病院の悪い評判(PART 1)
デンマンさん。。。お母さんは退院なさったのですか?
一度退院したけれど、また入院ですよ。
今度もまた行田中央総合病院ですか?
いや。。。今度は行田総合病院です。
あらっ。。。同じ病院ではないのですか?
「中央」がぬけると全く違う病院になるのですよ。
どうして行田中央総合病院ではなく、行田総合病院にしたのですか?
あのねぇ、僕は行田中央総合病院のフィードバック・フォームに医療食について苦情と要望を書いたのですよ。
皆様のご意見をお聞かせください。
皆様にご満足戴ける病院を目指してスタッフ一同努力しておりますが、様々な観点において皆様からお気付きの点・ご意見等がありましたら、ご遠慮なくお聞かせください。
記入日: 平成24年10月6日
207号室でお世話になっている患者(私の母)の長男、デンマンという者です。
スタッフの皆様の医療には感謝しております。
さて、母の食事表を見ますと、10月1日(月)には主食・副食ともハシをつけているようです。
しかし、日数が重なってゆき10月5日(金)、10月5日(土)を見ますと、主食・副食ともにゼロです。(食べていません。)
病院理念を見ますと「病気を診ずして病人を診よ」となっていますが、理念と現実があまりにもかけ離れているのを感じます。
委員のパンフレットを拝見しますと、食欲をそそられる素晴らしい(医療食の)写真が掲載されています。
ところが実際の医療食を見ますと、見ただけでもまずそうで、食欲を無くすようなメニューになっています。
貴医院には専属の栄養士・調理師は居ないのでしょうか?
母の生きがいは「食」にあります。
医療食とはいえ、患者の好みに応じたメニューを提供して欲しいと強く感じます。
なぜなら、入院中の患者にとって食事が唯一の楽しみだと思うからです。
医療食が人生の最後の食事になる患者さんも居ることでしょう。
「病気を診ずして病人を診よ」という理念に基づいて病人の気持ちと病状を考慮した医療食を提供していただきたいと切にお願いします。
宜しくお願いします。
乱筆で失礼いたします。
デンマン
行田市行田 TEL: 0485 (54) 9999
『ネットと行田中央総合病院』より
(2012年10月14日)
このフォームが問題になったのですか?
そうなのですよ。 お袋の様態が悪化したので行田中央総合病院に入院させようとしたのだけれど、「医療食にきめの細かい配慮ができませんので、もっと大きな病院に入院させてはいかがですか!?」と丁重に断られてしまったのですよ。
それで、どうなさったのですか?
しかたがないから行田総合病院に連絡をとって引き受けてもらったのですよ。
。。。で、救急車で搬送したのですか?
そうです。 僕が救急車に乗って付き添っていったのです。 救急車に付き添いで乗るのは生まれて2度目の経験ですよ。
最初はどのような事故で救急車に乗ったのですか?
いや。。。事故ではなく最初の時もお袋の様態が急におかしくなったので僕が救急車を呼んで行田中央総合病院へ搬送するように頼んだのですよ。
つまり、行田中央総合病院には昔からお世話になっているのですわね?
その通りです。 でもねぇ、その時にも院長先生に苦情を言ったものだから、よほど口うるさい息子がいるというので敬遠されたのですよ。 たぶん。
。。。で、行田総合病院の対応はどうでしたの?
それがねぇ、意外にも迅速に対応したのですよ。 嬉しい驚きでしたよ。
デンマンさんが嬉しがるほどの迅速な対応だったのですか?
そうなのです。
どのような。。。?
あのねぇ~、お袋が行田中央総合病院へ入院したのは9月26日だった。 翌日、「入院診療計画書」が弟に手渡された。
その時デンマンさんはいなかったのですか?
僕はまだバンクーバーでした。 9月30日に弟から電話がかかってきて、僕は10月1日の飛行機で成田に向けてバンクーバーから飛び立ったのですよ。 「入院診療計画書」のコピーを見ると「検査は適宜行います」と書いてある。
でも、救急車でお母さんは搬送されたのでしょう?
そうですよ。
だったら、緊急に検査をするのではありませんか?
