デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

クレオパトラと女性作家

2023-01-05 04:33:27 | 健全な批判


 

クレオパトラと女性作家

 


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デンマンさん。。。クレオパトラが生きていた時代の女性作家のお話をするのですか?



クレオパトラが生きていた時代には作家と言えば男の右筆(ゆうひつ)がいて、色々な行事や金銭の出入リなどを記録していたのです。。。小説などを書く無駄な人は宮廷には居なかったのですよ。。。

あらっ。。。そうだったのですか? じゃあ、女性作家というのは現代の女性作家のことですか?

そういうことです。。。

いったい、どなたのことですか?

ちょっと次のリストを見てください。。。

 


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『拡大する』

『クレオパトラと塩野七生』


 



これはライブドアの僕の「徒然ブログ」の日本時間で12月14日のアクセセス者の記録です。。。赤枠で囲んである箇所に注目して欲しい。。。



12月14日の午後5時5分に短縮URL からやって来てクレオパトラと塩野七生 を読んだネット市民が居たのですわねぇ〜。。。

そうです。。。実は、千葉市に住んでいる間中千尋(まなか ちひろ)さんが読んだのです。。。

 


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間中千尋さんは、千葉市で何をなさっているのですかァ〜?



千葉大学の文学部に通って英文学を勉強しているのですよ。。。

 


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アクセス解析のリストの短縮URL は、もしかしてツイッターのツイートのURL ですか?



そうです。。。僕が12月14日に呟いたツイートをクリックして記事を読んだのです。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



上のリストは、僕が12月14日にツイッターで呟いたツイートを自動的にリストアップしたページです。。。赤枠で囲んだところでクレオパトラと塩野七生 のタイトルを僕は、3度呟いたのですよ。。。

 


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『実際のページ』

『実際のツイート』


 



間中千尋さんは、3つのツイートの内 どれをクリックしたのですか?



トップのツイートをクリックしたのです。。。間中千尋さんが実際に見たのは次のツイートです。

 


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『実際のツイート』


 



緑の枠のリンクをクリックして間中千尋さんは記事を読んだのですかァ〜?



そうです。。。間中千尋さんは、クレオパトラと塩野七生 というタイトルに惹かれてリンクをクリックしたわけです。。。

間中千尋さんは、クレオパトラと作家の塩野七生さんに興味があるのですか?

そうです。。。彼女はかつて塩野七生さんが書いたクレオパトラの話を読んだことがあるのですよ。。。で、いったいこの記事では どのような事を書いているのだろうか? 他の人の感想が読めると思って、間中千尋さんはリンクをクリックしたというわけです。。。

。。。で、間中千尋さんは、デンマンさんが書いたことに共感したのです?

いや。。。共感したと言うよりも、意外なことが書いてあると思って 改めて塩野七生さんの経歴を調べたのですよ。。。

 


クレオパトラは浅薄な女


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クレオパトラは、世界史上の有名人である。 当代きっての権力者二人までも、モノにした女であるということで。 そのうえ、強大なローマ帝国に刃向かったということでも。
だが私には、勝負に打って出るという度胸に対してならば共感しても、それ以外では浅薄な女にしか見えなかった。

しかし、歴史に名を残した女たちの多くはバカな女である。 その理由は、記録を残すのが男たちであったからではないかとさえ思っている。

男は、女としては魅力豊かでもオツムの中は浅薄な女を書いているほうが、安心できるからではないだろうか。
キャリアウーマンを自認する女たちは覚えておいたほうがよい、これが人間性の現実なのである。

(注: 赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライブラリーより)




34ページ
『日本人へ (国家と歴史篇)』
著者: 塩野七生
2010年6月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋

『女に冷たい女(2011年8月20日)』に掲載


 




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デンマンさん。。。、今日はクレオパトラと塩野七生さんを比べるのですか?


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いや。。。比べると言うよりも塩野さんがクレオパトラをバカな女として捉えていたのが面白いと思ったのですよ。

つまり、塩野さんがクレオパトラに対して、とても厳しい見方をしているのがデンマンさんには我慢ならないのですか?

