デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

雄鶏の鳴き声

2021-03-26 01:46:40 | 英語・英会話


 

雄鶏の鳴き声

 


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デンマンさん。。。、今朝、雄鶏の鳴き声 を聞いて目覚めたのですか?


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いや。。。僕のマンションはペットは飼えないのですよ…。だから、雄鶏(おんどり)をペットにしているわけではありません…。

でも、隣の家で雄鶏を飼っているのでは。。。?

いや。。。バンクーバー市内で鶏を飼っている人はいないと思います…。 とにかく、僕は市内で鶏を見たことがない…。

それなのに、どういうわけで雄鶏の鳴き声を取り上げたのですか?

上のクリップをじっくりと聞いてみてください…。 日本人には「コケコッコー」というように聞こえます。 ジュンコさんは、どのように聞こえますか?

やっぱり、「コケコッコー」と聞こえますわァ〜。。。

。。。でしょう? それなのに、生まれながらに英語を話す人には cock-a-doodle-doo(コッカドゥードゥルドゥー) と聞こえると言うのですよ…。

私はカナダで生まれて日本語と英語のバイリンガルで育ちましたけれど、やっぱり「コケコッコー」と聞こえますわァ〜。。。

そうでしょう? 僕は中学生になって初めて英語の授業で、この話を聞いた時に、イギリス人とアメリカ人の耳の構造が日本人の耳の構造と違っていて、日本人は「コケコッコー」と聞こえるのに、イギリス人とアメリカ人の耳には「コッカドゥードゥルドゥー」と聞こえるのだと理解したものですよ…。

でも、そんなことはないでしょう!? イギリス人もアメリカ人も、カナダ人も日本人も、耳の構造は同じだと思いますわァ〜…。

そうなのですよ。。。ネットで調べても、人間の耳の構造は人種を問わず、みな構造は同じなのですよ。。。それなのに、生まれながらに英語を話す人には、なぜ「コッカドゥードゥルドゥー」と聞こえるのか? 中学生の時の疑問が、不意に思い出されたのですよ…。

それで、雄鶏の鳴き声 を取り上げたのですか?

そうです。。。いけませんか?

別に構いませんけれど。。。、でも、それは英語を話すイギリス人が雄鶏の鳴き声を初めて聞いた時に「コケコッコー」と聞こえたのだけれど、英語の文章に書いた時に、cock-a-doodle-doo というように書いたと思うのですわ。。。その時以来、500年たっても英語ではcock-a-doodle-dooと書く決まりになったのだと思いますわァ〜…。

つまり、イギリス人、アメリカ人、カナダ人にも「コケコッコー」と聞こえるのですかァ〜?

そうですわ。。。私が「コケコッコー」と鳴き声を真似して発音すると、カナダ人の友達が「ジュンコは雄鶏の鳴き声そっくりに鳴くことが出来るのねぇ〜!」と驚きますわァ〜。。。うふふふふふふ。。。

それなのに、どうして今でも、英語ではcock-a-doodle-dooと書くのですか?

だから、それが決まりなのですわよ。。。英語の約束事のようなものですわ…。 かつて日本でも同じようなことをしていましたわ…。

どういうことですか?

チョウチョウを、戦前では「てふてふ」と旧仮名遣いで書いたのです…。デンマンさんも知ってるでしょう?

そうです。。。そうです。。。僕の母親も、子供の頃「チョウチョウ」を「てふてふ」と書いていたと言ってましたよ。。。

それと同じですわ…。書き言葉では「てふてふ」と書いても、読む時には「チョウチョウ」と読むのですわ…。。。そういう決まり事なのですわ…。

じゃあ、やがて英語の決まりが変わって cocke-cko-ckoo と書くようになうかもしれないのですねぇ〜。。。

たぶん、言葉に関する限りイギリス人は保守的ですから、そういうことはないと思いますわ…。。。あと100年ぐらいは変わらないと思います…。

ところで、鶏に関する慣用句や熟語が英語にはたくさんあるのですよ…。ジュンコさんも気づきましたか?