僕もそうだと思いますよ。 でもねぇ、お袋は膝を痛めて動けなくなって整形外科病棟に入院したのですよ。 だから、内科の検査は後でもいいと結論したのかもしれません。 お袋の様態の「総合評価の結果」が出たのは、なんと入院から8日後の10月4日ですよ。 その用紙の最後に「以上のように評価させていただき、早期退院に向けての調整を図っていきます」と書いてある。
なんだか、行田中央総合病院では、ちんたら、ちんたらとやっているような印象ですわね!?
そうでしょう? 僕だってそのような印象を持ちましたよ。 2,3日で退院させたのでは儲からないから、せめて2週間ほど入院させようという病院の思惑が見えるようですよ。
行田総合病院ではどうでしたの?
救急車に乗ってお袋が急患の受け入れ病棟に搬送されると、すぐに検査を始めましたよ。
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これがその救急病棟ですか?
そうです。 救急入り口のすぐ脇にあるのですよ。 ここで緊急対応と検査が行われた。 ここで行うことができない検査は他の病棟で行ったようです。 レントゲン、CTスキャン、MRIというような検査をすべて行ったようでした。 少なくとも1時間半検査にかかりました。
どうしてそのような検査をしたと分かったのですか?
主治医の三宅先生がひととおりの検査が終わった後で僕に説明してくれたのです。 それに検査結果を見せてくれたのですよ。 僕もいろいろと質問しました。 カナダの医療と日本の医療の違いなども話題にのぼったりして、少なくとも2時間先生と話しました。
確か、行田中央総合病院では主治医の凌(りん)先生がデンマンさんに説明してくれたのはお母さんが入院してから12日後でしたわねぇ?
あれっ。。。小百合さんはよく覚えていますねぇ~?
だってぇ、救急車で入院したのに、それほど後になって説明するなんて非常識だと思えたからですわ。
その話を聞けば誰だって、そう思うでしょうね!?
つまり、行田総合病院の対応は行田中央総合病院と比べて迅速で適切だったとデンマンさんは感じたのですか?
その通りですよ。 お袋は行田中央総合病院に9月26日に入院して10月16日に退院したのだけれど、寝たきりのまま弱って退院することになったのですよ。 入院してかえって以前よりも悪くなってしまった。
。。。で、膝は治ったのですか?
いや。。。膝の水は抜いて退院しても良いという許可が先生から出たけれど、体力が弱って寝たきりになってしまった。 要するに体力がすっかりなくなってしまったのですよ。
退院するのは無理ではなかったのですか?
でもねぇ、主治医の凌(りん)先生からは退院の許可が出た。 それに、本人も帰りたがった。 「病院の医療食がまずくってとても食べられない。 お茶もまずい」とお袋は言って、ほとんど手をつけなかったのですよ。 脱水症状でしたよ。
デンマンさんのお母さんは好き嫌いが激しいのですか?
いや、入院してから数日は何でも食べていました。 でもねぇ、しばらく経つと、健常者の僕が見ても医療食は、まずそうで食べる気がしませんでしたね。 医療食が鼻について無理に食べようとすると嘔吐を催すのでお袋は食べられなかった。
看護師さんか主治医の先生に相談すれば良かったではありませんか?
相談しましたよ。 だから僕は上に引用したような要望書も書いたのですよ。
行田中央総合病院には専属の栄養士・調理師が居ないのですか?
居るのですよ。 医療食をほとんど残すような患者さんには患者さんのベッドサイドに行って、好き嫌いを聞いて、できるだけ食べられるような医療食を提供していると言うのです。
つまり改善してくれたのですね?
ところが改善されたようには思えない。 僕は10月3日から毎日見舞いに行って食事も見ていたのだけれど、改善されてなかった。 相変わらず健常者の僕の目にもまずそうで食べる気がしない。
さらに要望すればいいではありませんか?
だから、僕もたびたび看護師や看護師長さんに言ったのですよ。 行田中央総合病院のパンフレットには食欲をそそるような医療食の写真が載っているのです。
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あらっ。。。美味しそうではありませんか!
