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村上春樹 小説と音楽 (PART 1)

2019-04-23 10:56:11 | お笑い・ユーモア・娯楽・ゲーム・音楽
 

村上春樹 小説と音楽 (PART 1)

 


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デンマンさん。。。、どういうわけで村上春樹を取り上げるのですか?


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オマエは不満なのォ~?

別に不満ではありませんけど、デンマンさんは村上春樹の小説を1冊も読んだことがないのでしょう?!

そうだよ。。。

だったら、村上春樹を取り上げて、ああだァ~、こうだァ~という資格がありませんよ!

民法とか刑法で、そう決まってるわけぇ~?

法律で決まってるわけじゃないけれど、村上春樹の小説を一度も読んだことがない人が、どうして村上春樹のことを語る資格があるのですかァ~?

あれっ。。。 村上春樹の記事を書くには、ハルキスト3級とかいう資格を持ってる必要があるわけぇ~?

別に、そういう資格があるわけじゃないけれど、常識的に考えても、せめて2冊か3冊ぐらい村上春樹の小説を読んでから、記事を書くべきではありませんかァ~?

あのさァ~、そう言う固いことを言うなよゥ。。。 言論の自由、表現の自由は、日本国憲法でも保障されているし欧米の国々の憲法でも保障されているのだよ! 誰が何を言っても書いてもいいのだよ! それが自由の国に生きているということだよ。。。

でも。。。、でも。。。、どういうわけで村上春樹を取り上げるのですか?

バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのだよ。。。



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ボビー・ヴィーは「テイク・グッド・ケア・オブ・マイ・ベイビー」の大ヒットで知られる白人男性シンガー。

 



 

1959年2月、バディ・ホリーやリッチー・ヴァレンスが小型飛行機で墜落死し、予定されていたライブに急遽代役として出演してデビュー。

その後ロサンゼルスのリバティ・レーベルと契約し、敏腕ポロデュ-サー、スナッフ・ギャレットのもとでティーン・アイドルとして頭角を現してゆく。

 

1960年に「デビル・オア・エンジェル」で初めてトップ10入りを果たし、その勢いに乗って同年発売されたのが「ラバー・ボール」である。

 



 

この曲は『1973年のピンボール』で「1960年、ボビー・ヴィーが「ラバー・ボール」を唄った年だ」と、あたかもその年を代表するかのように言及されるが、それは必ずしも明白でない。

「ラバー・ボール」は全米6位まで上がったが、この年最大のヒット曲はパーシー・フェイス・オーケストラの「夏の日の恋」であり、

9週連続全米1位を獲得した。


 


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また、エルヴィス・プレスリーも「イッツ・ナウ・オア・ネバー」と「今夜はひとりかい?」で

それぞれ5週と6週連続1位を達成しているし、

その他にもザ・ドリフターズの「ラスト・ダンスは私に」や

レイ・チャールズの「ジョージア・オン・マイ・マインド」など、

現在でもよく知られる曲がこの年のヒット曲として並んでいる。

 







 

ここには初期村上作品特有の音楽の用いられ方が現れているといえるだろう。

つまり、客観的な意味でのヒット曲ではなく、登場人物の私的な選曲が断定的に語られることで、誰もが知る固有名詞による<正統的な歴史>ーーーたとえばここで、ザ・ドリフターズの「ラスト・ダンスは私に」が挙げられた場合を想像すれば良いーーーが脱臼させられ、読者がそれぞれの経験に根ざした楽曲を代入する<空白>として機能しているのだ。

こうした代替可能な記号こそが、作品と読者の間の回路を確立するのである。

 



 

 (著者: 大和田俊之)

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




132-133ページ 『村上春樹の100曲』
編者: 栗原裕一郎
2018年6月15日 第1刷発行
発行所: 株式会社 リットーミュージック




つまり、次の箇所を読んでデンマンさんはムカついたのですかァ~?



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この曲は『1973年のピンボール』で

「1960年、ボビー・ヴィーが

「ラバー・ボール」を唄った年だ」と、あたかもその年を

代表するかのように言及されるが、

それは必ずしも明白でない。


「ラバー・ボール」は全米6位まで上がったが、

この年最大のヒット曲は

パーシー・フェイス・オーケストラの

「夏の日の恋」であり、

9週連続全米1位を獲得した。


 


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僕は別にムカついたわけじゃないけれど、村上春樹が「1960年、ボビー・ヴィーが≪ラバー・ボール≫を唄った年だ」と、あたかもその年を代表するかのように書くと、パーシー・フェイス・オーケストラの「夏の日の恋」に痺れている女性はムカつくのだよ! 「いいえ、その年には≪夏の日の恋≫が大ヒットしたのだわァ~♪~!。。。と。。。



つまり、そう言う女性をデンマンさんは目撃したのですか?

