こないだニケで飲んでいるとき、常連さんが持ち込んだカニをおすそ分けしてもらいました。
いやぁ~、たまにお魚を持ち込んでいると、こういうおすそ分けの機会に恵まれます、嬉しいな(^^)
このカニは初めて食べますよ。マングローブガニ(mangrove crab)。
マレーシアのマングローブに棲むカニで、夜になると穴から這い出てくるのを捕まえるそうです。
別名でマッド(MadでなくMudの方)クラブとかノコギリガザミと呼ばれるそう。
捕ったばかりは泥の匂いがあるカニだそうですが、もらったカニは泥を吐かせて匂いを消しているそうな。天然ウナギと一緒ですね。
持ち込んでくれた常連さんと飲みながら、マングローブガニの薀蓄や食べ方、味の特徴などを語ってもらい、家にお持ち帰り。翌日にさっそくいただきます。
まずはメスのカニからいただきます。
ふんどしの部分に色が付いているのが女の子。
殻を外すと、、、うわー、内子がいっぱい。
内子はカニの卵ですが、体内にあるのと対外にあるので内子、外子と呼び分けます。
内子は柔らかくしっとりした舌触りなんです。
普段よく食べる、コウバコガニ(ズワイガニのメスガニ)にも、この内子がたくさん入っています。わたしはこれが大好物。
濃厚な内子です。
これが殻の隅々まだたっぷりと詰まっていますよ。
マングローブガニの特徴は、身がみっちりと詰まっていることと、その身が濃厚なことと聞きましたが、自分で食べてみるとまさにその通りだということがわかります。
これはけっこう食べでがありますよ。
足の付け根を横割りにすると、ここにも肉がみっちり詰まっています。
いやぁ、美味しいなー。
わたし、カニは子供の頃からけっこう食べなれている方と思われ、身の外し方は遅くはないのですが、それでもけっこう時間が掛かります。
外したり割ったりほじくったりしゃぶったりしながら、ごちそうさま。
2尾いただいたんで、もう一尾あります。
少し休憩してからいただきましょう。
ちなみに、この日は家族が全員外出なので、昼から酒飲みながら、一人でいただいています(^^)
こちらはオスです。
ふんどしがすっきりしているのが男の子。
ハサミがでかい~。
これに挟まれたら骨まで砕けそうです。
殻を割ると、カニミソがどっさり!
身は濃厚なカニですが、カニミソは意外にあっさりしています。
足のつけねを立て割りにすると、これまた身がどっさり。
ハサミの肉がまた多い。
カニ類の中では身の詰まり方がダントツです。
細い足の部分にも、このように身が詰まっています。
ひとつひとつ、切って割っていただきます。
ホント食べるのに、時間が掛かるカニで、よそ行き顔では食べられないです^^;
これは店で出してもらうより、家で思う存分に格闘して食べるのが美味しい食べ方ですね。
エラと殻以外には捨てるとこないよ、と言ってた常連さんの言葉通り、隅々までしゃぶりつくさせていただきました。ごちそうさまでした。
日本酒を合わせたけど、濃厚なカニの味は、ワインや焼酎にも合いそうです。
しかし行ったら絶対に飲んで
マラソン完走出来ずの巻になるとこだし(笑)
ここでは通称、どうまん蟹、と呼ばれて静岡に赴任して知りました。
静岡駅ビル「大作」の水槽に浜名湖から運ばれ、たまにいます。
バンコクで ヌア プーパッポンカリーを注文すると、この蟹が出てきます。殻は固くて、カレーがめちゃくちゃ辛いし、剥き身(ヌア)が美味。
おいしそうで、たまりませんのでコメントしました。
酔っ払いオヤジの風上にもおけないです。
どうまん蟹という呼び名、初めて知りました。
ぐぐってみたら、食べ方を詳しく書いてあるサイトをみつけて、確認するとわたしが食べた方法も同じでした。
外で隅々まで食べるのはなかなか大変なカニだと思います。
コメントありがとうございました。