例えば。。。?

cock-a-hoop ですよ。。。「意気揚々(いきようよう)とした」という形容詞として、あるいは「意気揚々と」という副詞として使われるのです…。。。ジュンコさんも知っているでしょう? hoop というのは「輪」です。。。僕が子供の頃に hula hoop (フラフープ)が流行(はや)ったのですよ。。。

 



 



雄鶏と輪が一緒になると、どういうわけで「意気揚々とした」という意味になるのですかァ〜?



簡単な理由ですわ。。。雄鶏がフラフープで遊ぶとルンルン気分になります。。。それで「意気揚々と」なるのですわ。。。

それって、マジですかァ〜?

冗談です…。うふふふふふふ。。。

ジュンコさん。。。真面目に答えてください…。。。この記事を読んでいる中学生が英語のテストでcock-a-hoop が出てきたときに、「雄鶏がフラフープで遊んでルンルン気分になって」と解答用紙に書いてしまいますよう。。。

実は、cock-a-hoop というフレーズの由来は、よく分かってないのです。。。一説には、1335年頃のイギリスのエドワード3世の時代には、酒場の看板に「フープの鶏」や「フープのコック」など、「フープ」を含む多くのパブの名前があったというのです…。

つまり、「フープの鶏」という名前の酒場で酒を飲んで意気揚々となるので、いつの頃からかcock-a-hoop が「意気揚々(いきようよう)とした」という意味になったのですか?

そうです。。。別の説では、フランス語の「coc-a-huppe」の翻訳であるという説です。。。「紋章のあるコック」という意味なのです。。。

それが、どういうわけで「意気揚々とした」という意味になるのですか?

「紋章のあるコック」は、ごく普通の「コック」に比べて位(くらい)が高いわけです。。。だから、普通の「コック」よりも「意気揚々として」歩くので、そういう意味になったというものです…。

なんだか、こじつけのように聞こえますけど…。

だから、cock-a-hoop というフレーズの由来は、よく分かってないのですわァ〜。。。

分かりました。。。形が似たようなフレーズに cock a snook というのがあるのです。。。ジュンコさんもよく知っているでしょう!。。。このフレーズは、ある動作をしながら軽蔑する、あるいは侮辱するという意味です。。。この動作というのは、アメリカやカナダで暮らしたことがある人は、しばしば子どもたちがよくやる次のような動作を見たことがあるでしょう!

 



 



make a snook というフレーズも同じ意味です…。ここでジュンコさんに質問です…。「スヌークのジェスチャーをする」というわけだから make a snook と言えばいいのに、なぜわざわざ cock を使うのですか?



相手を軽蔑、侮辱するこの仕草は、親指を鼻に当てて、4本の指を上に向けて、手のひらをヒラヒラと振るのですわァ〜…。これを目の前でやられたら、たいていのアメリカ人は、かなりムカつきますわァ〜! うふふふふふふ。。。、この時、4本の指は下には向けません。。。必ず上に向けて手のひらをヒラヒラと振ります。。。この上に向けて手のひらをヒラヒラする様子が、雄鶏がコケコッコーと鳴くときの鶏冠(トサカ)の動きに似ているのですわァ〜…。

なるほどォ〜。。。言われてみれば、確かに似ていますよ。。。

アメリカ人の中には、この侮辱のジェスチャーを「the five-fingered salute(五本指の敬礼)」と呼ぶ人もいますわァ〜。

では、次です。。。cock-and-bull story というフレーズがあります。。。「荒唐無稽で馬鹿げた話」という意味ですが、「雄鶏と雄牛の物語」がどういうわけで「荒唐無稽で馬鹿げた話」という意味になるのですか?

