宮下翠舟/妻の名にはじまる墓誌や寒椿
これはなんだろう?と思った 昨日の大規模公園である この木はそんなに高くもないし 椿でも山茶花でもない ふうむ…これが世に出回っておるカンツバキか 俳句で寒椿という時…それは早咲の椿で冬の間もしくは寒中に花をつけるもの(冬椿)を指す 日光ではこの手のツバキは見たことがなかったが 宇都宮では生け垣にするらしく 大規模公園でぐるりとこれがあった 椿のように花が落ちもしないし 山茶花のように花びらが散ることもなく ただ咲けばそのままそこに朽ちている 掃除の手間が掛からず人間が管理しやすいということだろう 風情もなにもあったものではない 作り替えられ売り出されたカンツバキに罪はないのだけれど…無惨でかわいそうな花🌼
カンツバキ凍て枯るるとき琥珀色/青萄
花の名前にしても 業者は売れるような名前を勝手につけるため 現場で混乱が起きるのだ 気の毒なフェイクの寒椿である❗️