Humdrum++

ツリオヤジのダイアリシスな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

人としてどうだろか?

2007-03-16 21:39:43 | 日々の雑感
こないだ書いた女流独立問題の件についてですが、米長連盟会長が自分のブログで石橋女流の親の顔が見たいって書きました。
これって、「お前のかあちゃんでべそ」とか「さのばびっち」みたいな定型句で怒りを表現してるのかと思ってて、もともと米長は人を誉める場合も親のことを誉めたりするんで、あまり気にとめてなかったんだけど、どうももっと陰湿な意味があるような気がしてきました。

今日知ったのですが、石橋さんて生まれてすぐに死を宣告されるほど重い病気だったんですね。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/product-description/4569612911/ref=dp_proddesc_0/250-8211055-5787457?ie=UTF8&n=465392&s=books

http://www.geocities.jp/sho_pen_club/books/newbooks.html#sachio

ベッドから降りたのも口から固形物を食べたのも4歳というのだから、通常の人は想像もしにくいほどの難病でしょう。で、石橋さんのお母さんは、そんな娘を必死で支えていたわけですね。

石橋さんにとっては、お母さんは自分の命よりも大事だと思って敬愛している存在なのでしょう。

米長も連盟会長なら当然こういう話は知っているはず。
で、その上で、「親の顔がみたい」と石橋さんがもっとも敬愛しているであろう母親を侮辱する表現を出してきたってのは、なんだかなぁ...
石橋さんの心情を想像するとやるせない気持ちになります。

まぁ、お互い喧嘩ごしでもあって、ある程度いきすぎた表現が出るのは仕方ないとは思うんだけど、こういうのは人としてどうだろうか?
米長は「言い過ぎた」と潔く頭を下げて欲しいものです。

女流独立問題については、勝手に将棋トピックスが、客観的にわかりやすく経緯をまとめています。興味のある方は読んでみてください。

船戸陽子さんの3/15のブログも、やるせない気分が溢れています。

女流の独立、応援してます。荒波に負けないでがんばってほしい。
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