日本に来てはみたけれど
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いったい誰が日本に来てみたのよ?
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中国人の若者ですよ。。。家庭の貧困や、学力が低くて中国の大学に入学できなかった者が、両親を説得したり、あるいは両親から説得されて、日本の大学を出てその学歴を武器に中国に戻り大会社に就職したり、ソフトウエアの会社を立ち上げようという夢を持って日本にやってきたのですよ。。。
でも、なんだか その若者たちを待ち構えていた日本の現状はあまり良くない印象を与えるわねぇ〜。。。
実は、多くの中国人の若者がやって来たけれど、半分以上が中国に戻ったり、留学ビザが更新できずに不法滞在者になって日本に隠れ住んでいるのですよ。。。
あらっ。。。それは大変なことじゃない。。。
実は、ユーチューブで「人間ドキュメント」のビデオクリップを探していたら次のクリッぷに出くわしたのですよ。。。
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日本の大学入学試験に合格するために、まず日本語学校に通って日本語を上達させるのねぇ〜。。。
そうです。。。日本に着くと、中国人留学生向けの安い療に入って生活するのですよ。。。生活費を節約するために、皆 自炊です。。。
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この「西尾久会館」というのは、東京の荒川区にある倒産した元プラスチック加工工場を寮に改造したものです。。。
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部屋は、どれも二人部屋で、2段ベッドが備え付けられてある。風呂、トイレ、台所は共同使用。。。
まさに寮生活ねぇ〜。。。でも、いつ頃の話なのよ?。。。
2004年頃の話です。。。
今から20年も前の話ねぇ〜。。。当時の日本は、すでに経済大国から転がり落ち始めていたんじゃないのォ〜?
確かにそうです。。。でも、まだアメリカについでGDPは2位だった。。。それに、マンガとアニメが世界的にブームになって日本は注目されていたのですよ。。。
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このドキュメンタリーでは3人の中国人に焦点を当てて東京での生活を紹介しているのです。。。その一人が23歳の屈長海(くつ ちょうかい)さん。。。
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大連出身です。。。日本と違い中国では大学の数が少なくて、エリートだけが大学生になるというのです。。。屈さんは、残念ながら大学に入学できる学力がなかったので実家のりんご園の手伝いをしていたのだけれど、そのりんご園も2年後には日本の工場になるということで、母親のすすめもあって、屈さんは日本で大学を卒業して、大連に戻って良い会社に就職するつもりで日本にやってきたわけです。。。
現在は、大連は経済的にも発展を遂げてるじゃない。。。
そうなのですよ。。。人はみな時代の落とし子だと言うけれど、時代の影響をもろに受ける。。。この当時、大連では国営企業の破綻が続いて、深刻な就職難だったというのです。。。でも、日本企業は2000社余りが安い賃金の労働力を求めて大連に進出しているのです。。。
屈さんは、そういう日本企業に就職すればいいじゃない。。。
でも、日本語の語学力が要求される。。。屈さんには日本企業に就職できるだけの語学力がない。。。
それで、わざわざ日本の大学へ留学するためにでかけたわけ?
そういうことです。。。屈さんは、まず日本語学校で日本語をレベルアップして、それから大学受験です。。。日本語学校に入学するために、東京にやってくるだけで、130万円の費用がかかったそうです。。。これは家族がやっているりんご園の年収の5年分だというのです。。。
なんだかすごいわねぇ〜。。。でも、『サヨナラニッポン』に登場した王さんは日本に行かずに日本語をマスターしてコールセンターのオペーレーターとして働き始めたじゃない。
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大連に渡った日本の若者たちは日本語で仕事ができるコールセンターのオペレーターとして働いているのです。。。
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上のビデオでは、ここで働いている37歳の張替禎史(はりがえ さだふみ)さんを紹介しています。。。大連にやって来て この上のコールセンターで働き始めて3年目になるというのです。。。
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張替さんは結婚しているのォ〜?
独身です。。。
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日本では、京都の大学で仏教史を専攻して博士号まで取得したというのですよ。。。
大学で助手として働かないのォ〜?
日本は人口の減少で、大学生の数も減りつつある。。。だから、当然、教職員の数も少なくなる。。。そういうわけで張替さんが就けるポストも少なくなるわけです。。。具体的なことは張替さんは言わなかったけれど、研究者や教育者の道は諦めたというのですよ。。。
仏教史の博士号では、大学の先生になる他には使い道がないわよねぇ〜。。。
そういうことですよ。。。それで、サヨナラニッポンしたのです。。。
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同じ職場に、日本語がペラペラな25歳の王さんがいて、王さんがメールで日本語を教えて欲しいということがきっかけで張替さんは彼女と付き合い始めた。。。
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中国の大卒者は2年以内に転職する人が70%もいるのですよ。。。カナダでも、夜学に通ってスキルアップして、たいてい3年から5年の間に、より良い職場、より良い給料を求めて転職します。。。僕もトロントでコミュニティ・カレッジに通い、最初のコンピューター・プログラマーの仕事についてから、2年で、よりよい職場と給料を求めて、イエローナイフの準州政府の財務省で財務書類のコンピューター化の仕事に就いたのです。。。そこも2年で辞めて、バンクーバーに出てきて経営コンサルタント会社で働くようになった。。。そこも2年で辞めて、ランガラ・カレッジでコンピューター・サイエンスの講師として働くようになった。
ケイトーの場合は、ちょっと転職のしすぎよねぇ〜。。。
『サヨナラニッポン』より
(2023年7月29日)
確かに、屈さんは中国にいながら、王さんのように日本語をマスターして日本の企業に就職することができたかもしれない。。。
でも、日本の企業は大卒を最低条件にしているのじゃない? もし、そうだとすると、多分、そうだけれど。。。、屈さんは、中国で大学に行けなかったのだから、日本へ行って日本語を勉強して日本の大学を卒業するしか中国で仕事を見つける方法がなかったんじゃないのォ〜?
