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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

剣崎沖は赤から青への端境期

2019-07-26 14:33:28 | 釣りレポ 2019

本日のミッションは、青物シーズンスタートが近いと目される剣崎沖!
乗っこみが終わって産後の肥立ちのマダイに対し、ブリの若魚であるワラサ、イナダが釣れていますよ。
特に3kgに近いサイズの、ワラサと呼ぶには小さいけどイナダと呼ぶのは大きいかな、という魚体は、近年ではイナワラという呼び名が定着しています。

わたしあんまりこのイナワラという呼称は好きではないんです、趣がない。
マイナーではありますがハナジロとかサンパクとかの昔ながら地方ながらの呼び名もあるのでそちらを使いたいところではありますが、すっかりイナワラがメジャーな呼称になりました。まあ、言葉は生き物ですから時と共に変わります。

と、前振りが長くなりましたが、今回のミッションの主役はそのイナワラです。
もちろん、マダイも狙いますよ。

取材にお邪魔したのは、超お久しぶりの大松丸。
昔から大型船で目立っていましたが、今はさらに大型船になっています、遊漁船最大級。

穏やかな海を、イサキ船に続いて出船です。

最初のポイントは下浦沖、棚は上から20mという浅場ポイント。最近はこの場所でイナワラが食っているとのこと。

浅いので手巻きリールが楽しいですね。海攻マダイ270とアンバサダ7700CTの組み合わせ。

梅雨明け宣言はまだですが、みんみん蝉が鳴きまくり、駐車場は藪蚊の嵐、船上に降り注ぐ日差しは夏そのものの日です。

餌取が多いですが、めげずにコマセを打ち返していると、竿がドスン!
久しぶりの青物、あれ?イナワラってこんなに引っ張るっけ?C2ドラグが大活躍。
タモを持ってきてくれた船長に「もうワラサまわってるの?」と聞くほどの強い引きでしたが、「いや、まだイナワラでしょう」と船長はにっこり。

国民の生活が第一なんて政治は間違っている!のイナダさん。いや、イナワラさん。

手鈎炸裂!
検量すると2.6kgでした。3kgに満たないので厳密にはイナダですが、9月に釣れる当歳ものの40cmイナダに比べると3倍以上の目方があるので、同じ呼び方をするのは気の毒なところではあります。
どちらかといえばワラサでいいよね。

夏の船上食はこれに限ります。コンビニの冷たいうどんやそば。

ニュードクラウドも立ち上り、夏の海。
全体の数は少なかったのですが、イナワラもマダイも写真を撮れて、ミッションコンプリート。
台風7号が猛スピードで北上中ですね、コースによっては関東直撃もありで、港によっては明日の土曜日から避難するところもあります。台風一過で、夏本番になりそうです。

大松丸では、今回取材したマダイ・ワラサ船の他に、8月1日からはマグロ・カツオ船も出船します。乗合3隻体制のうち、もう一隻の乗合はイサギかアジのどちらかになるとのこと。

本日の模様はつり丸9月1日号(8/15頃発売)でレポートします。
取材にご協力いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

春から初夏にかけて、マダイの乗っこみで湧いていた剣崎松輪地区ですが、夏の訪れとともに赤い魚から青物に遷移中、熱い季節がやってきます。

[大松丸]
http://www5e.biglobe.ne.jp/~daimatsu/

宿で受付後、港へ移動。

 

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