居心地

相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

60が観る「プラン75」

2022年07月02日 | 映画、DVD、TV

気になっていた「プラン75」を観てきた。

 

冒頭の数分で
もうエンドロールが流れるのでは?
と思い紛うほどの空気感
 
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日本政府は超高齢化社会における
明るい未来の為に
満75歳以上の後期高齢者に
生死の選択権を与える法案を可決する。
 
行き届いた事に現金10万円給付の
有り難さ。
 
「プラン75」を円滑に進める運営側に
悪意は感じられない。
むしろ、自分達は善意のもと
良かれと思い
淡々としかし丁寧に職務を遂行する。
 
果たしてそこに尊厳はあるのか?
そして、そのプランを選んだ人らは
本当に自分で選んだのか?
選ばざる得なかったのでは?
 
*********************************
 
正直、この映画を観る前は
自分でその時を決めるのも悪くないのかな
そんな、気持ちもあった。
 
両親を父67母72で亡くしている。
何故か自分の寿命もその辺りかなと
勝手に思うところもある。
 
が、わずかの年金と貯蓄を切り崩す
細々とした生活が
この先待ってるかと思うと
寿命が尽きるのが早いか
貯蓄の尽きるのが早いか‥
 
映画の中には
私にはホロコーストを彷彿させる
場面もあり背筋が寒くなった。
 
エンディングを観ても決して心は
晴れない。
が、観る前と観た後では
自分の気の持ちようが
明らかに変わった。
 
 
 
子供の頃観た洋画に
似たような主題のものがあった。
うろ覚えだが
最期を迎える時には
自分が一番行きたい場所を
大型スクリーンで映し出し
夫婦ならば夫婦で手をつないで
静かに息を引き取る。
そしてその先は...
 
場面が変わり
国民が完全栄養食品として
配布されている緑色の固形物が
大きな工場から
ベルトコンベアーで流れてくると言う
衝撃的な内容だった。
 
いくら検索しても
この洋画のタイトルは分らず仕舞
 
 
「プラン75」を観終えたあと
この映画をふと思い出した。
 
 
そして何かが勝手に決まってしまわないよう
必ず選挙には行く。
 
 
 
 
 
本日もご訪問ありがとうございます
 
 
 
 
 
コメント (8)
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