その老婦人にお会いするのは2度目だった。
先方様は覚えていないようだったが羽織っている温かなそうなコートには
確かに見覚えがある。
一通りのご案内の後、その方が問わず語りに話しだす。
“さっきね、携帯の料金を振り込んできたの
わずかばかりの金額なんだけど 主人の名前で...
“実は主人は昨年の秋に亡くなったのよ
だからこの携帯も解約をしようと思っていたのだけど
“その道中で携帯が鳴りだしたの
掛けて来たのは主人のお友達だった...
“それで解約するのはもう少し先にしようと思ったの
持ってるだけで繋がっている気がしてね
“それから鳴る事はないのだけど 後、2、3回は料金を支払うつもり。”
嗚呼
携帯一つにこんなにも深い想いとドラマがあったのだ。
“また、来月も寄せてもらうわね”
ニッコリ笑いコートに包まれお店を後にする。
はい、心からお待ち申し上げております。
本日もお付き合いいただきありがとうございました
携帯にメールや写真が残っていると
なかなか解約するのもお辛いでしょうね。
私が亡くなった母から受け取ったメールはCDにして保存しています。
普通には読めない面白メールが
今では良い想い出です
トッシーさん、嬉しいコメありがとうございます
いつもてんさんのコメは優しいわ
きっと誰かにお話しされたかった時に
たまたま私がそこにいたのでしょう
プッ!てんさん、ステキなって
素顔を知っているのに
でも、良いお話聞かせていただいて
ちょっと胸がジンとしました。
てんさん、ありがとう
すみません
上記のコメはmariさんに宛てであります
パスワードの専用アドレス帳、必要ですね
その技、頂きます
これからのネット社会ではこうしたブログや
ネットバンク、ツイッターなどの保存も問題になりそうですね。
>無粋な...
とんでもない!私にとっては有難いコメですよ
出来ない携帯電話
私ならどうするでしょうかと・・・
ドラマのシーンの様ですね
dekochinさんにお話したかったのね。
相手を優しく包み込む仕草がみえて
来ますよ、dekochinさんは
人によってドラマがあるんですね。
このご婦人がお話をされたのは
ひとえにdekochinさんのお人柄によるものなのでしょうね
dekochinさんが素敵な女性である証拠かな
でも実際、どのタイミングで解約するか、難しいでしょうね。
話は少々違いますが、先日ネットの記事で突然(突然でなくても)亡くなると、ネット上のパスワードなどがわからなくて遺族が困るケースがあると出ていました。
これからの時代の課題になるんでしょうね。
私は忘れて困ることが多々あったので懲りてからは専用のアドレス帳に書き付けています
素敵なお話に無粋なコメントでスミマセン