居心地

相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

乱読覚え書き  

2008年06月05日 | 
【月島慕情】
著者 浅田次郎  文藝春秋


*月島慕情
*供物
*雪鰻
*インセクト
*冬の星座
*めぐりあい
*シューシャンボーイ

時代背景の異なる名もなき人々が

精一杯身体に芯を張って生きる様を

月島をキーワードに七つの作品で描いている

思わず目頭が熱くなる短編集




【ワンダードック】
著者 竹内 真  新潮社

空沢高校入学式の真っ最中
子犬を抱いたボロボロの新入生が飛び込んで来た...
この日が甲町源太郎とワンダーフォーゲルン部そして
ワンダーと名付けられた子犬の長い付き合いが始まりの日。

問題を克服し部員犬と認められるまでの道のりは
難攻不落の山を制覇するごとく
いくつもの難関を乗り越えなければならない。

晴れて部員犬と容認されても生徒達は卒業して行く
二代目、三代目の部員へと受け継がれて行く
ワンダーとワンゲル部員の絆

読後爽やかで心が和む
中高生にお勧めの一冊

(上記2冊は友からのお奨め)



            
【アヒルと鴨とコインロッカー】         
著者 伊坂幸太郎    創元推理文庫


「一緒に本屋を襲わないか?」
引っ越しの挨拶で出会った男と僕の物語は
2年前に繋がっていた

ペットショップのアルバイト店員琴美と
ブータン出身の留学生ドルジ
女の子には手の早い河崎との奇妙な関係

2年前と今を繋ぐのは「ボブ・ディラン」と「鳥葬」

吉川英治文学新人賞をとった
伊坂幸太郎を読んでみたかった

テンポが良く推理小説であることを忘れてしまう
表題の意味にたどり着く頃には切なさで胸一杯になる


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2 コメント

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Unknown (てん)
2008-06-06 13:00:56
ほぅほぅ(*゜д゜))
浅田次郎は 本と無縁に近い私でも、いくらか読んでますが これは知りませんでした・・・
 (*ω) んー・・・・
「見たこともない」のほうが 私には合ってるかな?(*´-`*)ゞ

「アヒルと鴨とコインロッカー」
これは 読もうって思っていながら、いつの間にか私の中で、放置されてしまった可愛そうな本です そうだ 読まなくてはイカンイカン反省

「ワンダードック」 犬好きなので内容に関係なく興味がわきます
挿絵のワンコが 凄く可愛いいですね?
って どこを見てるのだ私は・・・
無教養で すみません



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Unknown (dekochin)
2008-06-06 22:11:10
タイトルだけでは忘れてしまう...
もはや覚え書きとも言えぬ防備録になっております
「ワンダードック」仰る通り挿絵がとっても
可愛いのです
山登り&日本犬で昔飼っていた‘蘭丸’を
思い出しました
返信する

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