こないだのスミイカ釣りで穂先を折ってしまったので、現在のスミイカ竿は21世紀スミイカ竿(*1)のみになってしまいました。
予備竿がないと不安な釣りなので、とりあえず代わりの竿を探しました。
(*1: 磯子にあった「釣具21世紀」というショップオリジナルの竿です。現在は閉店)
スミイカ竿はけっこう数を使ったほうで、これまであれこれ試しながら10本ほどの竿を使いました。
ここ数年使っていた海人スミイカ240は、すっかり手に馴染んでいたので、新品が売っていれば迷わず同じ竿を購入するところだけど、残念ながら現在は生産してません。
定期的に釣具屋さんでスミイカ竿新製品のチェックはしていて、そろそろ新しいのを買おうとも考えていたのだけど、どうもいまいち気にいった竿がなかったです。
まだ触っていないメーカーの竿もいくつかあるので、それはおいおい見ていくことにして、当面、残り少ない今シーズン用に一本欲しいとこ。
まずチェックしたのは、タックルベリーの@ベリーネット。
ここに海人スミイカが出ていれば問題ないのだけど、そううまくはいきません、というかスミイカ竿って他の竿に比べて極端に出物が少ない^^;
でも、懐かしいスミイカ竿をみつけましたよ。
思わず購入ボタンをポチ。
すぐに商品が届きました。
日曜にオーダーして火曜に到着。
こちらです、幻波スミイカ240。
気になるお値段は、11,025円。
古い竿にしてはちょっと高いなと思ったけど、まあ仕方ない。
傷やガイドの歪みもなく、綺麗な竿ですよ。状態はいいですね。
トップガイドのみSiCというのが懐かしいです^^;
スミイカの専用竿ってひとことで言えば「極先調子の竿」なんですが、穂先の柔らかさ、穂持ちの張りなどが微妙に違うとしゃくったときの力の入れ方が違ってくるので、なかなか手に馴染ませるまでに時間が掛かります。
わたしの場合は、しゃくり幅は30cmくらいと小さく、しゃくる速度もスローにしていて、イカが乗ったところで合わせを入れる釣り方なので、穂持ちがある程度強くないと使いにくさを感じます(竿が合わないとバレが多い)。
近年の竿は穂持ちのパワーがいまひとつのが多くてなかなか好みに合いません。中にはパワーのある竿もあるんだけど今度は穂先が硬すぎてテンヤの初動が硬いとか。
さらにスミイカ竿の特殊なところは、キャストすること。
穂持ちに張りがありつつ、なおかつ弾性が高くなければ使いにくいです。
(1)極先調子でテンヤのコントロールがしやすく、(2)イカの重さに負けずにがっちり針ガカリさせ、(3)テンヤを遠くまで飛ばせる、という要件を満たして、なおかつ手に馴染むまでに時間が掛かる、となかなか厄介です。
幻波スミイカシリーズは、前にHモデルを使っていたことがあるんで、竿の調子自体はだいたいわかっていました。海人ほど穂持ちは強くないけど、その分シャープな調子です。
これならしばらく使えそう。
ちょっとカタログを調べてみたら、2000年に登場した竿でした。
シマノから新しいスミイカ竿が出たと思ったのはもう13年前になるのか、、、時が経つのは早いもんです^^;
こんな感じのスペック。
この後、ベイゲームスミイカが出るまでシマノのスミイカ専用竿はこのモデルでしたね。
現在は、シマノからはテンヤスミイカ竿はカタログから消えてます。
ニホンウナギみたいに、スミイカ竿も絶滅危惧種になるかもしんない^^;
しばらくは21世紀スミイカと幻波スミイカを2本立で使っていきます。
どちらも前に使った竿なのでそのうち手に馴染むでしょう。
で、気に入った竿が見つかったら新品を買うつもりです。
太め長めのカワハギって感じの9:1調子だったような。
こっちではシャコテンヤが出来そうもなくなったので7年前にあるお方に差し上げました。^^;
15年前じゃ利かないですよ、20年いや、もっと前の竿だと思う^^;
その頃は、オリムピックのハリースペシャルスミイカが欲しかったんですよね。
でも高くて買えなかったので、八景スペシャルで我慢してました。
当時の竿はバット部のブランクが、なにこれ?って感じで太くてがっしりしてました。新素材ラインの普及で、どの竿もスリムになりましたよね。
当時、スミイカやるなら「流行の糸(PEだっぺね^^;)なら4号!!」なんて言ってましたっけ・・・
出たばかりだし、まだまだPEの実力知らなかったんでしょうね・・・
新素材(今でいうPE^^;)がまだまだ高価な時代で、一度巻いたらリールが壊れても別のリールに巻き換えて使うなんてことしてた頃だから、4号って言うのもまあ納得はできます。
あの頃って、道糸2-3号使う釣りなんて少なかったし。PE1号なんて売ってなかったし^^;