デニッシュとネアカ(PART 1)
Subj:小百合さん、おはよう!
一緒にシナモンメルツを食べる
夢でも見ようと思います
きゃはははは。。。
From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
Cc: barclay1720@aol.com
Date:Mon, Jan 17, 2011 4:43 pm
Pacific Standard Time
日本時間:1月18日(火曜日)午前9時43分
昨日(1月16日)、町子さんが3時にやって来ましたよ。
「デンマンさん甘いものを食べはりますか?」
「僕は何でも食べますよ! 好き嫌いは無い方ですからね」
「それなら、これ食べてくれへん?」
そう言ってバッグの中から取り出したのは Danish でした。
Danish (デニッシュ)
Danish pastry: a light pastry leavened with yeast and often filled with cheese, fruit, etc.
6個をパックにして持ってきてくれました。
「町子さんが作ったの?」
「ちゃうねん。 あまりものですわ。 冷蔵庫に入れておいて、お腹がすいた時にでも食べてくださいな」
チーズが少し入っていたようだった。
でもフルーツは入ってないようだったよ。
町子さんが帰った後に1個オーブンに入れて暖めて食べました。
一口食べたら、小百合さんと食べたシナモンメルツを思いだしましたよ。
きゃはははは。。。
そうです。 行田のエコスの中のマクドナルドで食べたのですよ。
「デンマンさんも一口食べてみたら?」小百合さんがそう言ったのでした。
そう言う訳で、僕もアーンして食べさせてもらったのでした。
きゃはははは。。。
町子さんは、また税金のことで来たのですよ。
「月曜日じゃ駄目なの?」
「その日、日本へ発(た)ちますねん」
「じゃあ、明日の日曜しかないね」
。。。と言う訳で3時に会ったのでした。
「ところで、デンマンさん。。。金(Gold)はどうですやろ?」
「Goldは不安のバロメータですからね。 Goldの値段が記録的に高いということは、世界的に不安が高まっていると言うことですよ」
「デンマンさんも買いはりました?」
「僕は銀行に預けてあるお金をGOLDに替えて儲ける程の金持ちではありませんからね。。。そういう事には、あまり関心がありませんよ」
「銀行にお金を預けておくよりもGOLDで持っていた方がええのかしら?」
「利子にかかる税金を取られるよりはGOLDで持っていた方がいいですよ。 世界的な不安は、まだ当分続くから。。。」
「そうですやろか?」
「いかがわしいことをする業者もありますからね。ノヴァスコシア銀行で買えば安心ですよ」
「わたしもローヤル銀行の人にノヴァスコシア銀行で買ったらと薦められましてん」
「それで、大阪の土地は売れたのですか?」
「それがダメですねん。 大阪の土地はあきまへん。 早(はよ)う売ってしまいたいんやけど。。。売る時期を見逃しましたわ」
「ふ~ん。。。」
「じゃあ、娘がそこのショッピングセンターで待ってるさかいに、今日はこれで。。。おおきに。。。」
そう言う訳で、書類を僕に見せると、いつになく、そそくさと帰ってゆきましたよ。
町子さんも大阪とバンクーバーを往ったり来たりで大変なようです。
小百合さんは軽井沢タリアセン夫人になりきって、たまには行田のエコスにでも行って、マクドでシナモンメルツでも食べてね。
僕も小百合さんと一緒にシナモンメルツを食べる夢でも見ようと思います。
きゃはははは。。。
じゃあね。バ~イ。
バンクーバー図書館分館(Joe Fortes Library)にて
デンマンさん。。。町子さんから「デニッシュ」をいただいて感激したのですか?
いや。。。感激したと言うほどではないけれど、町子さんには古風なところがあって、必ず何かを持ってきてくれるのですよ。 いつも、気を遣ってくれなくていいと言っているのだけれど。。。
でも、手ぶらではいけないでしょう?
そう言えば、小百合さんも必ず何かを持ってきてくれましたよね。
デンマンさん。。。その話になると、またアイリッシュコーヒーが出てきたり、ローズティーが出てくるのではないですか? もう、その話はくどくなるからしないでくださいな。
もちろん、僕もアイリッシュコーヒーとローズティーを蒸し返すつもりはありません。 ただ、町子さんがデニッシュを持って来てくれた時に、「デニッシュ」とは一言も言わなかった。 あとで、これってぇ、danish だよね、と自分で思い出したのだけれど、不安になってウィキペディアで調べてみたのですよ。
デニッシュ
デニッシュ(Danish)とは、パンの一種。
一般に、渦を巻いたような形が特徴。
日本において「デニッシュ・ペストリー」つまり「デンマークのパン」と呼ばれている。
同様にフランス語では「ガトー・ダノワ」(デンマーク風菓子)、
ドイツ語では「デニッシャー・プルンダー」(デンマークのパン)とデンマーク由来の名称で呼ばれる。
そのデンマークでは、オーストリアのウィーンで発祥したと伝えられているため「ヴィナーボズ(Wienerbrød)」(ウィーンのパン)と呼ばれている。
日本ではアンデルセンで販売されたのが最初。
1959年、タカキベーカリーの創業者高木俊介がはじめて欧州旅行にでかけ、デンマークのコペンハーゲンのホテル・ヨーロッパで食べた、朝食のデニッシュペストリーに感動したのがきっかけ。
デンマークのパン職人が、酪農王国ならではのバターや鶏卵をたっぷり使ってサクサクとした食感の生地に改良した。
クロワッサンのようなバターを何層にも折り込んだパン生地に、フィリングとコーティングやトッピングを組み合わせ、様々な種類を作ることができる。
生地はクロワッサンに似ている。
だが、クロワッサンと同生地を使っている店と、別生地を使っている店があり、一概に同じとは言えない。
デンマークでは誕生日などのお祝いにはケーキの代わりに食べる。
大きな「クリンゲル」(ひらがなの”め”の字に似た形)や、子供のバースディには男の子や女の子の形の「カイヤマン」を作り、みんなで切り分けて食べる。
出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
これを読んで、確かにクロワッサンと似ているなと僕も思いましたよ。
似ているでしょうか?
サクサクとしたあの食感がクロワッサンと似ていますよ。
ところで、タイトルには「デニッシュ」と一緒に「ネアカ」が出てきますけれど、どうして「デニッシュ」と「ネアカ」が関係あるのですか?
あのねぇ~、町子さんが帰ってから「デニッシュ」を食べながら、僕は淀川長治さんの本を読んだのですよう。 その中に次のようにして「ネアカ」が出てきたのですよう。
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