そうなのだよ! 次のメールを読んでごらんよ!



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件名:

初夏 もうすぐ梅雨に入ります。

 


差出人: 九条多佳子
発信: kujo-takako48@outlook.jp
送信日時: ‎Tue, Jun 5, 8:38 PM
宛先: bavclay1720@aol.com


名だたる文豪は西洋音楽を愛したそうです。
例えば鴎外のドイツオペラ、漱石の洋楽コンサート...
でも彼らは余る教養人であり高尚過ぎても不思議ではありません。

私が彼らと位置を同じくして音楽を語ることは、
それはそれはおこがましく身が縮みますが、
彼らとて愛好するきっかけはあったはずです。

私は難しい音楽は分かりません。
日本古来の伝統芸能は大切だと思っているしそれなりに崇めてもいますが、
歌謡曲や映画はすべてではありませんが、あの間怠さが性に合わず一線を画しています。

何処の地点で西洋のエンタメにかぶれてしまったのでしょうね!
前に話したいことがありますが、ある夏の初めちょうど今ごろです。
なぜ季節まで覚えているかと言うと、生家の田植えの時期でした。

母の言いつけどおり裏の 爨屋
この文字初めてでしょう?

当時犬塚ではキッチンを“かしきば”と呼んでいました。
ちなみに広辞苑で引いたらありました。

キッチンで昼食の用意をしていた時

“夏の日の恋”ラジオのメロディーに

心が躍リ身体が釘付けに、

由紀夫兄さんと日比谷で観たロ-ドショウ、

わずか90分のスクリーンから覚えた楽曲です。


 


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“夏の日の恋” テーマソング






“夏の日の恋” 映画 予告編

 

先日、メールをありがとうございました。
久しぶりのポップジャズをはじめ P.C に配信してくれた楽曲をよく聴いています。

変わりなくお元気ですか。
香りを運ぶ初夏の花ライラックはカナダにもあるのでしょうか?

デンマンさんの多才さに今更驚いたわけではありませんが、
英語と P.C をハモらして自在にテクノの世界を操っている様は、ただ羨ましい限りです。

私の趣好に合わせてくれたのかと思うほど受信した楽曲は馴染みのものばかりです。
なかでも“太陽がいっぱい”は由紀夫兄さんを思いだし琴線に触れるものがありました。

 


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目的を達成したときの気分「最高だ」と言うのはここから生まれたのだと教えてもらいました。

良い映画はいつになっても色褪せい。
何やら宣伝文句のようですが、まさにその通りで好きな映画は何回観ても飽きないです。
引き続き映画の話。

ピーナッツ・バター、楽しみにしていますね。

これも映画の影響で、デンマンさんとは毎年会っているのですでに話してありますが、
ブラットピィット、アンソニーポプキンスのコンビで名作(軽いと言われそう)となった
"ジョー・ブラックをよろしく"の映画の中でブラピが瓶丸ごと手に取りスプーンでたべる。

 


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行儀の悪さが醸すセレブの精練されたシーン、それとエンデングの歌声、
デンマンさんが教えてくれたハワイアン歌手イズの哀愁の響、
物語と旋律の化かしあいー幽霊の世界の内容ともどもーなんとも素晴らしかった。

一昨年でしたか、政治が面白いと手紙で書きました。
都知事の小池女史がフル人気の時、政党“希望の党”を立ち上げ
あわや現政権をひっくり返す勢いで突進しなたのですが、
彼女も図に乗りすぎたのか“排除”と言う一言で自身が“排除”される結末に。

今や嘘まみれのアベ政権。
私もしかり。

熱しやすく冷めやすい日本人は、もう皆うんざりそっぽを向いて知らん顔。
テレビニュースを見ても、新聞をよんでも気が萎えるばかり、
ストレスになるのでこの報道には身を反らしています。

今年の始め頃だったか、アメリカ映画"ペンタゴン・ペーパーズ"が紹介されました。

 


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この映画の背景にはトランプ政権の現状、フェイクニュース等が当然あるのでしょうが、
政治の世界を知る由もない私はただこの映画のようなスマートさが欲しいですね。

それにしても不思議なのは、日・米とも支持率が3割り以上と言うこと、ソ連などは8割をキープしているとか。
素人が批判めいたことを書くと怖いのでやめます。

ところでデンマンさん、よく笑いますか?
笑いは長寿の秘訣と言う医学的なデータがあると読んだことがありますが、
私は怒ることもない代わりに笑いのない日常ですが、最近二つの笑いがありました。

