幻の暴走機関車 (PART 1 OF 3)
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ケイトーは機関車に関心があるのォ~?
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僕が子供の頃は機関車の運転手になりたかったのですよ。
なんで、バスの運転手じゃなくて 機関車の運転手なのォ~?
あのねぇ~、僕の実家は埼玉県の行田市なのだけれど、実家のすぐ近くに秩父鉄道の電車が走っていたのですよ。。。 でも電車よりも、貨物列車を長く引っ張る電気機関車に興味があって、小学生の1年生か2年生の頃には、父親の座り机をひっくり返して電気機関車に見立てて、その後に、机の引き出しをいくつも並べて、ひっくり返した座り机にすわって、運転手になったつもりで1時間ぐらいは、じっと座って、実際に機関車を走らせているような気分に浸ったものですよ。
でも、なんで急に“幻の暴走機関車”を取り上げたのォ~?
あのねぇ~、11月23日にバンクーバー市立図書館でDVDを借りて 機関車の暴走を描いた『アンストッパブル』というアクション映画を観たのです。
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■『拡大する』
■『実際のカタログページ』
アンストッパブル
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『アンストッパブル』(原題: Unstoppable)は、2010年公開のアメリカ映画。
通算5回目にして最後となるトニー・スコットとデンゼル・ワシントンのコラボレーション作品で、さらにトニー・スコットにとって最後の監督作品にもなった。
2001年5月にオハイオ州で発生したCSX8888号暴走事故を題材に制作された。
ある日、ペンシルベニア州のフラー操車場で、アレゲニー・アンド・ウェストバージニア鉄道(Allegheny and West Virginia Railroad、略称AWVR)の最新鋭ディーゼル機関車「777号(通称トリプルセブン)」と「767号」の重連での牽引による39両編成・全長800mの貨物列車が、別の場所に移動しようとしていた。
移動中、線路の分岐器が切り替えられていなかった為、運転を担当する機関士・デューイは自らポイントの切り替えを行うべく、相棒の機関士・ギリースの制止を無視して単独ブレーキを掛けて運転席を離れるが、この時ある操作をしていなかった為、無人で暴走を始めた。
その報告を聞いたフラー操車場の操車場長・コニーは、当初、デューイ達の言葉から操作ミスによる惰性走行が起きていると推測し、777号は牽引する貨車のエアーブレーキのホースが外れているので外部から緊急停止の操作は出来ないが、単独ブレーキを掛けている為、減速ないし停車すると考えていた。
その為コニーは、通勤中のフラー操車場の溶接工主任・ネッドに777号の進路上のポイントを切り替えて側線に入らせるように指示し、デューイ達にも777号を後方から追跡するよう命じるが、ネッドがポイントを切り替えても777号は通過せず、それどころか追跡していたはずのデューイ達に出会う。
ネッドから現状報告を受けたコニーは、777号の状況を不審に思いデューイに当時の状況を問い詰めると、単独ブレーキは掛けたものの、マスコンの出力を最大にしたままだったことが明らかになる。
このことから、出力を最大にしていた関係で単独ブレーキは効力を失い、777号は猛スピードで力行している事に気づく。
しかもこの列車には19万リットルのディーゼル燃料に加え、発火性の強い有毒化学物質(溶融フェノール)を大量に積載していることが判明する。
このまま暴走を続けていると、スタントン郊外の急カーブで脱線した際に、積載している可燃物と周辺の可燃物タンクによって大惨事になることは避けられないため、AWVR社の運行部長・ガルビンの指示で777号の停止作戦を実施したがことごとく失敗してしまった。
同時刻、ブルースター操車場から旧式機関車「1206号」で貨物の輸送中だったベテラン機関士フランクと新米車掌ウィルは、777号の状況を知って修繕線に入線して衝突を回避するが、777号が牽引する貨車の最後尾車両の連結器が解除されているのを視認。
1206号を逆向きに連結して後部から引っ張り強制停車させることを決意したフランクはウィルと共に777号の追跡を始める。
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出典: 「アンストッパブル (映画)」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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この映画は2001年に実際に起こった事故に基づいて作られた映画なんですよ。。。
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なんだか、観ながら心臓がバクバク、ヒヤヒヤするような すごい映画じゃない?。。。
そうなのですよ。。。 機関車が暴走始めたら、トイレにも立てないほど画面に釘付けになってしまうようなアクション映画です。。。
。。。で、何が“幻の暴走機関車”なのォ~?
あのねぇ~、黒澤明監督がかつて アメリカに渡って『暴走機関車』という映画を作ることになっていたのです。。。
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この上の『暴走機関車』という映画を黒澤明監督が作ったのォ~?
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いや。。。、上の映画は黒澤監督の脚本を基にして大幅に話の内容を変えて アンドレイ・コンチャロフスキー監督が作ったのですよ。
暴走機関車 (Runaway Train)
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『暴走機関車』(原題: Runaway Train)は、1985年公開のパニック映画。
黒澤明、菊島隆三(ノンクレジット)、小國英雄(ノンクレジット)が書いた脚本を基にしているが、大幅に改稿されている。
また黒澤は完成した映画を批判している。
ジョン・ヴォイトとエリック・ロバーツがそれぞれアカデミー賞にノミネートされた。
ストーリー
アラスカ州の監獄から脱走した囚人マニーとバックが操車場に停車していた4重連の回送用ディーゼル機関車に隠れて乗り込む事に成功。
そして機関車は発車し、彼らには自由が訪れたかのように思えた。
しかし、機関車の機関士(運転士)が心臓発作を起こして意識を失い機関車から転落してしまう。
機関出力が全開のままだった為に非常ブレーキも焼き切り、列車は無人の状態で暴走を始めてしまう。
速度は上がり続け、側線に退避しようとしている対向する貨物列車に突っ込んで最後尾の緩急車を粉砕してなおも走り続ける。
そして彼らもまたこの異常な事態で自分たちの乗っている機関車に異変が起きていることに気付く。
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予告編
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全編
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出典: 「暴走機関車」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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どういうわけで黒澤監督が自分で作らなかったのォ~?
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黒澤監督は自分で作りたかったのですよ。。。 でもねぇ~、そうはならなかった。
だから、なぜなのォ~?
実は次のような経緯(いきさつ)があったのですよ。
(すぐ下のページへ続く)