いや。。。塩野さんがクレオパトラに対して、どのように考えているのか? それは彼女の自由ですからね、。。僕はとやかく言うつもりはないのですよ。

でも、デンマンさんは、とやかく言っているではありませんか!

うしししし。。。小百合さんには、そう見えますか?

そう見えますわよ。。。この記事を読んでいる人だって、多分そう思ってますわァ〜。。。

あのねぇ~、そう思う人が居るかもしれません。 ただ僕は塩野さんがクレオパトラをどう思おうが個人的に攻撃するつもりはないのですよ。

でも、批判したいのでしょう?

まあ。。。そう言う事ですよ。 塩野さんは歴史を書いて40年になる。 自分でも「同性に対して冷淡で、女の立場になって書かない」と言われている事を自覚しているのですよ。

だったら、デンマンさんが、ここでとやかく言う必要はないではありませんか!

あのねぇ~、それを言ったら身も蓋もありませんよ。 言論の自由がありますからね。 塩野さんは言論の自由に基づいて自分の考えを公開している。 だから、僕も言論の自由に基づいて自分の考えで塩野さんの考え方をネットで批評してみようと思っているわけです。 ただ、それだけのことですよ。 小百合さんだって塩野さんが「歴史に名を残した女たちの多くはバカな女である」なんて断定したら同性としてムカつきませんか?

私は歴史にあまり関心がないし。。。だから、「歴史に名を残した女たちの多くはバカな女だった」と塩野さんが言っても別に痛くも痒くもありませんわ。 うふふふふふ。。。

やだなあああァ~。。。そうやって笑ってごまかそうとするのですか? 日本に暮らしている日本人の悪い癖ですよ。

デンマンさんは笑ってごまかすことはないのですか?

いや。。。カナダでは、そういう事はしませんよ。 笑ってごまかしたら、それこそ教養がない文化的にも程度の低い愚か者だと見られてしまいますからね。 そういう時には、はっきりと自分の考えを言いますよ。

要するに、デンマンさんは自分の考えをここではっきりと言いたいのですね?

まあ。。。そう言う訳ですよ。

それで、何が不満なのですか?

いや。。。塩野さんの考え方に特に不満があるわけではありません。 ただねぇ、“文は人なり”と昔の人が言ったように、僕は塩野さんの他の本も5冊ほど読んでみた。 特に『日本人へ (国家と歴史篇)』を2度読んで、塩野さんの文章から彼女の人となりがある程度分かるのですよ。

それで何が分かったのですか?

あのねぇ~、塩野さんは「女」や「男」にこだわりすぎていると思う。 拘(こだ)り過ぎているから、ある読者から見ると、女性に厳しいと言われるのですよ。 僕の印象では塩野さんは「人間」を理解しているようには思えなかった。 本を読む限り結婚して子供が居るようだけれど、僕は『日本人へ (国家と歴史篇)』を2度読んだ後の読後感で塩野さんは離婚しているような気がした。 それで、僕は『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べてみたのですよ。

 


塩野七生 (ななみ)


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生誕 1937年7月7日
東京市滝野川区
出身校 学習院大学

日本の小説家である。
歴史小説 『ローマ人の物語』の著者として知られる。
名前の「七生」は、7月7日生まれであることに由来。

東京都立日比谷高等学校、学習院大学文学部哲学科卒業。
父親は詩人・小学校教師の塩野筍三(1905-84)、神田神保町の古本屋から軒並み借金をするほどの読書好き。
日比谷高校時代は庄司薫、古井由吉らが同級生だった。

学習院大学の学生だった1960年には安保闘争に参加し、デモ隊の中に塩野もいた。
1970年代にはイタリア共産党に関する文章も書いているが、後に保守派に転向している。
1963年からイタリアで学び、1968年に帰国すると執筆を開始。
『中央公論』掲載の「ルネサンスの女たち」でデビュー。

