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ばあさんが、「これ読んでみろ」と机の上に置いてった一冊。
こちらが内容紹介。
ばあさんがこれ読めと持ってくるときは、腹に一物があることが多いのですが、これは(我が家でホットな話題の)認知症に関係するシーンが多出するところを読ませたかったのかな、と推察しました。認知症というか介護施設に関わる小説はあまり読んだことがないので、そこらへんは興味深くは読めました。
5つのサブストーリーからなる長編で、最後にすべてのストーリーが繋がりエンディングを迎えます。
ただ、途中からだいたいの結末が予想できてしまったので、後半は緊張に欠けるきらいがありました。最後の真実は、「ノックスの十戒」に抵触するようなしないような...
サブストーリーでは、新興宗教のところが、「ああなるほど、そういう手もあるんだね」と意表を突かれました。世の中油断ならない。
推理小説は、中学生の頃にシャーロック・ホームズにハマった後はあまり読みませんでしたが、たまに読むと没頭してしまいます。
先だって袴田事件の無罪確定が出たこともあり、タイムリーな読書タイミングだったかもしれません。
作者プロファイル。
この作者の作品は初めて読みました。ドラマ化、映画化もされていることは読後に知りました。
書誌情報。
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