Humdrum++

ツリオヤジのダイアリシスな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

修善寺温泉 湯回廊 菊屋

2016-03-07 06:27:08 | 旅館、民宿

3月4日、5日はリフレッシュ&家族サービスの温泉旅行。
年老いた母親と年老いつつあるteruterubouzさまと娘盛りを過ぎたマイドーターのかしましトリオを連れて修善寺へ。

選んだ宿は、湯回廊菊屋。
2011年にも来たことある宿です。温泉もさることながら、料理がすこぶる美味しく、また行きたいねということでの再訪。

菊屋といえば、夏目漱石も養生のために滞在した歴史のある旅館。

しかし、この日に入宿してから知ったのですが、凄いイベントが行われていた旅館ではないですか。

第一期王将戦第二局、木村義雄と升田幸三の対局場です。
時は昭和26年12月21,22日。角替わりの腰掛銀模様の将棋で、後手の挑戦者升田が角切りからの強烈な攻めで木村王将を一蹴した一局です(棋譜はこちらで見られます)。
この後、升田は4勝1敗で木村を指しこみます。
升田といえば陣屋事件があまりにも有名ですが、今日宿泊している菊屋でも王将戦を指していたとは、、そんな旅館に泊まれたとは、、いやいやびっくり、嬉しいことです(前回泊まったときは全然気づかなかったけど^^;)

さて、今回案内されたのは、ことぶきの間。
広い部屋で思いっきり伸びるteruterubouzさま。

こちらも12畳くらいあります、うちの家より広い^^;

ボーリングができそうです。

昭和のベランダと庭。

3時半にチェックインして、さっそく一風呂あびましょう、と大浴場へ。

風呂上りのビイル、幸せです。
つまみは売店で買ってきた、アオイソメみたいなパックのわさびのり。

食事は19:45と遅いので、それまで十分にくつろげます。
仕事で遅れたマイドータも18:30に到着。ひと風呂浴びて、楽しい晩御飯です。

こちらがお品書きの前半。

食前酒はゆず酒、先付には桜をあしらった胡麻豆腐。

前菜は細かい仕事がされています。

私はワインをいただきましょう。
他の人はビールや桜カクテルや梅酒やオレンジ酒などいろいろ好きなものを。

椀は白魚を竹の子で巻いたもの。

お造りはマグロ、カンパチ、ボタンエビと天草寄せ。

伊豆らしく山葵はたっぷり。

メニュー後半は選択科目。
おのおのが好きな料理を選びます。

台の物、わたしは桜海老かき揚げを選択。

片方は、鯛のけんちん焼き。

洋皿はサクラマスを選択。

片方はローストビーフ。

煮物はニシンを選択。

もう片方は地魚。
魚種はドンコとのことでしたが、このドンコを味見させてもらったら滅法界旨い、やはり料理は技術だなと感じた次第。

サービスで真鯛の真子の茶碗蒸し、ごっつあんです。

食事には、山菜そばを選択、量が多い^^;

たけのこ御飯。

桜海老とシラス御飯。これがアタリでしたか。

デザートにはアイスクリームとフルーツ、羊羹をいただき、ごちそうさま。
いやぁ、お腹いっぱい、ワインも空いてゴキゲン中飛車ですよ。木村-升田の時代に倣うと原始中飛車ですか(^^)

部屋に戻ってしばし休息、そしてまた温泉に浸かりましょうと露天風呂へ。
風呂から上がってまたビール。温泉から出たら必ずビールを飲まないと^^;

いつもならここで寝るところなんですが、菊屋は夜鳴きそばのサービスがあるんです。

時刻は23:30、こんな時間にラーメン食べていいのか?^^;
飲んで食べて、部屋に戻っておやすみなさい。

たっぷり寝てうぐいすの鳴き声で目が覚めたのは7時半、気持ち良い朝です。
もちろん起きたらすぐに温泉へ、ちょうど貸切風呂が空いていたので一人で湯船を占有、気持ちいい。
朝食は9:30と遅いので、それまでにビールです^^;

朝食は相変わらずのおかずの多さ。
これに煮物、アジの開き、ごはん、味噌汁がつき、テーブルが狭いくらい。

朝から湯豆腐、3人分。
なぜ3人かというと、私だけ洋食にしてもらったためです。前回は全員で和食だったので、どんな洋食がでるのか興味津々。

こちらが洋食。スタンダードな朝メニューですが、グラタンが付いてきた^^;
これ、けっこうへヴィですよ。特にコーンスープ、ポテトサラダ、グラタンが効いてお腹いっぱい。

食後のコーヒーをいただき、ごちそうさま。

チェックアウトは11:00なので、もうひと風呂浴びましょう。
けっきょく、温泉には4回入りました、良いお湯でお肌すべすべ。
最後のお風呂の後にもビールを開けて、車の運転はマイドータにお任せです。

今回も満足の菊屋でした。
5年前と比べると、料理がボリュームが増え、代わりにやや大味になった気がしましたが、気のせいかもしれません、前回の料理があまりにも好印象だったことが影響してるかも。ちなみに5年前も今日も料理長は同じ人です。

さて、寄り道しながら横浜に戻りましょう。

[修善寺温泉 湯回廊 菊屋]
静岡県伊豆市修善寺874-1
http://www.yukairou-kikuya.net/

ブログランキング・にほんブログ村へ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月のドラゴン | トップ | 湯葉丼 直吉 [箱根湯本] »

コメントを投稿

旅館、民宿」カテゴリの最新記事