1970年には『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』で毎日出版文化賞を受賞。
同年から再びイタリアへ移り住む。
ローマ名誉市民を経てイタリア人医師と結婚(後に離婚)。

息子は、後に共著を書くアントニオ・シモーネ。イタリア永住権を得ており、ローマに在住。イタリア中心に、古代から近世に至る歴史小説を多数執筆。
チェーザレ・ボルジアやネロ、ドミティアヌスのような血統と魅力、能力に恵まれた男性権力者、特にカエサルを支持しており、政治家としての理想像はカエサルであると公言している。

また、現代の政治家として(血統に恵まれてはいないが)トニー・ブレアを高く評価しており、その理由として「誠心誠意、言葉を尽くし訴える姿勢」を挙げている。
ローマ帝国前期の「小さな政府」を理想としており、直接的に小泉構造改革を支持していた。

1992年から古代ローマを描く『ローマ人の物語』を年一冊のペースで執筆し、2006年に『第15巻 ローマ世界の終焉』にて完結した(文庫版も2011年9月に刊行完結)。
『文藝春秋』で巻頭エッセイ「日本人へ」を執筆。

(注: 赤字はデンマンが強調
写真はデンマン・ライブラリーより)




出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



案の定、離婚しているのですよ。



つまり、離婚しているから塩野さんは「人間」を理解していないとデンマンさんは断定するのですか?

いや。。。そのような事を言うつもりはない。 ただ「人間」を深く理解していないことが離婚した一つの原因になったのだと僕には思えたのですよ。

どうして。。。?

あのねぇ~、クレオパトラは、塩野さんによると「世界史上の有名人である。 当代きっての権力者二人までも、モノにした女であるということで。 そのうえ、強大なローマ帝国に刃向かったということでも。 だが私には、勝負に打って出るという度胸に対してならば共感しても、それ以外では浅薄な女にしか見えなかった」と書いている。

その事に対してデンマンさんには反論があるのですか?

あのねぇ~、人間は誰でも不完全なものですよ。 だから完璧な人など誰も居ない。 でも、女の立場でクレオパトラの人生を云々(うんぬん)するのであれば、塩野さんも自分の人生を考えた上でクレオパトラを批判すべきではないのか!?

つまり、デンマンさんの目にはクレオパトラは浅薄な女ではないと思えるのですか?

その通りですよ。 塩野さんがクレオパトラの人生を眺めて「浅薄な女」だと断定したいのであれば、塩野さん自身はもっと「浅薄な女」ですよ。

どうして。。。?

クレオパトラは離婚していませんからね。 でも、塩野さんは離婚していますよ。 要するに、「人間」を深く理解していないことが塩野さんが離婚した一つの原因になったのだと僕には思えるのですよ。

つまり、離婚した女は「浅薄な女」なのですか?

いや。。。僕は離婚した事実を取り上げて、ああだこうだと言うつもりはない。 ただ、塩野さんが「それ以外では浅薄な女にしか見えな」い、と決め付ける考え方は、ちょうど「離婚した女は愚か者だ」と決め付けるのと同じだと僕は言おうとしているのですよ。

要するに、クレオパトラは「浅薄な女」ではないと、デンマンさんは信じているのですわね。 それなのに塩野さんが「浅薄な女」だと書いたのでデンマンさんはムカついて感情的になってしまったのですわね?




『クレオパトラと塩野七生』より
(2011年8月24日)


 



つまり、デンマンさんがクレオパトラよりもむしろ塩野七生さんの方を「浅薄な女」だと読んだので間中千尋さんは、違和感を感じたのですか?



そうらしいのですよ。。。それで、マジでそうなのだろうか? 間中千尋さんは、クレオパトラのことをもう一度 他の作家が書いたものを読み、また塩野七生さんが批判されている記事を読んで もう一度考えてみようと思い立ったのです。。。

 


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『拡大する』

『現時点での検索結果』

『塩野七生批判』

『また塩野七生批判』


 



つまり、間中千尋さんは、塩野七生批判 と入れて検索して塩野七生さんが批判されている記事を沢山読もうと思ったのですか?



