25年前の9月14日、長野県西部を震源とするM6.8の地震が発生した。
長野県の調べによると死者29名、負傷者10名、住家全壊14棟、半壊73棟、一部損壊517棟の被害が生じたとされる。
この地震の発生メカニズムは政府の地震調査研究推進本部が発刊した「日本の地震活動」につぎの記載がされている。
「1984年の長野県西部地震(M6.8)は、御岳山の南側で発生し、死者・行方不明者29名、建物全壊13などの被害が生じた。ほとんどの被害は、地震に伴って発生した大規模な斜面崩壊とそれに続く土石流によるものである。震源域には、活断層は知られておらず、またこの地震に伴って地表に断層運動によるずれは現れなかったが、地震や地殻変動の観測から、地下にある東北東-西南西方向の断層(長さ十数km)が約1mの右横ずれを起こすことで地震が発生したと考えられている。」(地震調査研究推進本部「日本の地震活動」より)
<長野県庁 長野県災害体験集>
http://www.pref.nagano.jp/kikikan/bosai/taiken/htm/honbun/13seibu.html