地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

地震続く・・・次の備えは・・・

2008-06-22 | 地震リスク

茨城沖と千葉北西部震源に地震相次ぐ、日立と高萩で震度3(読売新聞) - goo ニュース

岩手・宮城内陸地震から一週間が経過し、未だ行方不明者の捜索、避難所生活が続いているが、日本全国またいつどこで大きな地震災害が起きるのか不安である。

今日、首都圏では2度の小さな地震を感じた。首都圏で懸念されている南関東を震源とする直下地震。我が国最大の地震被害をもたらした大正関東地震(1923年)の再来する前後に首都圏ではM6~7程度の地震が数回起きるとされ、そろそろ活動期に入ってきたともいわれる。

大正関東地震から85年となり、この規模の地震は平均的な発生周期220年とのことで135年後の次世代の地震となる。となると首都圏では、我々世代が注意しなければならない地震が首都直下地震である。

政府の地震調査研究推進本部の30年発生確率では70%程度(10年確率では30%程度)と高い。しかし、予想される地震規模のモデルが多数あり、M6クラス、最大でもM7クラスと、大災害になるのか小災害となるのかわからない。先月夜中に起きた茨城県沖のM7地震は、30年発生確率は90%(10年確率では50%)と予想どおり起きたが、幸いにも目立った被害はなかった。

首都圏だけではない。西日本もすでに地震の活動期に入ったとされる。南海トラフ沿いの巨大地震はもちろん、その前後に起きる内陸型の直下地震も心配だ。近畿圏・中部圏直下地震の被害も甚大となることが予想されている。

我々の世代は、これからも地震活動期の中で不安をかかえ生活することになりそうだ。不断の備えを。

 

 


住宅の応急危険度判定結果(平成20年岩手・宮城内陸地震)

2008-06-22 | 地震リスク

地震後「危険」判定住宅、奥州市で4%…中越の3分の1以下(読売新聞) - goo ニュース

「危険」と判定された割合は岩手県奥州市で4%、宮城県栗原市で7%と宮城県北部地震(2003年7月)の17%、新潟県中越地震(2004年10月)の15%、新潟県中越沖地震(2007年7月)15%を大幅に下回る。

建物構造、地盤、揺れの周期が幸いにも大きな被害とはならなかったようだ。記事にもあるように耐震化の重要性は変わらない。「震度6強でも大丈夫だった」のは偶然であることを理解する必要がある。

<応急危険度判定協議会 日本建築防災協会>

http://www.kenchiku-bosai.or.jp/Jimukyoku/Oukyu/Oukyu.htm