そうです。。。

上の検索結果には、塩野七生さんを批判したデンマンさんが書いた記事が2本も掲載されているではありませんかァ! しかも、その一本はトップから2番目に出てくるのですわ。。。つまり、デンマンさんは何度も塩野七生さんを批判しているのですわねぇ〜。。。

そうです。。。いけませんか?

言論の自由がありますから構いませんけれど、塩野七生さんのファンから憎まれ、恨まれて、デンマンさんの記事に嫌がらせのコメントが沢山書き込まれるのではありませんかァ〜?

いや。。。まずそういうことはないはずです。。。

どうしてですか?

まともなコメントを書いてない場合は、「現実主義者」と自称している男の愚劣なコメントを晒したように、僕は執念深く晒しますから。。。

 


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『現実主義者 馬鹿の見本』


 



デンマンさん。。。そのような事を書いたら、なおさら嫌がらせのコメントを誘うようなものですわァ〜。。。



いいのです。。。いいのですよ。。。愚か者が最近、日本には増えているのです。。。だから、経済大国だった日本が現在 衰退しているのですよ。。。

日本の足を引っ張っている愚か者を罠にかけるつもりなのですかァ〜?

いや。。。それほど深く考えないでくだだい。。。僕は、真面目なコメントは しっかりと受け取めますから。。。(微笑)



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【卑弥子の独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも、日本が経済大国から、現在、衰退しているのは、愚か者が増えているからだと思いますかァ〜?

ええっ。。。 「そんなことは どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」

あなたは、そのような強い口調で あたくしに ご命令なさるのでござ~♬~ますかァ?

いけ好かないお方。。。

わかりましたわ。。。

では、デンマンさんが暮らしているバンクーバーに一度も行ったことがない人のためにバンクーバーを紹介するクリップを貼り出しますわ。

ジックリとご覧になってくださいませぇ~♬~。

 


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世界で最も住みやすい街バンクーバー






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ビデオを見ても、なんだかワクワクしてくるでしょう?

とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。

だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。

じゃあねぇ~~。

 


(hand.gif)


メチャ面白い、

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エロい源氏物語

2023-01-05 02:58:39 | エロいけれどためになる

 

エロい源氏物語

 


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デンマンさん。。。 「源氏物語」をエロいと決め付けるのは非常識というものでござ~♪~ますわア。


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。。。ん? 非常識。。。?

そうでござ~ますわ。。。 非常識でないならば教養が無いということですわ。

あのねぇ~。。。 「エロい源氏物語」というのは僕が言っているわけではないのですよ。

どなたが言っているのでござ~ますか?

古本屋のおっさんですよ。 ちょっと次の小文を読んでくださいよ。

 



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昔、「須磨返り」という言葉があって、『源氏物語』を通読しようとした者の大抵が、12帖目の「須磨」の巻あたりで息切れし、いやになって投げだしたという。
そんな自嘲(あるいは、ひやかしか)の語が流行するくらいだから、54帖全巻を読み通した者は稀なのであろう。

 (中略)

江戸時代はどうだったのだろう。
国学者はともかく、一般庶民は、この世界最古の長編小説を読んでいたのだろうか?
庶民文芸の川柳に、次のような句が見える。
「又文(またふみ)か そこらへ置けと 光る君」
「膳立(ぜんだて)を してはよばれる 光る君」

いずれも女性にもてもての主人公を詠んでいる。
文はラブレター、二句目の膳立は、女性のお誘い。
「据え膳」のことである。

 (中略)

江戸人はどこで『源氏物語』を知り、読んだのだろう?
現代のように、手軽に原文が入手でき、読めるような時代ではない。
川柳に詠むほどの知識を、どこから得たか。

庶民にとって最も身近な情報源、といえば、貸本屋だろう。
風呂敷に書物を包んで、家々を回った。
しかし、これらの貸本屋は、いわゆる古典は持ち歩かない。
ほとんど読み物である。
古典の引き合いは、まず無かったのではないか。
かわりに、備えていた本がある。
春本である。
江戸の貸本屋は実はこちらで稼いでいた節がある。

