Humdrum++

ツリオヤジのダイアリシスな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

王将戦 第七局

2006-03-23 00:12:00 | 日々の雑感
 将棋のタイトル戦で不思議なことがあります。それは、七番勝負の星が3連敗後の4連勝にならない、ということ。

 つまり、●●●○○○○で終わるということがいまだかつて無いわけです。これ、私が小学生の頃から不思議と言われているんですが、現在になってもまだ不思議と言われ続けています。

 単純に組合せを計算しても、片方が3連勝する確率は(1/2)^3で、4局めから相手が3連勝する確率も同じ、最終局に4-6局を勝った方が連勝する確率は1/2だから、3連敗後の4連勝の確率は1/128。(計算あってるかな?)

 で、将棋で七番勝負のタイトル戦は、名人戦、王将戦、竜王戦(十段戦)、王位戦と4つもあって、それぞれ50回前後の回数があるので、これまで200回以上の番勝負がなされています。

 と、改めて考えてみると、確率的にはそんなに不思議なことではないか…?でも、囲碁やプロ野球の日本シリーズでは出現していることです。将棋のタイトル戦はなぜか出現していないです。

 でもって、今期の羽生善治王将と佐藤康光挑戦者の番勝負は、羽生3連勝のあと、佐藤が3連勝で最終局にもつれこみました。最終局を佐藤が勝つと、将棋のタイトル戦では初の3連敗後の4連勝になります。

 が、結果は羽生勝ちで、3連敗後の4連勝は今回も現われずでした。さて、次の出現機会はいつになるやら。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 佐野天然温泉 のぼり雲 | トップ | マリンタワー »

コメントを投稿

日々の雑感」カテゴリの最新記事