17世紀初頭のフランス語のフレーズに coq-a-l'âneというのがあるのですわ。。。このフレーズは、ランドルコットグレイブの「フランス語と英語の舌の辞書」(1611年)で次のように説明しています。。。つまり、ある主題から別の主題に移る一貫性のない物語。。。coq-a-l'âne を直訳すると「オンドリからジャッカスへ」という意味になります。。。これは後にスコットランドでは「cockalayne」として使われるようになりました。。。

それがイングランドでは、cock-and-bullになったわけですか?

そういうことですわ。。。意味は、同じで、この場合、「雄鶏の話が急に雄牛の話しになるような荒唐無稽な馬鹿げた」という意味になったわけですわ。。。

ジュンコさんは、見かけによらず博学ですねぇ〜。。。英文言語学でも大学で専攻したのですかァ〜?

雑学を専攻しましたわ。。。うふふふふふ。。。で他にも、なにか cock にまつわるフレーズがあるのですか?

あります。。。ありますよ。。。cock-sure というフレーズがあります。。。これは「確信して」「絶対確実な」という意味ですが、どうして cock が付くようになったのですか?

それは簡単な理由ですわ。。。夜明けには、間違いなく雄鶏が「コケコッコー」と鳴くので sure と並んで「絶対確実な」という意味になったのですわ。

なるほどォ〜。。。言われてみれば、確かにその通りです。。。では、次に移ります。。。cock-up というフレーズがあります…。「失敗」とか「混乱した状況」という名詞として使われることがありますが、どういうわけで、そういう意味になったのですか?

もともと cock という言葉は動詞として使われると「目立つように立ち上がる」、「端で上を向く」、「斜めに曲がる」などを意味したのですわ。。。 17世紀と18世紀には、ボンネット、鼻、目、さらには脚を「コックアップ(上に向ける、上にあげる)」というように使われたようです…。

それがだんだん悪い意味になったのですか?

そうです。。。「コックアップ」を誤って下品な「ペニス」の意味に使うようになったのですわ。。。そういうわけで現在の英語のスラング用語「balls-up」、「fuck-up」、「screw-up」はすべて「cock-up」と同じ意味です。。。つまり、「失敗」とか「混乱した状況」という名詞として使われるようになったのですわ。。。

なるほど。。。、なるほどォ〜。。。では、最後に cocktail です。。。これは cock + tail から出来上がった言葉ですよね…。文字通りの意味だと「雄鶏の尾」ということになりますが、これが、どういうわけで飲み物の「カクテル(調合酒)」になったのですか?

その答えは、すでにウィキペディアに書いてありますわ。

 



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「メキシコ王の娘」説

19世紀のはじめ、アメリカ合衆国南部陸軍とアホロートル8世 (Axolotl VIII) 率いるメキシコ軍の間には小競り合いが絶えなかった。
しかしある時、休戦協定が結ばれることとなった。

休戦協定交渉にあたり、まず最初に酒が供された。
自身が調合したらしき飲み物を満たした杯を持ち、美女がその場に現れたが、その杯がひとつしかなかったことで、その場の雰囲気が不穏なものとなる。

杯がひとつだけということは、アメリカ軍の将軍かメキシコ王か、どちらかが先に飲むことを意味しており、後に回された方が「自らを侮辱している」と感じるのではないかという懸念があったからである。

しかし、その美女は不穏な空気を察し、微笑みうやうやしく頭を垂れると、自らその杯の酒を飲み干した。
これにより、その場の緊張が解け、交渉は成功に終わる。
協定交渉の最後、将軍が機転の利くその美女についてたずねると、王は自らもその美女に会ったことはなかったにもかかわらず、自慢げに答えた。
「あれは自分の娘で、コクテル(Coctel)という」。

サヴォイ・カクテルブックに示された説はこのとおりであるが、他の文献にも類似の説が示されている。
ただし、19世紀はじめのメキシコにはすでに王はおらず、アホロートル8世という名の王も存在していない。

 

