先日、日本のトップ企業トヨタ自動車の決算が発表された。市場の予想を下回り、株価は一時値を下げたが、押し目買いが入り終値7,150円(前日比+80円)で週末の取引を終えた。
トヨタ自動車は愛知県豊田市が本社であり、関連企業を含め愛知県経済を潤している。愛知県といえば、今後数十年内に東海地震、東南海・南海地震の南海トラフ沿いの巨大地震が襲ってくるといわれる。政府の地震調査研究推進本部が公表しているこれら巨大地震が今後30年以内に発生する確率は、東海地震で87%、東南海地震が60%~70%程度、南海地震が50%程度となっており、今世紀中に発生するのは確実だ。過去の歴史からもこれら巨大地震が発生する前に中日本、西日本では地震活動が活発になっており、報道でも兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)、芸予地震、鳥取県西部地震、福岡県西方沖地震、最近発生した能登半島地震、三重県中部地震等の中日本、西日本での地震が活発に起きていることから本番の巨大地震の発生が懸念されている。今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率では名古屋市は南海トラフの地震が大きく影響し高い確率となっている。
(画像は地震調査研究推進本部公表資料)