擬似晴天

2014-04-08 20:20:00 | 野に咲く花はどこへゆく

今からひと月ほど前の3月のニュースだったが↓そのとき「擬似晴天」という言葉を知ったのでここに記す。


岡山市の登山クラブに所属する3人が鳥取県の大山で遭難し、12日までに全員の死亡が確認された。海外での登山経験などもあるベテランが遭難した背景には、天候の急変や無理なコース設定などがあったとみられる。冬季も含め年間100回以上大山に登るという登山ガイドの久保昌之さん(59)は「登山には『ベテラン』というものは存在しないと思ったほうがいい。何十年の登山経験があっても、油断は禁物」と指摘する。【高嶋将之】

3人の遭難と同じ9日に、元谷から弥山山頂まで登った久保さんによると、同日午前中の山頂付近の天候は、曇りの中に時々晴れ間が見える「疑似晴天」と呼ばれる状態で、「天候が良いと錯覚しやすい」状況だったという。午後2時前の気温は氷点下7度で、視界も約100メートルほど確保されていた。だが、その後天気は急変。午後3時前には、視界が吹雪で5~10メートルほどになり、気温は氷点下8度に下がった。久保さんは「不安定な天候だった」と振り返る。7日夜からは新雪が降り積もっていた。【高嶋将之】



話ちがうが、「怒り」はなぜどこから出てくるのか、「アンガーマネジメント」という言葉も最近知った。

どうやら「怒り」の感情は、自分の価値観を相手や現象に、「~であるべきなのにそうではないから許せない」、と決め付けるところから発生するらしい。

しかもその感情爆発は、自分よりさらに立場の弱いものに向けられることが多い。怒りの衝動をなだめるにはどうしたらいいのだろうか。

まず、相手の価値観と自分の価値観は全く違うのだと認めて、自分だけが正しいという思い込みを(勝手に)相手に押し付けてはいけない、と自得すること。

そうでなければ、常に暴走をくり返す自分の怒りから、少しも解放されないではないか。解放されない情況は不幸である。

さてこれにて過去からの数々の怒りが、ある程度は解消されるのかというと・・そうは簡単な話ではないのだが (;^_^A アセアセ・・

しかし、常に人に怒らず、何をされようと言われようともヘラヘラしていればすむのか、というとまた解らなくなってしまう。要するに怒るべきところでは怒ることも必要で。まぁ何事も話半分に聞いておくのが良いでしょう・・(苦笑)


こちらは昨日午後5時過ぎ頃に見たカタクリ(片栗)の花↓もう通常撮影は無理なのに承知しながら撮っています (;^_^A アセアセ・・










コメント (7)    この記事についてブログを書く
« 小散歩deシダレザクラ(枝垂... | トップ | 燕さんが来る »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (こんの)
2014-04-09 06:12:18
>要するに怒るべきところでは怒ることも必要で。まぁ何事も話半分に聞いておくのが良いでしょう・・

ふ~む なるほど......
賢人は、やはり達観するのもはやいものですねぇ
さすがです

返信する
Unknown (ななごう)
2014-04-09 07:05:47
空見さん、おはようございます。

今日は、オフです。時間たっぷり有ります。困った。
で、今日の記事ゆっくり読んで見ました。
自分で云うのもなんですが、おー私のこの性格を的確に捉えた内容だなーと。

時々、この様な内容の記事も有りがたいです。
空見さんが、肩こらない程度で投稿して頂けると嬉しいです。
自戒の念を込める為にも、宜しくお願いします。
返信する
カタカゴの花 (だんだん)
2014-04-09 11:42:13
フォトエッセイ、俳句写真にも伺ってから、あらためて熟読^^
この記事は読みました。
次兄も百回は登った大山(私も一度便乗)は、侮るべからずと言ってます。
どこの山も、擬似晴天があると思うべきでしょう。
現在は島根の西方面の山を訪ねて、なにか執筆中でした。

怒り…直接は関係無いですが。
オフでも交流する友達が、ブログを辞める羽目になってしまいました。
この方は、姉上にブログしたいと頼まれて更新を教えてあげたのですが…
タイプが違う姉上は、文章が延々と長く、少し意識過剰な方です。
ほとんど読んでいないうちに、ブログ村で中傷合戦の体をなしたのです。
妹も引き合いに出す姉上の記事を読んで、危ない、友達が巻き込まれると心配した直後の脱退でした。
詳細は知らないし、知りたく無いけれど・・・
姉妹でのランキングが衆目に晒されるのは、考え物だと思う次第です。
返信する
Unknown (空見)
2014-04-09 15:15:50
◇こんのさん、私は賢人でも達観者でもありません、人並みという基準にさえ届かない愚か者であります。多少の自覚はしています(苦笑)