そうだ、江戸っ子は、春本で紫式部を知り、『源氏物語』を学んだのではないだろうか。
「本歌取り」を得手とする春本だから、貴公子の恋の遍歴『源氏物語』は、格好の種本ではあるまいか。

そこで調べてみた。 ある、ある。
『亥中(いなか)源氏須磨琴(ごと)』 『偽紫(にせむらさき)女げんじ』 『偽勢(にせ)紫浪華(なにわ)源氏』 『源氏思男貞女(しなさだめ)』 ……
いづれも枕絵といわれる春画本(艶本〔えほん〕という)である。
『艶紫娯拾余帖(えんしごじゅうよじょう)』 『花鳥余情吾妻源氏』 『正写(しょううつし)相生(あいおい)源氏』


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  『艶紫娯拾余帖』


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  『花鳥余情吾妻源氏』


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  『正写相生源氏』


この三冊は、浮世絵師、不器用亦平(ぶきようまたへい)こと歌川国貞の枕絵本で、「国貞三源氏」と呼ばれ有名である。

(読み易いように改行を加えました。
赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライブラリーより)




146-149ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根達郎
2009年9月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社新潮社


 



あらっ。。。 江戸の庶民は春本によって『源氏物語』を知ったというのでしょうか? 京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している身にとって、この事実はいささか不本意でござ~ますわ。



でもねぇ~、あんな長編の物語を庶民が読むのは無理ですよ。

そうでしょうかしら?

だってねぇ、正直に言うと僕だって源氏物語の54帖全巻を読んでませんよ。

あらっ。。。 でも、デンマンさんは知ったような事を記事に書いているではござ~ませんかア?

実は、54帖全巻には目を通しましたよ。 でもねぇ~、僕は現代文のダイジェストを読んだだけなのですよ。 原本で読む気はさらさら起こらない。

でも、高校生の頃、古文で勉強したのでしょう?

だから、その時、先生に源氏物語の本の一部を読まされたけれど、まったく面白くなかった。 それで、食わず嫌いになったのですよう。 第一、『源氏物語』の原文を読むことは現代日本人にとって、かなり難しい。 他の王朝文学と比べても語彙は格段に豊富で、内容は長くて複雑で、専門的な講習を受けないと『源氏物語』の原文を理解するのは難しいのですよ。

だったら、谷崎さんや、円地文子さん。。。あるいは瀬戸内寂聴さんの現代語訳を読めばいいではありませんか!?

源氏物語に関しては評論やエッセーや、いろいろなものを読んだから、もう知ったつもりになってしまったのですよ。 だから、「今更、原文を読むなんてぇ~。。。」という気持ちになってしまって、駄目ですよう。 とても読む気になれません。

ダイジェストで済ませているなんてぇ古典を勉強する邪道ですわ。

でも、何も読まないよりはダイジェストでもいいでしょう。 アメリカには、ちゃんとリーダーズ・ダイジェストという会社がありますよう。

アメリカはアメリカですわ。 日本には日本の古典という素晴らしい物が存在するのでざ~ますう。 だから、原文で読まなくても、せめて現代語訳で54帖全巻を読むべきですわ。

あのねぇ~、源氏物語は、昭和初期には「皇室を著しく侮辱する内容がある」との理由で、不敬の読み物だとされていた。 光源氏と藤壺女御の逢瀬などを二次創作物に書き留めたり上演したりすることなどを大日本帝国の政府は厳しく禁じたのですよ。

それは軍国主義が華やかな頃でござ~ますわ。 一時的な現象ですう。 そのような狭い考え方に凝り固まっている人たちが大日本帝国の政府に居たから戦争に負けてしまったのでござ~ますわ。 デンマンさんも書いていたではござ~ませんか!

ん。。。? 僕が。。。? なんてぇ~。。。?