「コーラ・デ・ガジョ(木の名前)」説

国際バーテンダー協会が、カクテルの語源として採用している説。

メキシコのユカタン半島にあるカンペチェという港町にイギリス船が入港したときのこと、船員達は町の居酒屋に立ち寄り、渇きを癒していた。
当時、イギリス人たちが酒を飲むときには、ほぼストレートでしか飲んでいなかった。

しかし、カンペチェでは「ブランデー、もしくはラムに砂糖などをミックスした飲み物(ドラック・drac)」が流行していた。
この飲み物は、酒をストレートで飲む習慣しかなかったイギリス人の興味を引くものだった。

ドラックは、厚手のグラスに材料を入れ、スティックやスプーンで攪拌して作られるものであったが、金属製のスティックを使うと不快な臭いがドラックに移ると嫌われていたため、木製のスティックを使うことが多かった。
ある店の少年もそうであった。

あるとき、船員は少年に「それはなんだ?」とたずねた。
船員は「その飲み物の名(ドラック)」をたずねたのであるが、少年は攪拌に使用したスティックのことをたずねられたと思い、「これはコーラ・デ・ガジョ(cola de gallo スペイン語で「雄鶏の尻尾」の意)です」と答えた。

その道具の形が雄鶏の尻尾に似ていたからである。
ともあれ、船員はその飲み物を「コーラ・デ・ガジョ」を英語に訳した「テール・オブ・コック」と言う名で呼ぶようになった。

このエピソードはカンペチェに入港する船員たちに広まり、次第に他の地域の酒場でもこの名を使用するようになっていく。
そのうちに、「テール・オブ・コック」を1語とした「カクテル」という語句が生まれ、それがミクスト・ドリンク全般を指すようになっていった。

この説を最初に提唱したのはハリー・クラドックである。
1936年1月に発行されたイギリスバーテンダー協会(United Kingdom Bartender's Guild、U.K.B.G.)の機関誌『ザ・バーテンダー(The Bartender)』に、「ルーカス・デ・パラシオという人物から聞いた話」として掲載された。

後に、イギリスバーテンダー協会が監修したカクテルブック『UKBG インターナショナル・ガイド・トゥ・ドリンクス(U.K.B.G. International Guide to Drinks)』に掲載、1967年に発行された『ザ・バーテンダー』でも再掲されている。

日本でも1967年の『ザ・バーテンダー』再掲を期として、1969年10月に発行された全日本バーテンダー協会(All Nippon Bartenders Association)の機関誌によって、この説が紹介されている。

 

「四角軒」説

アメリカ独立戦争の折、ニューヨークの北にイギリスの植民地があった。
町の名はエムスフォードといった。
戦争で、騎兵隊員であった夫を亡くしたベッチー・フラナガンが、この町で「四角軒」というバーを経営していた。

彼女は独立派側に与しており、独立軍にオリジナルのミクスト・ドリンクを振舞っていた。
あるとき、彼女は反独立派側に属する人間の屋敷に忍び込み、立派な尻尾を持つ雄鶏を盗み出す。
盗んだ雄鶏はローストチキンに、その尻尾は酒壺に飾られた。

その夜も、独立軍の兵士達は四角軒で、ローストチキンをつまみに酒を飲んでいた。
ある将校がおかわりをしようとし、酒壺に飾られた雄鶏の尻尾に気付く。

「ずいぶん立派な雄鶏の尻尾じゃないか。一体どこから手に入れたんだ?」すると彼女はこう答えた。
「失敬したのよ。イギリス男の家からね」

自分たちが口にしていたローストチキンの正体を知った兵士達は、高らかに叫んだ。「Viva cock's tail!(コックテール、万歳!)」

以来四角軒で振舞われるミクスト・ドリンクには「コックテール」の名が与えられ、その名が広まっていった。




出典: 「カクテル」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



なるほどォ〜。。。面白い説が いくつかあるのですねぇ〜。。。



デンマンさんはカクテルにハマっているのですか?

いや。。。僕は酒が飲めないのです…。僕にとって、アルコールは毒なのですよ…。アルコールを分解する酵素が僕の体内にはないのです…。

あらっ。。。そうなのですか?

