後家殺し (PART 1)
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夜のしずまに 鳴く虫の
ぬれたあの夜の 秘伝の味は
人から人へ うわさにのぼる
明の鳥も のど鳴らし
もいちど飲みたや 御家ごろし
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デンマンさん。。。 なんだかエロい雰囲気ですわねぇ~。。。 うふふふふふ。。。
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。。。ん? ジュンコさんは、エロい雰囲気を期待しているのですかァ~?
だってぇ~、上のイラストや詩を読むと なんとなくエロい気分になるではありませんかァ~!
そうですかァ~。。。
あらっ。。。 今日はエロいお話ではないのですかァ~?
実は、真面目な話なのですよ。。。
あらっ。。。
ジュンコさん!。。。 急にガッカリしたような表情を浮かべましたねぇ~。。。
別に。。。
じゃあ、とりあえず、次のクイズに答えてください。。。 江戸時代に使われた次の農機具の中で「後家殺し」と呼ばれたのはどれでしょうか?
1) 備中鍬(びっちゅうくわ)
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弥生時代から存在していた股鍬が改良されたもの。
弥生時代のものは木製だったが、古墳時代になると鉄製のものも生まれた。
刃の先が2本から6本に分かれているものを「備中鍬」と呼称した。
「備中鍬」の名前で呼ばれるようになったのは江戸時代からで、別名に「万能」、「マンガ」などがある。
歯が三本の備中鍬は三つ子、三本鍬、三本万能、三本マンガと呼び、歯が四本の備中鍬を四つ子、四本鍬、四本万能、四本マンガと呼んだ。
刃の形状には、尖ったもの、角形、撥形がある。
備中鍬は文化文政時代に普及、平鍬と違い、湿り気のある土壌を掘削しても、金串状になっている歯の関係で歯の先に土がつきづらいのが利点。
粘土質の土壌や、棚田を耕すために使われた。
また、馬や牛を所有することが出来ない小作農にもよく使われた。
2) 唐箕(とうみ)
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唐箕とは、臼などで籾殻をはずしたあと、風力を起して穀物を 籾殻・玄米・塵などに選別するための農具。
中国で開発されたといわれており、宋応星の『天工開物』に「風扇車」として最初の記述が見られる。
日本では、佐瀬与次右衛門の『会津農書』(1684年刊)で紹介されたのが最初である。
『和漢三才図会』(1712年刊)にも記載されており、そのころから日本の農家にも広がっていったと考えられ、近世期から現代まで使われてきた。
稲作が機械化したのちも唐箕は豆やソバ等の選別に使われ、現在でも農機メーカーからかつての木製のものと基本的に同じ構造の唐箕が市販されている。
価格は数万円程度である。
3) 踏車(ふみぐるま)
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踏車とは、日本において江戸時代中期以降に普及した足踏み揚水機。
人が車の羽根の上に乗り、羽根の角を歩くことで車を回し、水を押し上げるからくりをいう。
別名を水車と称すが、原動機である水車とはエネルギー(人力と位置エネルギー)の変換方向が異なる。
なお類似のものはアジアの稲作地域に見られる。
大蔵永常の文政5年(1822年)の著作『農具便利論巻之下』によると、寛文年中(1661年から1672年の間)に大坂農人橋の京屋七兵衛と京屋清兵衛が制作し、宝暦から安永の頃(1751年から1780年の間)までに日本諸国に広まったと記録されている。
4) 唐棹(からさお)
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唐棹は日本の農具の一種で、麦や大豆など、穀物の脱穀作業に使用する道具。
唐竿、連枷、くるりなどとも呼称する。
長い竹竿の先端に、回転する短い棒を取り付けた形状をしている。
この竿を持ち、むしろの上に広げられた穀物を、短い棒を回転させながらたたき、脱穀する。
このような脱穀方法を、千歯扱きなどの「梳き」に対して「打穀」と呼ぶ。
この唐棹による脱穀は、稲や麦だけでなく他の作物にも幅広く応用できたので、世界各国に数多く似たようなものがある。
西洋では唐棹状の農具を元にしたフレイルと言う打撃武器が開発され、甲冑を身に纏い、剣では有効な打撃を与えることが難しい重装騎兵に対する対抗手段として大いに普及した。
沖縄のヌンチャクも、唐棹をもとに考案されたと言われている。
日本ではお殻打ち棒といわれ、竿と短い棒を連結していた金具は鉄鎖、短い棒は鉄造りとなった。
5) 千歯扱(せんばこき)
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千歯扱は、元禄期に和泉国大鳥郡高石北村字大工村(現在の大阪府高石市高師浜の一部)の宇兵衛により考案された日本の古式の脱穀用農具。
木の台の上から鉄製の櫛状の歯が水平に突き出した形をしている。
また竹製の歯の場合もある。
稲扱きと麦扱きに分かれる。
木製の台に付属した足置きを踏んで体重で固定し、櫛状の歯の部分に刈り取った後に乾燥した稲や麦の束を振りかぶって叩きつけ、引いて梳き取る。
稲の場合にはこれで穂から籾が落ちるので、脱穀が完了する。
麦の場合には穂が首から折れて穂のまま落ちるので、これをさらに叩いて脱穀する。
この農具の開発までは、手に持った扱箸(こきばし)という大型の箸状の器具で穂を挟んで籾をしごき取っていたため、束のまま一気に脱穀できる千歯扱きの発明によって、脱穀の能率は飛躍的に向上した。
大正時代になると、千歯扱きからの発展形として、足踏み方式の回転ドラムにループ状のピンが多数植え込まれた足踏み式脱穀機が開発されてさらに脱穀効率が向上し、さらにこれが動力式に発展した。
これを機に改良の余地が無い千歯扱きは急速に衰え、昭和初期に製造の終焉を迎えるが、大切な種籾を痛めず扱く事が出来たため、昭和の半ば頃まで使われていた。
本当に真面目なクイズですわねぇ~。。。
だから、言ったでしょう!。。。 僕はウソとジュンコさんの尻は突きませんから。。。 うしししししし。。。
そのような下卑たギャグはおやめになってくださいなァ。。。
。。。で、ジュンコさんの答えはどれですか?