アメリカは戦争に勝つためには日本人の心と文化を研究しなければならないと一生懸命に日本語を情報将校に学ばせたにもかかわらず、日本では英語の使用を大日本帝国政府が禁止してしまったと。。。

うん、うん、うん。。。 確かに日本では軍国主義や皇国史観に毒された人たちが政治や文化を主導していた時期には源氏物語はワリを喰ったのですよ。 でもねぇ~、室町時代や江戸時代にだってぇ、『源氏物語』は猥褻な書物であり、子供に読ませてはならないというような事を言ったり書いた人が居たのですよ。

つまり、江戸時代に源氏物語の春本が出回らなかったら、『源氏物語』は死滅したとデンマンさんは言うのでござ~ますか?

いや。。。 そこまでは言いません。 でもねぇ~、古本屋のおっさんが書いていたように春本に惹かれて『源氏物語』を知った人は江戸時代の庶民にはたくさん居たと思いますよ。

。。。んで、今日はその『源氏物語』の春本のエピソードをデンマンさんが披露するのでござ~ますか?

卑弥子さんだってぇ京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義しているのだから興味があるでしょう?

あたくしはエロいお話には興味がありませんわ。

卑弥子さん。。。 無理しなくてもいいのですよ。 ネット市民の皆様にバレてしまうからってぇ、そのような心にもないことを言わないでくださいよ。

デンマンさん!。。。 いい加減にしてくださいましなア! んもおォ~。。。! あたくしに「エロい女」のレッテルを貼り付けないと気が済まないのでござ~ますか? 

いや。。。 そう言う訳ではありませんよ。 僕はただ卑弥子さんの心の内が解っているから、そう言ってるまでですよ。

まるで解ってませんわア!

とにかく、せっかくここまで話を進めてきたのだから「エロい源氏物語」の話をしないことにはこの記事を終わりにすることはできないのですよ。

解りましたわ。 じゃあ、あたくしに遠慮なしにお話を進めてくださいな。

そう言いながら卑弥子さんも興味があるのでしょう!?

そのようなことはどうでもよろしいのですわ。 ガタガタ言わずに早く話してくださいなァ。

解りました。 じゃあ、「国貞三源氏」の一つである『正写相生源氏』のエピソードを話しますよ。 昭和30年4月10日に原文が伏字無しで初めて出版されたのですよ。

つまり、映倫に引っかかるような極めてエロい。。。 うふふふふふ。。。 猥褻な。。。 やらしい文章で書かれているのでござ~ますか?

卑弥子さん。。。、鼻息を荒々しくして、そのように身を乗り出さなくてもいいですよ。 ちょっと近寄りすぎです。 もう少し離れてください。 卑弥子さんの鼻息が僕の顔にマジで吹きかかっているのですよう。 んもおォ~。。。 歌川国貞の枕絵は4枚のみ。。。 でもねぇ、ノーカットで掲載されているのです。 エロに厳しかった昭和30年代としては勇気のいる出版だったのですよ。

。。。んで、『源氏物語』のどの帖なのでござ~ますか?

あのねぇ~、それが『源氏物語』の54帖のどれとも直接のかかわりはないのですよ。 ただし「ここに何れの御時にや。。。」と『源氏物語』の書き出しに似せて始まっているのです。 京は北嵯峨のあたりに、表に冠木の門を構え、築山(つきやま)や川の流れを備えた庭のある洒落(しゃれ)た屋敷があり、40歳ばかりの未亡人と14歳のひとり娘、それに二、三人の女中、老僕が住んでいるのですよ。

それで。。。?

母を浅香(あさか)といい、娘を音勢(おとせ)というのです。 家屋敷は借金の抵当(かた)に入っている。 つまり、この母と娘は貧乏な暮らしをしているのですよ。 でも、娘がチョ~美人で京の都では評判になっている。 その噂を聞きつけた21歳になる光源氏ならぬ吉光公(よしみつこう)が御所に上げよと言ってきた。

。。。で、母親はお金に目がくらんで娘を御所に上げるのでござ~ますか?