実はパンフレットに載っている医療食はもっと旨そうなのですよ。 でもねぇ、実際に出てくる医療食は健常者の目にもまずそうなのです。 食べ物の色にもつやがない。 見ただけで食べる気がしないような、まずそうな印象を与える医療食なのですよ。 しかも、法事茶が出てくるのです。 お袋は緑茶をいつも飲んでいるから法事茶には口をつけない。
病院の食べ物も水分も充分にとらなかったので、お母さんは弱ってしまったのですか?
その通りです。 だから、僕はお袋の好物の果物などを持って行ったのです。 そしたら、それは駄目だと言われてしまった。
つまり、出された医療食だけを食べなさいということですか?
その通りです。 でも、その医療食には患者の好きなものが出てこない。 だから、本人も入院している限り体力が回復しないと言ったほどですよ。
それで、退院の許可が出たので、すぐに退院したのですか?
そういうことです。 でもねぇ、入院した時に比べて、退院した時の方が体力がなくなってしまい、9月29日に見舞ったことがある僕の叔父などは、退院した時のお袋を見て「病院に入院したら悪くなってしまたったなんて、べらぼうじゃないか!」と言ったほどですよ。 整形外科病棟に入院したのがいけなかったのかもしれません。
だってぇ、膝が悪いのだから整形外科でしょう?
行田中央総合病院には「老人科」がないのですよ。 老人医療の専門家が居れば適切な対応をしてくれたと思うのだけれど。。。
でも、内科があるのだから、内科病棟に途中から変えればよかったではありませんか?
あのねぇ。。。、行田中央総合病院の理念は「病気を診ずして病人を診よ」ですよ。 素晴らしい理念を掲げている。
病院案内
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埼玉県行田市の行田中央総合病院は、地域に根ざした医療サービスの提供を心がけております。
行田中央総合病院は、奉仕の精神に基づき、近代的医療設備と最新の医療技術を、全て地域の皆様のお役に立てることを念願しスタートいたしました。
私どもは医の倫理を忘れることなく、地域医療のため、医師はじめ看護師・職員一同が一丸となって、日夜努力いたしております。
当病院は、幸いなことに、その意を充分理解し、訓練されたスタッフが集まり、24時間体制のもとに、一般診療・二次救急医療・小児救急・人間ドック・成人病検診など、いかなる時でも、皆様方のお役に立つことができるものと確信いたしております。
基本理念
私たちは「病気を診ずして病人を診よ」の精神で、心温まる生涯医療センターを目指します。
私たちは患者様のために最善を尽くすことに誇りを持ち、笑顔で活躍できる職場作りを目指します。
1. 当院で働く職員全てが心を一つにして、思いやりと真心を込め、「医療」たる究極のサービスを目指します。
2. 患者様と信頼関係を大切にし、地域社会に密着した医療・保健・福祉サービスの提供を目指します。
3. 大病院、診療所、地域の介護福祉施設との連携を緊密にし、患者様に最も適した医療環境の提供を目指します。
4. 日進月歩する医療レベルの向上に努め、自らの責任を追及し続けます。
5. 高齢化社会に対する視点を持ち続け、お年寄りに快適な環境の提供を目指します。
私たちがより多くの人々の健康を願い、「病気を診ずして患者を診よ」を念頭に置き、患者様に「元気・希望・夢」を与えられるような医療を目指し、地域医療に貢献できる喜びをより多くの人々とともに味わいたいと願っております。
基本方針
1. 私達は、患者様の人権と意思を尊重し、相互理解に基づく医療を遂行します。
2. 私達は、医療の質の向上に努め、人格教養を高めることによって良質な医療を提供します。
3. 私達は、地域の人々により良い医療を提供する為に、地域医療機関との連携を推進し、一貫した医療の提供に努めます。
4. 私達は、病院医療に関わるあらゆる安全管理に最大の努力を払います。
『行田中央総合病院 - 病院案内』より
マジで理念を実践しているならば、医師は病人をしっかりと診て、整形外科から内科病棟に移して対応すべきだったのですよ。
つまり、病院の対応がまずかったとデンマンさんは言うのですか?
当然でしょう!
デンマンさんがもっとしつこく医師やスタッフに相談すべきだったのではありませんか?
できる限りの事はしました。 だから、これまでの事は記事にも書いたのですよ。
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