紫式部もビックリ
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デンマンさん、どういう。。。どういうわけで。。。、あたくしがデンマンさんに添い寝しているのでござ~♪~ますかァ?
やだなあああァ~。。。 卑弥子さんが添い寝しているのは光源氏ですよう!
でも。。。、でも。。。、どう見ても光源氏のお顔はデンマンさんですわァ~。。。
あのねぇ~、光源氏のイラストがなかったので、僕の顔を貼り付けただけです。。。 あまり深く考えないでくださいねぇ~。。。
分かりましたわ。。。 で、上の画像を紫式部さんが もし生きておられて見たとしたらビックリなさるというお話でござ〜ますか?
いや。。。そうではないのですよ。。。そういう話はつまらないでしょう!
じゃあ、いったい紫式部女史は、何を見てビックリなさるのでござ〜ますか?
実は、10月28日にNHKの番組で「歴史秘話ヒストリア」を見たのですよ。。。
つまり、このテレビ番組を見て、もし紫式部が生きていたらビックルするだろうとデンマンさんは思ったのでござ〜ますか?
そうです。。。
紫式部さんが何をそんなにビックリなさるのですかァ〜?
紫式部が1000年以上前に書いた『源氏物語』の原本が 現在 すべて一つも残ってないのですよ。。。京都の女子大学で腐女子たちに「日本文化と源氏物語」を講義している卑弥子さんは当然知ってますよねぇ〜。。。
もちろんですわ。。。で、何がそんなにビックリするようなことなのですか?
原本が残っていない平安時代の「源氏物語」のうち、「若紫(わかむらさき)」を鎌倉時代の歌人、藤原定家が書き写した写本が去年の10月に見つかったというのです。。。
このニュースでしたら あたくしもテレビで見ましたわ。。。これまでに見つかった源氏物語の写本のうちで最も古い写本ですわ。。。紫式部が記した原本の表現を知るうえで とっても貴重なものでござ〜ますわァ〜。。。
やはり、卑弥子さんも そう思うのですか?
当然ですわ。。。で、この事を言うために わざわざ あたくしをお呼びになったのでござ〜ますか?
そうです。。。卑弥子さんはネットでは「平成の紫式部」として有名ですから。。。
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■『拡大する』
■『現時点での検索結果』
源氏物語 "卑弥子さん" と入れて検索すると 15,300件もヒットするのですよ。。。
デンマンさんがムキになって『源氏物語』を取り上げて あたくしとたびたび語り合うのを記事にするからですわァ〜。。。
卑弥子さんは源氏物語をメシの種にしているから、この新発見にはマジで興味があるでしょう!?
それは もちろんでござ〜ますわよう。。。
ところで、去年(2019年)見つかった「若紫」の写本が どういうわけで藤原定家が書いたものと判ったのですか?
紫式部女史が源氏物語を書いたのが今から1000年ほど前で、それからおよそ200年後、つまり、平安時代から鎌倉時代に変わる転換期に生きていたのが藤原定家ですわ。。。定家がこれまでに書いた写本は4帖(じょう)伝わっております。。。つまり、「花散里(はなちるさと)」「行幸(みゆき)」「柏木(かしわぎ)」「早蕨(さわらび)」ですわ。。。
。。。で、今回「若紫」のより古い写本が新たに見つかったわけですねぇ〜。。。
そうです。。。藤原定家の子孫にあたる京都の冷泉家が調査した結果、この「若紫」の写本が定家の筆跡と一致したというのですわ。。。
根拠はそれだけですか?
他にもありますわ。。。定家のように位の高い人物しか使うことが許されなかった青墨も使われていたということです。。。
今回の発見が もし紫式部さんが生きていたら2度死ぬほどビックリすると思うのですよ。。。卑弥こさんも そう思いませんか?
確かに、紫女史が生きていたらビックルすると思いますわ。。。なぜなら、現在 あたくしたちが知っている『源氏物語』は紫式部女史が書いた原本とは、あちら、こちらで違っているのでござ〜ますから。。。
それは、どうしてですか?
紫式部女史が亡くなってから数百年も経ってから多くの異なる写本家がたずさわって、物語は写しに写されてきたからですわ。。。
その間に誤字、脱字、見落としや、先入観や、思い込みで物語が原本とは変わってきたということですか?
そういうことですわ。。。全54帖からなる源氏物語の原本が失われ、代わりに内容を今に伝える数々の写本のうち「若紫」については、これまで、およそ450年後の室町時代に書き写された『大島本(おおしまぼん)』と呼ばれる写本が最も信頼できるとされてきたのですわ。。。
つまり、紫式部が表現した内容をおよそ200年後に藤原定家が忠実に復元しようとした写本が今回見つかったということですか?
そういうことになりますわ。。。
なるほどォ〜。。。250年ほどさかのぼった より古い写本というわけですねぇ〜。。。
そういうことですわ。。。紫式部の原本はもちろん、平安時代に書かれた写本がことごとく失われているなか、信頼のおける藤原定家の写本が見つかったことは、学校の教科書や注釈書の内容も変わるような、画期的な発見なのでござ〜ますわァ。。。
ストーリーの内容まで変わるのですか?
ストーリーが大きく変わることはないと思いますけれど、記述内容には細かな違いもあり、今後、研究がいっそう進むだろうと思います。。。
今後、まだ古い写本が卑弥子さんは見つかると思いますか?
こまめに探せば、まだ見つかっていない他の巻も同じように大切に保管されているのではないかと期待したいところでござ〜ますわァ〜。。。
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【卑弥子の独り言】
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ですわァ〜。。。
あなたも、原本に近いお話を読みたいと思いますか?
ええっ。。。「そんな事はどうでもいいから、他にもっと面白い話をしろ!」
あなたは、そのような強い口調で あらくしに命令なさるのでござ〜ますかァ?
分かりましたわァ。。。
では、あなたもビックリするような
忠臣蔵のとっても古い映画をご覧くださいまし。。。
なんと。。。昭和3年(1928年)制作の『忠臣蔵』ですわよう!
無声映画ですけれど、弁士の方がなかなかうまい説明をしてくださいますわ。。。
つい、引き込まれて観てしまうのですわ。。。
浅野内匠頭がどうしてヘマをしでかしたのか?
そのへんのところが詳しく映像に残っております。
観るだけの値打ちがありますわ。。。
では、どうぞ。。。
ところで、どうして小百合さんが
「軽井沢タリアセン夫人」と呼ばれるのか?
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あなたは ご存知でござ~♪~ますかァ?
実は簡単な事なのですわよう。
小百合さんは軽井沢に別荘を持ったのですわ。
小さな頃から軽井沢に住むことが夢だったのですってぇ~。。。
分からない事ではござ~ませんわァ。
そもそも小百合さんが軽井沢に興味を持ったのは、朝吹登水子のエッセーなどを読んだことがきっかけだったとか。。。
現在、朝吹登水子の山荘、睡鳩荘(すいきゅうそう)は軽井沢タリアセンに移築されて公開されています。
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それで、小百合さんは軽井沢タリアセンを訪れては睡鳩荘に足を運んで少女の頃の事を思い出すのが楽しみなんですってよ。
そういう訳で、デンマンさんが小百合さんのことを「軽井沢タリアセン夫人」と呼ぶようになったのですわ。
軽井沢・雲場池の紅葉
軽井沢のイルミネーション
秋の旧軽井沢銀座ぶらり散歩
とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ~~。
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ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。
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