そうしないと話が進まない。 でも、この母親がどこからか吉光公の噂を聞きつけてきた。

どのような。。。?

この吉光公は好色で、その上、巨根の持ち主だという。 まだ初潮を迎えたばかりの音勢(おとせ)には荷が重過ぎる。 そこで母親は近所のお金持ちで弓削道足(ゆげのみちたる)という名の50歳になる男に性教育を頼んだのですよ。

あらっ。。。 なんとなく、あの有名な弓削道鏡をもじったような名前ですわね。

それもそのはず。 この弓削道足(ゆげのみちたる)という男も巨根の持ち主なのですよ。

あらっ。。。 50歳になる巨根の持ち主に14歳の娘の性教育を頼んだのでござ~ますか?

そうなのですよ。 娼家では生娘(きむすめ)を店に出す前に、世慣れた年寄りに「水揚(みずあ)げ」をしてもらう。 つまり、男女の道を実地に教えるわけですね。 この初老の男は、かなり乗る気で「10両出すからぜひワシにやらせてくれ」と言う。 母親はお金が欲しいから二つ返事でお願いしますと言った。

でも、14歳の娘には、母親は何と言って説得したのでござ~ますか?

御殿勤めに必要な作法だから一生懸命に勉強するようにと。。。

あらっ。。。 そのようなことを。。。? マジでござ~ますか?

そのように話が進んでゆくのですよ。

あのォ~。。。 前置きはこのぐらいでけっこうでござ~ますから。。。 あのォ~。。。 エロいお話をしてくださいなァ。 うふふふふふ。。。 そろそろこの記事を読んでくださっているネット市民の皆様も退屈していると思うのでござ~ますわァ。

あれっ。。。 卑弥子さんも退屈し始めているのですか?

あたくしの事はどうでもよいのですわ。 それよりも、この記事を読んでくださっているネット市民の皆様にエロいお話をしないといけませんわ。 「エロい源氏物語」というタイトルを掲げたのですものォ~。。。、エロいお話がないと誇大広告になってしまいますわァ。

解りました。 じゃあ、すぐにエロい場所に飛躍しますね。 卑弥子さんもじっくりと読んでみてください。

 


音勢(おとせ)は夜に入っても帰らない。
(母親の)浅香の酌で酒を飲んだ吉光公は、したたかに酔い、横になる。
浅香がまめまめしく尽くす。
当然のなりゆきとなる。

 (ここからは読み下し文)

浅香は久しく男の傍らを、遠ざかりつることなれば、歳はとっても何となく、初々しさに気もときめき、自由になれば吉光は、やがて抱きしめ手をやつて、山繭の腰巻を、探りひらきて内股へ、わり込み給へば思ひの外、肌ざわりさへすべすべし、毛はふつさりと房やうじを、並べていぢる如くなる、


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だんだん奥へさしこむ手先に、紅舌(さね)はさはれどこの辺り、吐淫ぬらぬら溢れ出て、滑(ぬめ)りて紅舌もつままれず、況(ま)して陰門の両淵は、流るるばかりのありさまに、吉光もはや堪(たま)りかね、両手でぐつと内股を、おし広げて足を割込み、鉄火に等しき一物をあてがひて二腰三腰、おせば下より持ち上げる、はずみにぬるぬる毛際まで、何の苦もなく押し込めば、その開(ぼぼ)中の温かさは、いふも更なり忽地(たちまち)に、子宮(こつぼ)ひらけて鈴口を、しつかと咥(くわ)へて内へひく、その心よさ気味よさは、何に喩(たと)へんものもなく、吉光は目を細くなし、口をすぱすぱ吸いながら、大腰小腰九浅一深、上を下へとつき立て給ふに、浅香は子供を二三人産みたる開(ぼぼ)にて、さまざまの道具だてさへ多ければ雁首(かりくび)より胴中へ、ひらひらしたもの巻きついて出しいれのたび玉茎(たまぐき)をしごくやうにてえも言はれず、吉光あまたの側室を抱へ、いろいろ楽しみたりといへど、かかる稀代の上開(ぼぼ)は、いまだ覚えぬばかりにて、それいくいくア、またいくと、浅香が背中へ手をまわし、力一ぱい抱きしめて、嬌(よが)り給へばさらぬだに、浅香は誠に久しぶり、殊(こと)には太く逞しき、一物に突きたてられ、ヒイヒイフウフウム、フウと、声をも立てず最初から、精をやりつづけて息もはづみ、正体もなき折からに、