でも、カクテルの話は面白かった…。雄鶏のことで、いろいろと勉強になりましたよ。。。ありがとう。。。



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも、雄鶏の英語で、知らなかったことが分かって面白かったですか?

ええっ。。。 「そんな事はどうでもいいから、もっと他に面白いことを話せ!」

あなたは、そのように わたしにご命令なさるのですかァ~?

分かりましたわ。。。 じゃあ、面白い動画をお目にかけますわ。。。

ワンワンちゃんが人間の言葉をしゃべります!

 


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ええっ。。。? 「そんな馬鹿バカしい動画など、どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」

あなたは、また そのような命令口調で わたしに強要するのですか?

わかりましたわァ。。。

では、たまには日本の歴史の話も読んでみてくださいなァ。

日本の古代史にも、興味深い不思議な、面白いお話がありますわァ。

次の記事から興味があるものをお読みくださいねぇ~。。。


天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。


天智天皇は暗殺された

定慧出生の秘密

藤原鎌足と長男・定慧

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?



ところで、他にも面白い記事がたくさんあります。

興味のある方は次の記事も読んでみてくださいね。

 


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『後家殺し』

『奇想天外』

『下女のまめは納豆』

『オペラミニ』

『三角パンツ』

『サリーの快楽』

『ラーメン@ゲブゼ市』

『安心できない@病院』

『ブルマー姿@自転車』

『女性の性欲研究』

『頭のいい馬』


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『トランプ@マラウイ』

『きれじ』

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『くだらない話』

『大蛇が破裂』

『グルーヴ』

『タスマニアデビル』

『女と反戦』

『裸女に魅せられ』

『素敵な人を探して』

『カクセンケイ』

『博士の異常な愛情』


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『パレートの法則』

『こんにちわ@ブリュッセル』

『いないいないばあ』

『食べないご馳走』

『10分間に900件を越すアクセス』

『5分間に340件のアクセス』

『縦横社会』

『村上春樹を読む』

『パクリボット』

『露出狂時代』

『露出狂と反戦』

『オナラとサヴァン症候群』


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『検疫の語源』

『共産党ウィルス』

『馬が合う』

『オックスフォードの奇人』

『風馬牛』

『未亡人の苦悶』

『群青の石deロマン』

『エリュトゥラー海』

『ご馳走』

『人類の祖先を探して』

『ヒミズ』

『アフリカの女王』

『ユダヤ人の足かせ』

『ミッドウェイ』

『キングコング』

『思い出の歌』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。


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(hiroy2.png+betty5d.gif)
『スパマー HIRO 中野 悪徳業者』

 


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ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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ヒラリートランプ現象

2021-03-26 01:36:45 | アメリカ政治・文化

 

ヒラリートランプ現象

 


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ケイトー。。。、どうして急にヒラリートランプ現象を持ち出してきたわけぇ~?


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実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

 



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民主主義のパラドックス

 

ギリシャ人たちはそのことを十分に気付いていた。
だからこそ、プラトンは、民主政は、たえざる不満分子を量産し、その結果、その不満分子に支えられた僭主を生み出すことで必然的に崩壊する、と述べたのでした。

もとをただせば、この事態をうみだすものは、民主主義が前提とする無条件の自由であり、その自由をすべての人に平等に付与するところからくる相対主義だったのです。
人間のその時々の思いや知識を超えた真理や絶対的な価値はいっさい存在しない、というのが民主政治の前提であり、それを支えるのがプロタゴラスの人間中心主義だった。

そして、人間が、自らの意思ですべてを実現する権利を持つ、と主張した途端、人は「人間の驕り(ヒュブリス)」の仕掛けるわなに落ち込む、というのです。

それでもギリシャ人たちは、まだしも、「神」や「自然(ピュシス)」や「ヒュブリス」をもちだすことで、何とか民主政治の堕落に歯止めをかけようとしました。
しかし、「人間が自らの意思で何でもできる」というプロタゴラス主義の全面的な展開をみた現代社会では、もはや民主政治の堕落を食い止めることは大変に難しくなった。

