いよいよ 週末に迫った姫2の結婚式。
私も髪を整えるべく
いつもの美容院でいつものようにヘアカラー(白髪染め)と
和装用に襟足短いカットにして貰った。
ここの店長とは独立前からのお付き合いなので
かれこれ20年になる。
そもそも、
自分の美容院代は自分で払いたいと思った事が
パートに出るきっかけの一つでもあった。
月に一度は通っていたので
我が家の歴史もお見通し。
お互いの子供の事や世情の事
話題は尽きなかったのだ。
で、この度
「姫2ちゃんもお嫁さんか~そりゃ俺達も年を取るよね」
そうそう、これからこの足で妹家族の泊まるホテルと
式場までの距離を下見に行くところ
「筋金入りの方向音痴なんだから気をつけてよ!」
あはは!全くだよ
帰り際にポイントカードにスタンプ押しながら
「あ!dekochinさん、御目出度いって事は$%&@#$%&’...
それだけ心に留めておいて」
うんうん、分かった~
と良く聞こえなかったのにそのまま扉を閉めたのだ。
案の定、方向音痴の私は新橋~銀座 界隈を行きつ戻りつ
何とか時計を見ながら掛る時間を実測する目的を果たし
冷たい雨の中家路についた。
ポストを除くと何かのご案内のような白い封筒が届いている。
差出人は美容院。
中には閉店のお知らせ。
どう言うこと?
ついさっき いつものようにスタッフを交えて
おバカな雑談で大笑いして来たじゃない?
どうして一言言ってくれなかったの?
来月から誰に頭を任せるの?
頭の中は真っ白。
そして、自分で思っている以上に哀しく切ない気持ちに
見舞われていることに気づく。
すーっと涙も落ちている。
来月は姫2のお式の話をするはずだったのに...
こんな事が起きるんだ...
言えない事がいっぱいあったんだ、きっと。
ひとしきり落ち込んだ後、
閉店の日までにはまだもう少し猶予があることを確認。
結婚式が終わったらご挨拶に行こう。
ありがとうの気持ちを込めて...
本日もご訪問ありがとうございました