
お降りのなか戻りたる長寿猫
折り紙の箸袋にもある淑気
口上を一気呵成に孫の賀詞
***以上が「写真俳句ブログ」にアップした1月の俳句でございます。良さそうなのを5句ほど選んでいただけると今後の参考になります。コメント欄によろしくお願い申します~(^▽^)エヘ
***最近は「体が痛い、とにかく疲れた・・」しか言わない家人ですが、とうとう昨日からダウンしまして、今日は神妙にTVなぞ見てオトナシクしております。
「オレがやらなきゃ誰がやる!」式の、猛烈な仕事の仕方をする人で、余力があるだろう他人サマの仕事を奪ってでも、自分でやってしまうという365日休日なし、まぁビョーキですわな。
「オレがやらなくても、誰かがやる」とワタシが言いますと、烈火のごとく怒りますねぇ(笑)仕事だけが生きがい、人生の晴れ舞台。まぁまぁ、鬼嫁のいる家に帰りたくない症候群も分りますが f(^ー^;
「定年したらもう立派な老人なの、体も気づかないうちに老化であちこち弱っているのだから、少しは気をつけなさい」と、鬼嫁・空屋が言いますと、萎れた菜っ葉のように下を向いておりましたが、(馬の耳にネンド)かも ( ̄~ ̄;)
ちょっと風邪が抜けなかったりして、ズル休みをズルズルしておりました (;^_^A アセアセ・・
>口開く寒鵜を見つつ大あくび
・・・・・なんだかおおらかでステキ。。。
>赤と黒水に浮かべて寒落暉
・・・・・この情景をこの目で見てみたいです。。。
>大寒やおとろへ映すガラス窓
・・・・・素敵な切り取り、ドヒャーとした寒さ伝わります。。。
>初御空二十六夜の願いごと
・・・・・やはり、だんだん様のは外せないわ。。。
>折り紙の箸袋にもある淑気
・・・・・お正月らしくてステキ。。。
本当に、お忙しいのに選句をありがとうございました、とても参考になります(感謝)
ディックさん、ありがとうございます~
>・寒鯉の色を残して尾のひらり
>・大気圏抜けて荒野へ寒の入
>・口上を一気呵成に孫の賀詞
>・大寒やおとろへ映すガラス窓
San Poの会、お疲れさまでした!お天気はまぁまぁでしたからよかったですね。
「大気圏」と「大寒や」、そして「なだれ打つ」、自分としてもけっこういいかな?と思ったのですが、納得です (^人^)
ちょっとブログを休んでしまいまして、そうすると休みグセ?が付いて・・また明日からがんばります~
四句までさっと選ぶことができましたが…
・寒鯉の色を残して尾のひらり
・大気圏抜けて荒野へ寒の入
・口上を一気呵成に孫の賀詞
・大寒やおとろへ映すガラス窓
「なだれうつ」の句はいまひとつ躊躇いたしまして、とりあえず四句にて。
わぁ~1月にこれほどですか^^、
秀逸な句がずらりと、まぶしいです。。。
では、よろしいのでしょうか選ばせていただきます。
>口開く寒鵜を見つつ大あくび
・・・・・なんだかおおらかでステキ。。。
>赤と黒水に浮かべて寒落暉
・・・・・この情景をこの目で見てみたいです。。。
>大寒やおとろへ映すガラス窓
・・・・・素敵な切り取り、ドヒャーとした寒さ伝わります。。。
>初御空二十六夜の願いごと
・・・・・やはり、だんだん様のは外せないわ。。。
>折り紙の箸袋にもある淑気
・・・・・お正月らしくてステキ。。。
空見さまらしい、さっぱり感に潔さ感が気持ちいいぃ。。。
先ほどはありがとうございました。
再開いたしましたらまたよろしくお願いいたします~♪
「オレがやらなきゃ誰がやる」、ハイその意気や良し、として(笑)
皆良いので迷いますが、
>大寒やおとろへ映すガラス窓
に一票。
なお、番外で、
「俺がやらなきゃ誰がやる・・」これに特票を(笑い)。
「なだれ打つ」・・こちらも小さい雪崩が断続的に続いているような感じです^^;
ビビアンヌさん、ありがとうございます~
>蕎麦打ちのために寒九の水を汲む
>混沌の朝に生まれし寒卵
>人といて一人の思惟初句会
>折り紙の箸袋にもある淑気
>口上を一気呵成に孫の賀詞
いや~自選とドンピシャ!です(感謝)
地理佐渡..さん、ありがとうございます~
>一斉に飛び立つあはれ寒雀
>なだれ打つ老化現象寒波来る
>大気圏抜けて荒野へ寒の入
「なだれ打つ」以外の2句はお気に入りなんですけどね(感謝)
お地蔵さんの画像を一枚お借りできれば、コラボに挑戦してみたいですが、でも佐渡はなかなか手強そうです(笑)
こんのさん、ありがとうございます~
向うのサイトがしばしば繋がらなくなりまして、他の皆さんもたいへんな様子です。
アハハこわいでしょう「断末魔」、ホラー系がときどき出ますが、自分で書いていても怖いのですよ(笑)
だんだんさん、ありがとうございます~
お帰りでしたか、筋肉痛は大丈夫でしたか?
>初御空二十六夜の願いごと
これはすんなり出た句ですが、二十六夜山を知らなければ分りづらいでしょうか、しかしあそのからの眺めは素晴らしかったですね、忘れ得ません (^▽^)エヘ
シナモンさん、ありがとうございます~
>寒月の落ちさうになり蹴りもどす
いや~採っていただいてありがたい句!「蹴りもどす」がいかにも乱暴ですが、ワタクシ・・激しい性格なもんで(泣き笑い)
ななごうさん、ありがとうございます~
>混沌の、
>出稼ぎの、
>口上を、
>酔い醒ます、
おお~「出稼ぎの」以外は、自選句として残したい句でした(感謝)
寒いですね~風邪がなかなか治りませんです。
出だしだけ書きます。
混沌の、
出稼ぎの、
口上を、
酔い醒ます、
以上です。
一つ こっそり選ばせていただき 帰ります
寒月の落ちさうになり蹴りもどす
蹴りもどす なんともすっきり理解できました♪
取り敢えず、写真で様子を見て頂ければと、アップしてみました。
一月のね、全部をチラリと拝見。
しかし…我が写真俳句だけは見逃せませなんだ~
初御空 二十六夜の願いごと
何度詠んでも一番だけん♪
なぜか不調でした
> しみじみと見れば目刺の断末魔 青萄
こわい!
ふ~む トンネルといい、眩惑といい
(こわいなぁ)が続きます
いちばんこわいのが「断末魔」
苦しみの声が胸を締め付ける
それでも三句ほど
◆一斉に飛び立つあはれ寒雀
◆なだれ打つ老化現象寒波来る
◆大気圏抜けて荒野へ寒の入
自分でも情景の想像しやすかったものや、
少し比喩的なものと言いますか、おもしろみ
を感じるものでした。
さて、昨日今日の佐渡は厳しい季節風の
中にあります。こうした状況を空見さんなら
どう句にするかなぁなんて思っています。
私も選ばせてくださいね~^^;
蕎麦打ちのために寒九の水を汲む
混沌の朝に生まれし寒卵
人といて一人の思惟初句会
折り紙の箸袋にもある淑気
口上を一気呵成に孫の賀詞
以上で~す!
下手すると、「なだれ打つ老化現象寒波来る」系の句ばかりを選びかねません(笑)
「何となく」、じつはそれが一番でございます v(^0^)v
*なだれ打つ・・・
*一斉に・・・
*初御空・・・