もちろん、踏車(ふみぐるま)ですわァ~。。。 こんなのに1日中乗らされて ハツカネズミのように働かされたら、日が暮れる頃にグッタリして死んでしまいますわァ~。。。
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実は僕も、これかなァ~、と思ったのですよ。。。 でもねぇ~、違うのです。。。 答えは、千歯扱(せんばこき)なんです。。。 これを江戸時代の農民は「後家殺し」と呼んだのですよ。。。
どうしてですか? それほど重労働とは思えませんけれど。。。
あのねぇ~、重労働になるから後家さんを殺すという意味ではないのです。。。 千歯扱が利用されるまでは、手作業で稲穂から籾を落としていたのですよ。。。 この作業が多くの未亡人(後家さん)の仕事だった。。。 これによって、後家さんは収入を得ていたのです。。。 ところが千歯扱が導入されると、後家さんの仕事がなくなってしまったので、後家さんは殺されたのも同然になったというわけで、「後家殺し」とか「後家倒し」と呼ばれたのですよ。
なるほどォ~。。。 このクイズのために、わざわざ私をお呼びになったのですか?
いや。。。 もちろん、そればかりじゃありません。。。 実は、落語に「後家殺し」という演目があるのですよ。。。
どうですか? 上の落語を聞いて面白かったですか?
私は、人が殺される場面が出てくる話は、好みではありませんわァ。。。 どこが面白いのですか?
あのねぇ~、ただ聞いただけで、現在の日本人で、この落語の面白さを理解できる人は、かなり落語のオタクですよ。。。
あらっ。。。 それほど深い意味がある落語なのですかァ~?
あのねぇ~、噺の最後にお奉行さんが、ポンと膝をたたいて「よっ、後家殺しッ」と言う所がミソです。。。
どういうことですか?
「後家殺し」というのは、関西では、浄瑠璃にかける“ほめ言葉”なのですよ。。。 語源は不明だけれど、後家を悩殺するほどの色男、という意味なんです。。。 また、浄瑠璃に使われる 義太夫の三味線は「太(ふと)ザオ」なのです。
太ザオと言うと。。。?
三味線は四角状の扁平な木製の胴の両面にネコやイヌの皮を張り、胴を貫通して伸びる棹(サオ)に張られた弦を、撥(ばち)で弾くものです。。。 この棹が太いわけですよ。。。 だから、太いモノを後家は喜ぶという連想から「よっ、後家殺しッ」と言うわけです。。。 うししししし。。。
つまり、この事を言うために、わざわざ私をお呼びになったのですか?
いや。。。 それだけではありません。。。 あのねぇ~、ジュンコさんが好きなゴルフ用語に「後家殺し」があるのですよ。。。
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そのような用語を聞いたことがありませんわァ~。。。
だから、僕はジュンコさんは知らないと思ったので呼び出したのです。。。 たぶん、ジュンコさんは 聞き過ごしていたのですよ。。。
いったい、ゴルフの どういう時に「後家殺し」が使われるのですかァ~?
あのねぇ~。。。、 パターで打った球が穴の周囲をなめて入らなかった時ですよ。。。
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なぜ、そういう時に「後家殺し」と言うのですか?
アソコを舐めるだけで入らないからですよ。。。
(ジュンコさん、判ったらしく、ニンマリと笑って 恥ずかしそうに顔を赤らめて スカートの裾を持ち上げて顔を隠しています! だけど、パンツが丸見えです! 頭隠して尻隠さず! 顔を隠してパンツ隠さず!)
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(すぐ下のページへ続く)
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