◇ななごうさんこんにちは~
読んでいただいてありがとうございます。人間に、「絶対」とか「完璧」とかはないのだろうと。
私は、「短気が損気」そのものなのですが、怒りの一つは自分の中の「常識」を他人に当てはめてしまって、自分勝手に怒るということもあったように思います。そう思えば、何も怒るほどのことではないのに、おおむね批判的な対応が多かったなぁ、申し訳なかったなぁという反省も^^;

◇だんだんさん、応援をありがとうございます~
ははぁ、妹が誇れるお兄さんで良かったですね、何か神々しいです。
姉さまは妹ごのブログが羨ましかったのですかね、まぁ姉妹間のことはよくわかりませんが、私は兄弟がいないものですから。
サイト間での軽い批判合戦はよくありますね。私はね、けっこうやられたらやり返すタイプです(笑)むしろ倍返しに近いかな?ただ、せいぜい2回くらい反論、それ以上は関知しません。本気になられたら怖いし…(∋_∈)
ランキングもね、ブログ更新のバイアスにならないように、楽しみよりもストレスになったら止めれば済むことですね。





返信する
Unknown (ディック)
2014-04-09 18:07:53
自分でカタクリを見にいくようになり、またみなさんのブログでも写真を拝見して、この花は、よい状態の花に出会うのがむずかしいなあ、と感じます。
咲いたばかりで元気で、花弁に傷みがなく、立ち姿がよく近くで見られる、という条件が揃うことは、都会人にとってはなかなかないのではないか、と。

若い頃から、どちらかといえば趣味が常に少数派のため、どちらかというと多数の理解を得られないことが多く、「ディックの本棚」では「もっとも大切な価値観は、価値観の多様性を尊重することだ」と書き続けております。
この世は弱肉強食、強い者が勝つ世界、とも思っているので、何もしなければ常に負け組。だから上のようなことでも言い続けないといけません。
その「ディックの本棚」では、たとえば「書評」という言葉は使いません。あくまで「感想」です。
本でも絵でも写真でも音楽でも、偉そうな評論家や先生がたくさんいてあれこれいいますが、真っ先に立っているのは「好き嫌い」「自分の好み」であり、「自分の好み」を擁護するような理屈を組み立てているに過ぎない、と思っています。
ぼくが何か言うにしても、それは自分の好みの表現であり、「感想」に過ぎません。

実生活では、怒るときには怒らないと負けてしまいますが、自分が正しいから怒るのではなく、そんなことは嫌いだから怒る、というスタンスでいようと思っています。
返信する
Unknown (ビビアンヌ)
2014-04-10 12:34:59
空見しゃん、こんにちは!

瞬間沸騰型のビビたんですw反省
近所の意地悪オバハンと遭遇するときは、「きっとまたイヤミを言われそうだ」と不安になり、不安的中で。。。怒り爆発!と。。。なるようですw(私の場合w)
そうだ。。。あのオバハンと私は違うのだ~大きく違うのだ~。。。でもやっぱり腹立つでwww(爆)修行が足りないようで。。。
うつむいて咲くカタクリの花のようになれたらいいのになあ~きれいだね!
返信する
Unknown (空見)
2014-04-10 17:34:05
◇ディックさんこんにちは~ありがとうございます。
>真っ先に立っているのは「好き嫌い」「自分の好み」であり、「自分の好み」を擁護するような理屈を組み立てているに過ぎない、と

なるほど・・ディックさんの見立ては的を得ているなぁ (^^ゞ

それであの~人は見た目、も重要だそうですね、だから人と会うときは深呼吸してハイテンションでにこやかに、なんて。本心はともかく、皆だれにも嫌われないように常に努力しているんだろうなと思います。その点私は、ほとんど努力してないです、手抜きな生きかたです(笑)

◇ビビアンヌさん、ありがとうございます~
いやいや、そんなことはないですじょ、ビビちゃんはエライ人ですじょ。
あのオバハンをギャフンと言わせてオトナシクさせる作戦を立てよう!さぁ、作戦会議だ、あ~言われたらこう切り返す、こう出てきたら~カメハメ波をくらわせる、う~ん、暇をみてシミュレーションとリハーサルの修行をしよう、この次は勝つよ必ず、めざせ完勝!(笑)


返信する

コメントを投稿

野に咲く花はどこへゆく」カテゴリの最新記事