本当の真理や正義などというものがなければ、弁舌を駆使して真理らしくいいつのり、正義らしく見せかけ、ともかくも大衆を引き付ければよいのです。

かくして民主主義は、実に見世物の様相を呈してくる。

「らしく見せかける」競争が政治の行方を左右することになる。 (略)

で、どうするか。
政治家は、大衆を引き付けるパフォーマーとならざるを得ない。
もはや、まともな政治的公約などという物は意味を失い、ただただ大衆の情緒や情念に訴えかけ、それでもって票を獲得するほかないのです。

そのためには自分に「力」があることを誇示する必要がある。
そこで、カネは「力」を担保するものとなる。
どれだけカネを集めるか、カネを使うことができるかは「力」の象徴となる。

かくて、カネを背景にした「力」は「正義」になってゆく。
これが、今日のアメリカ民主主義の実像といったところでしょうが、実は、それはすでにギリシャの民主主義において十分に問題となっていたことなのです。

ですから、トランプ現象を批判することは簡単ですし、これを民主主義の堕落形態ということは簡単です。
しかし本当のことを言えば、これこそ民主主義というものだと割り切らねばなりません。
トランプはただただ「アメリカを強くする」「俺は勝つ」と吠えまくり、ヒラリーは「アメリカをひとつにする」と呪文のように唱えているだけなのです。

まさに「力こそが正義だ」といわんばかりなのです。
外交政策や経済政策の具体的内容などはもはやどこかへ吹き飛んでしまい、大統領候補は、ただただ「私には力がある」とみせるほかない。

これほど、わかりやすく単純なメッセージはありません。
肉も身もすべてそぎ落とし、まさにむき出しの骨だけの民主主義になってしまったのです。

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




211-214ページ 『反・民主主議論』
著者: 佐伯啓思
2016年10月30日 第2刷発行
発行所: 株式会社 新潮社




。。。で、上の箇所を読んで、ケイトーは何が気になったわけぇ~?



上の文章を読むと、確かに思い当たることがあるのですよ。。。

例えば。。。?

ヒラリーとトランプの論争は、外交政策や経済政策の具体的内容などはもはやどこかへ吹き飛んでしまい、二人とも、大衆を引き付けるパフォーマーとしてアメリカ国民に「見世物ショー」を見せているようなものだった。。。

 


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確かに、見苦しい場面が出てきたわよねぇ~。。。



でも、あの論争はアメリカ国民の多くがパロディとして見て楽しんでもいる。。。 俳優のアレック・ボールドウィンがトランプを演じた上の「サタデーナイト・ライブ」でのショーは、かなりの人気を博した。。。 米国の優れたテレビ番組やその制作関係者に与えられる第69回エミー賞のコメディシリーズ部門で、ボールドウィンは助演男優賞をもらっている。。。

民主主義の堕落と言うわけねぇ~。。。

いや。。。 堕落というよりも、民主主義は必然的にこうなると言うことなんですよ。。。 上の本で著者が言おうとしているのは、そういうことなんですよ。。。

つまり、プラトンは、民主政は、たえざる不満分子を量産し、その結果、その不満分子に支えられた僭主を生み出すことで必然的に崩壊する、と言うわけねぇ~。。。

そういうことです。。。 トランプが自分の都合の悪いニュースはすべてフェイクニュースだと言ったように、人間のその時々の思いや知識を超えた真理や絶対的な価値はいっさい存在しない、というのが民主政治の前提であり、それを支えるのがプロタゴラスの人間中心主義だった。

 


プロタゴラス

 


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(紀元前490年ころ - 紀元前420年ころ)

 