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アアソレいくよまたいくよと、男に嬌(よが)りたてられて、何かは以(もっ)てたまるべき、五臓六腑を絞るばかり、陰水どろどろずるずると限りもあらず流れ出て、昔を今にかへり花、たのしく其夜を明したり。

 (ここから現代文)

そもそも浅香は色好みの性で、15歳で大納言蟻盛卿のおそば勤め中にお手がつき、というより浅香の方から手を取りて、あげくは妊娠、卿は実家に帰らせる。


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産まれたのが音勢である。
世間の手前、出産前に婿を迎えたが、とんでもない食わせ物で、すぐさま離縁した。

(読み易いように改行を加えました。
赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライブラリーより)




158-160ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根達郎
2009年9月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社新潮社


 



デンマンさん。。。 どうして読み下し文を現代文になさらないのでござ~ますか?



「読み下し文」そのままの方が、なんだかずっとエロいのですよう。 卑弥子さんも、そう思いませんか?

そうかしら? でも、娘の「水揚げ」の場面がないではござ~ませんか?

あのねぇ~、 この場合、娘の音勢(おとせ)よりも色好みの母親・浅香の方がエロっぽいのですよう。

それはデンマンさんの個人的な意見でざ~ますわ。 音勢(おとせ)のことを思わせぶりに語っておきながら、「水揚げ」の場面がないので、この記事をお読みになっているネット市民の皆様方はガッカリしていると思いますわ。

あのねぇ~。。。、音勢(おとせ)の場面を読みたい人は地元の図書館で『春本を愉しむ』を借りて読んでみてください。




初出: 2013年2月8日



【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。
わたしもバンクーバー図書館で『春本を愉しむ』を借りて読んでみたいと思いますわ。

歌川 国貞(うたがわ くにさだ)は1786(天明6)年に生まれ、1865(元治元)年に亡くなっています。
79歳でした。
のちの三代目・歌川豊国のことです。
墓所は亀戸の光明寺にあり、墓も現存しています。
明治維新になる3年ほど前に亡くなったのですわね。

作品の数は浮世絵師の中で最も多いそうです。
その作品数は1万点以上に及ぶと言われています。

柳亭種彦『偐紫田舎源氏』の挿絵は「源氏絵」ブームを巻き起こし、歌舞伎にも影響するほどでした。
また国貞時代の春画も彼の力量を良く伝えるものです。
代表作として「浮世名異女図会」、「思事鏡写絵」、「当世美人合」、「当世美人流光好」、「時世江戸鹿子」、「江戸名所百人美女」、「星の霜当世風俗」などといった美人画シリーズに秀作があります。
春画もたくさん描いたのですわね。

ところで、卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。



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『女帝の平和』

『アタマにくる一言』

『悪女レオタード@昌原市』

『スウィートビーン』

『ガチで浦島太郎やし』

『ご苦労さま』

『デンマンのはなし』

『卑弥呼の墓』

『室生犀星と人間学』

『松平春嶽ダントツ』

『英語は3語で伝わる』

『くだらない物』

『漢字で体操』

『面白い漢字テスト』


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『日本のエロい文化』

『女のオナラ』

『紫式部と宮本武蔵』

『頼朝の死の謎』

『パンツと戦争』

『海外美女 新着記事』

『日本語を作った男』

『江戸の敵を長崎で』

『芸術は尻だ』

『尻の芸術』

『左翼的な下着』

『エロい源氏』

『ネット市民は見ている』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。


(hand.gif)



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ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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