でもねぇ〜、僕だったら、家族の年収の5倍もかけて、日本留学など考えられないですよ。。。僕が海外に出ていったのは、日本が経済大国だったこともあって、恵まれていたのだけれど、自分で働いて、3年間は遊んで暮らせるだけの金をためて、海外に出てゆきました。。。
でも、それは、ケイトーが大学を卒業して、研究室に入って、先輩に引き抜かれて松下産業に中途(不正)採用されたからできたことなのよ。。。経済大国の日本は当時人材不足でケイトーはラッキーだったのよ。。。でも、屈さんは、その前段階よ。。。中国で就職するには、いったん大学に入れなかった者は、日本で大学を卒業して、その学歴を武器に中国で良い企業に就職するしかないのよ。。。
でもねぇ〜、僕なら、家族の年収の5倍もかけて、日本留学など考えないで、中国でしっかりと勉強して、中国の大学に入学しますよ。。。
屈さんも、お母さんもそういう考えが持てなかったのね。。。大連には日本企業が2000社も進出しているので、ついつい日本ということが頭から離れなかったのよ。。。
僕が『サヨナラニッポン』と『日本へ来ではみたけれど』のビデオを観て、つくづく思うのは人の一生はその時代に、ものすごく影響されるということですよ。。。でも、どのような時代であれ、『日本へ来ではみたけれど』の劉(りゅう)さんは2度めの受験で国立大学に合格した。。。
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日本人の大学関係者を装った男に、推薦入学で自分の私立大学に推薦入学できると15万円を騙されて取られてしまい、ショックで、中国に帰ろうとしたけれど、お父さんに励まされて日本に留まり、みごと国立大学に合格した。。。『サヨナラニッポン』の王さんは日本に行かずに日本語をマスターして、日本語のコールセンターに就職し、それをステップに、さらに2年後の転職を目指して頑張っている。。。
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結局、ケイトーは何が言いたいの?
どのような時代でも、必ず、頑張れば苦境から抜け出せる道があるのですよ。。。ただ、どのようにすればよいのか? その情報をゲットできるか? 出来ないか?…が失敗と成功の別れ道ですよ。。。130万円も出して日本へやってくる前に、屈さんはネットで情報収集すべきだったのですよ。。。そうすれば、中国で活路を見い出せる道があったかもしれないのです。。。
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【ジューンの独り言】
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ですってぇ~。。。
貴方は、狭い部屋に引きこもりながらこの記事を読んでいますか?
どのような時代でも、必ず、頑張れば苦境から抜け出せる道があるのです。。。ただ、どのようにすればよいのか? その情報をゲットできるか? 出来ないか?…が失敗と成功の別れ道です。。。デンマンさんは、そう断言していますが、貴方も 狭い部屋から抜け出して 海外に飛躍したいと思いませんか?
ええっ。。。 「そんなことは、どうでもいいから、他に、もっと楽しいことを話せ!」
あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?
分かりましたわ。
シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。
次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。
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■『空飛ぶスパイ』
■『愛情はふる星@ベトナム』
■『ヒラリーと塩野七生』
■『ケネディ夫人@インドネシア』
■『究極の大前研一批判本』
■『フェルメールの謎』
■『女に文句を言う女』
■『あなたの祖国』
■『宮沢りえ@韓国』
■『正しい戦争』
■『ゴールデンシャワー』
■『死刑廃止』
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■『かまびすしい』
■『今、新たな戦前』
■『クレオパトラ@アラビア』
■『政府は嘘をつく』
■『犬と人間と戦争』
■『未来予測』
■『知られざる悲劇』
■『量子活動家』
■『アンネの運命』
■『10次元の世界』
■『ポーランドの犬』
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■『熟女ヌード@デンマン』
■『ロッキード事件の真相』
■『政府と役人と嘘』
■『ジュンガル』
■『地球温暖化は避けられない』
■『国際平和連合』
フェ』
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■『ネットの主要言語』
■『中国人がアメリカを発見した』
■『2000年前の光通信』
■『習近平皇帝』
■『習近平@フランス』
■『チャールズとダイアナ』
■『マグダラのマリアの真実』
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■『ソロモンとキリスト』
■『AIは危険か?』
■『サヨナラニッポン』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。 バーィ。
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ィ~ハァ~♪~!
メチャ面白い、
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■ 『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』
■ 『今すぐに役立つホットな情報』
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