プロタゴラス(Protagoras)は、古代ギリシアの哲学者、ソフィストの一人である。
70歳まで生きたとされ、後半40年間は、みずから「徳の教師」を名乗り、ギリシャ各地を遍歴した。
アテナイにはしばしば滞在した。

トラキア海沿岸の町のアブデラ生まれとされる。
30歳ごろからソフィストとしての活動を開始し、ソフィストの術を、一個の職業として確立したことで知られる。
詭弁派ともいわれる。
シチリアとアテネで初めて報酬を取って教えた。

また紀元前444年または紀元前前441年に、アテナイを中心とし南イタリアに大規模な植民都市トゥリオイ(アテネの植民地)建設の際には、新憲法の制定を委嘱された。
なお、ディオゲネス・ラエルティオスは『哲学者列伝』の中でプロタゴラスを原子論者デモクリトスに学んだと書いているが、実際にはプロタゴラスの方がデモクリトスより30歳程度年上であり、この記述は正確ではない。

 

思想

「人間は万物の尺度である」という言葉で知られ、認識の相対性を主張する相対主義を唱えた人物の一人で、絶対的な知識、道徳、価値の存在を否定した。
人間それぞれが尺度であるから、相反する言論が成り立つとする。

物事が真実「何であるか」ということよりも、「何かのように思われる」ということが重視され、そのため、他人を説得し状況を自己に有利なように展開する方法が正当化されることで、弱論強弁の説得技術としての弁論術の始祖とされる。

こうした主張からソフィストは詭弁を用いて黒を白と言いくるめる、とみなされるようになった。

一方で、ルネサンスが人間を尺度とする復興であったことから、尺度の基準は人間であると主張したギリシア哲学・西洋哲学におけるソフィストの存在を軽視してはならないことが分かる。

 






出典: 「プロタゴラス」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



つまり、トランプ大統領はプロタゴラスの生まれ変りのような人なのねぇ~。。。 自分の都合の悪いニュースはすべてフェイクニュースだと言うのは、自分の言う事がすべて正しいとアメリカ国民に説得し、自分に有利なように展開させる弱論強弁の説得技術そのものじゃないの!



そういうことですよ。。。 ヒラリーさんは彼女の本の中で次のように言ってます。。。

 



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政界にいる女性に苦労はつき物だが、わたしにはまったく別のレベルでの批判が浴びせられた。
トランプの大会に集まった群集は、数え切れないほどの回数、わたしの投獄を欲求した。
(略)

Tシャツからマグカップまで、あらゆるものに見られる有名な絵のひとつに、メドゥーサの頭を高く掲げたギリシャ神話のペルセウスのように、トランプがわたしの頭を持っているというものがある。

 


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 (154ページ)




党派心というのは強力だが、それがトランプ支持の唯一の動機だったとは言いづらい。
先に述べた通り、変化を求める気持ちも重要だった。

出口調査では、投票者の39パーセントが、変化をもたらす能力が候補者にとって最も重要な資質だと答え、その82パーセントがトランプを指示した。

それとは対照的に、投票者の22パーセントが「適当な経験のあること」が重要だといい、これらは90対7でわたしに入れた。
「正しい判断力」と答えたものは20パーセントで、65対25でわたしを支持した。


そして15パーセントが「自分のことを考えてくれる」候補者を望み、57対34でわたしに入れた。
言い換えれば、変化を求める投票者がトランプ支持の大半だった。

 (452-453ページ)

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




『何が起きたのか?』
著者: ヒラリー・クリントン 訳者: 高山祥子
2018年7月30日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 光文社


 



つまり、ヒラリーさんに言わせれば、次のように言いたいわけねぇ~。。。!?

 



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大統領が持つべき「適当な経験」も「正しい判断力」も

私が持っているとして支持してくれたアメリカ国民がいるのに、

自分の都合の悪い事実を「フェイクニュース」だと喚いて、

エンターテイナーとして民衆を楽しませた

トランプをアメリカ国民は大統領として選んだのよ!