一つは蚊のシーズン到来、ここは湿地帯だったようで蚊には最適な場所、多いです。
私を吸血したところでいかがなものかと思いますが、鈍化した神経の間抜けな私と間抜けな蚊のコラボ。
飛べないほど赤黒く腹を膨らませた蚊が、
カーペットの上でコロコロと転がっている様子を見て一瞬ですが大笑い。

二つには英国のロイヤルウエディグ、ここまで書けばもう察したと思いますが、
主役をさらった米国の宣教師マイケル・カリー氏。

ながーいながーい祝詞、途中でスイッチを切リ再度かけたらまだ熱くなっている。
こちらは涙が出るほどの大爆笑、今でも思いだすたびまたこのメールを打ちながら大笑い。

 


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光陰・・・・・・もう6月ですね

今月の通院は一回ですが、7月は六回も有り末には内視鏡検査を受ける予定です。
健康を維持するには日々の食事に留意しようと考えているので時間を惜しまず自炊しています。

独り暮らしなのにかつての主婦業から抜け切れず
無駄な時間ばかり多く一日があっという間に過ぎている現状。

最近ですが原稿を埋めるため一つの言葉が欲しくて備忘記を捲っていました。
自分の作ったこの記録が半分いやその半分でも記憶にあれば、、、、、
この年齢になって大きな後悔、いろいろな意味でもっと学習しておけば、本当に先に立たずです。

長々と言いたい放題ですが、私が練習をしていると思って受けてください。
以前はパソコンに向かうとかなりの緊張がありましたが、
今は薄らぎ面白さも少し出てきましたが、それでもまだ緊張を拭うことはできません。

というのも打ち違いによって消えてしまうのでは?
これが付きまとっています。

しかし終わってから鏡を見ると脳細胞の活発化でいい意味で表情が変わっている、
そこには老婆でなくスマートそうなわたしが。。。(自己愛)

お元気で。


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かしこ




『初夏 もうすぐ梅雨』より
(2018年6月14日)




つまり、デンマンさんの叔母さんの九条多佳子さんは、村上春樹が「1960年、ボビー・ヴィーが≪ラバー・ボール≫を唄った年だ」と、あたかもその年を代表するかのように書いたので、“夏の日の恋”にハマッている叔母さんは、それ以来ムカついて村上春樹が嫌いになったのですか?



いや、その事ばかりじゃなく、それ以前からも音楽の趣味が合わないと言って、叔母は村上作品は読んでないのだよ。。。

でも。。。、でも。。。、小説家で音楽を作品の中に書いている作家は、けっこう居ると思いますけれど。。。

そうかァ~? 夏目漱石、森鴎外、松本清張、海音寺潮五郎、芥川龍之介、井上靖、司馬遼太郎、梶井基次郎。。。 僕の好きな作家たちなんだけれど、この人たちの作品に音楽が出てくるか?

音楽が出てこない作家ばかりをデンマンさんは選んでますよ。。。

そんなことはないってぇ~。。。 ただ単に、僕の好きな作家を並べただけだよ。。。

つまり、小説に音楽のことなど書くな!とデンマンさんは主張するのですか?

もちろん、それは個人の自由だから、歌謡曲や、クラシックや、ジャズやポップスのタイトルを書いてもいいよ。。。 でも、音楽は人それぞれ、好みもすごく違うと思うのだよ。。。 『村上春樹の100曲』を読んでみて、僕と村上春樹の音楽の趣味はずいぶんと違っているのだよ。 こうした代替可能な記号こそが、作品と読者の間の回路を確立するのであると、上の本には書いてあるけれど、こうした代替可能な記号こそが、作品と読者の間の回路を断絶するということもあるのだよ!

要するに、音楽の趣味が違うので、デンマンさんは村上作品をこれまで1冊も読んでない、と言うのですか?

いや。。。 そればかりじゃない! 僕は彼の小説は、書評を読むだけでテーマや構成や、異界に行くとか。。。そういう事が僕の趣味に合わない。。。 上に並べた僕の気に入った作家と比べると、村上春樹は異質なのが、オマエにも判るだろう?

確かに、異質ですよねぇ~。。。

でも、僕は彼のエッセーや、他の人が書いた村上春樹に関する本などは、結構読んでいるのだよ! 彼は、けっこう面白い興味深いエッセーを書く! でも、小説はあらすじを書評で読むだけで読む気が起こらない!

でも、喰わず嫌いは、いけませんよう! 作品を読んでみれば、好きになるかもしれませんよ。。。

そう言うオマエは、村上作品を読んだことがあるのォ~?

ありません。。。 うへへへへへへへ。。。 オイラも異界とか行くのが苦手です。。。 趣味に合いません。。。

だったら、薦めるなよ!



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 (すぐ下のページへ続く)






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