 



確かに、ヒラリーさんは、そう言いたいのでしょう! ところで、ここに面白い調査結果があるのですよ。。。



どのような調査結果なのォ~?

2016年の大統領選挙でヒラリーさんとトランプさんのどちらが大統領に選ばれるだろうか? それを選挙前に調査した結果が次の通りです。。。

 


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『拡大する』

 



これを見ると日本で調査したら、ヒラリーさんが勝つと答えた人が70%! トランプさんが勝つと答えた人は、わずかに8%!



ケイトーは、どちらが勝つと思ったのォ~?

もちろん、ヒラリーさんが勝つと思ったのですよ。。。 いくら、アメリカ国民が馬鹿になったとはいえ、まさかトランプさんを大統領に選ぶようんな非常識な事はしないだろうと、ほぼ確信していましたよ!

ケイトーの予測は、完全に外れてしまったわけねぇ~。。。

そうです。。。 ロシアの結果を見てください。。。

ヒラリーさんが勝つと思った人が29%! それに対してトランプさんが勝つと思った人が50%もいるのねぇ~。。。

そうなのですよ。。。 プーチンさんが、ネットを使ってトランプさんを応援していたのをロシア国民の多くがそれとなく知っていたのですよ。。。

マジで。。。?

そうとしか考えられないでしょう!?

つまり、本当の真理や正義などというものはない! だから、ネットやメディアを使いまくって、真理らしくいいつのり、正義らしく見せかけ、ともかくも大衆を引き付ければよい!とプーチンさんも、トランプさんも考えていたわけねぇ~!?

そういうことになりますよ!

やっぱり、民主主義は可笑しくなってしまったのかしら?

あのねぇ~、元イギリス首相のチャーチルさんが次のように言ったのですよ!

 



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民主主義は最悪の政治といえる。

これまで試みられてきた、民主主義以外の

全ての政治体制を除けばだが……。


 



他の政治体制よりましだと入っているのだけれど、民主主義が日本でもアメリカでもマジで最悪の状態になってますよ。。。



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも、民主主義が日本でもアメリカでも最悪の状態になっていると思いますかァ~?

ええっ。。。 「そんなことは、どうでもいいから、他に、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私に命令するのですか?

分かりましたわ。

シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。


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『エロいけれどためになる』

『地球上のネット普及率』

『原発はダメだったのに』

『スカートをはいた兵隊』

『行田シンドローム』

『幻の暴走機関車』

『CIA@NOパンツ』

『やっぱり、セックス』

『セックス風呂具村』

『CIAの黒い手再び』


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『アダムとイブは何を食べたの』

『舞踏会 明子』

『波乱の人生』

『国際化だよね』

『イングナさんを探して』

『美しい日本語 チェーホフ』

『横の道@ニコライ堂』

『また塩野七生批判』

『日航スチュワーデス』


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『クレオパトラ@塩野批判』

『テルモピュライの戦い』

『思い出の蓮』

『角さんと天罰』

『ラーメン@リガ』

『角さんと天罰がなぜ?』

『南京事件と反知性主義』

『あけびさんの卒論』

『愛は降る星の彼方に』


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『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

『モバイル社会とガラケー』

『元老のアメリカ』

『ケネディ家の呪い』

『欧米を敵に回す』

『ソフィアからこんにちわ』

『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』


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『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

『ヒラリーと塩野七生』

『ケネディ夫人@インドネシア』

『究極の大前研一批判本』

『フェルメールの謎』

『女に文句を言う女』

『あなたの祖国』

『宮沢りえ@韓国』

『正しい戦争』

『ゴールデンシャワー』

『死刑廃止』


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『かまびすしい』

『今、新たな戦前』

『クレオパトラ@アラビア』

『政府は嘘をつく』

『犬と人間と戦争』

『未来予測』

『知られざる悲劇』

『量子活動家』

『アンネの運命』

『10次元の世界』

『ポーランドの犬』


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『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』


とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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ィ~ハァ~♪~!

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コメント
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